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わたしは搾取されているのか
『ビル・ゲイツ 未来を語る』からの引用、今日で最後になります。やっぱり最後はこの話題、出版の未来についてです。
紙の本を一冊買った場合、代金の大部分は、作品の著者に対してではなく、製造コストと流通コストにあてられる。木が伐採され、すりつぶされてパルプになり、それが紙になる。その紙に文字を印刷したものを製本してはじめて本ができあがる。大多数の出版社は、すぐに売れると見込んだ部数をもとに資本を投下
どうしてぼくは本をやめないのか。
どうしてぼくは、本(書籍)をやめないのか。
出版不況だとかなんとか言われているけれど、その半分は雑誌不況だ。そして雑誌不況の半分は、広告主の不況だ。雑誌不況の残り半分は、ライフスタイルの変化だ。かつて「情報」は雑誌から拾い集めるものであったけれど、いまや「情報」はネットから拾い集めたほうが便利でおもしろい。だからこれから残る雑誌は、「情報でないなにか」を売る雑誌だけになる。一時期市場を席巻した宝
有料のネットメディアが増えていく理由、そして「マインドウェア」の時代
2016年に入り、インターネットメディアに大きな変化の時期が訪れていると感じています。20年以上の歴史があるネットメディアですが、実はまだまだ黎明期であり、これからようやく本格的に進化していくのではないか?とすら思っています。
そのヒントは有料メディアの増加だと思っています。しかし、その有料メディアは、単純にコンテンツをターゲットとしたものではありません。
広告モデルを主体にしたネットメディア
タイトルをかんがえる
紙メディアで喜ばれるコンテンツと、オンラインメディアで喜ばれるコンテンツ、その最大の相違点は「長さ」である。これはスマホの普及以降、ずいぶん定着してきた考えだ。たしかに紙の本であれば10万字が連続して書かれていても問題ないけれど、オンラインコンテンツで、1ページに10万字がずらずらずらずら書かれていたら、いわんやそれがスマホの画面であったなら、いったいどこまでスクロールすればいいのかわからない。な
もっとみるシングルマザーのクッキー屋の話【仕事とわたしのこと⑥】
退社を決めてからの2年間、会社では今まで好き放題広げた風呂敷を、後任に渡せるように全てのことをデータ化していく作業をした。PCを見ればとにかくなんでもわかるように数字にして表にしてグラフにしてリスト化した。
普段の仕事と平行してやったので、2年かかった。
同時に自分のこれからのことについても考えた。
将来のことを考えるとき、ケーキ屋さんで働くパティシエのひとたちは「自分のお店を開きたい」とい
ITはさんかく TVは四角
インターネットがなかった時代のことを、もうよく思い出せないのだけれど、今でも「インターネットはこわい」という人もいるし、また、「テレビはこわい」という人もいる。
「まるごとバナナ(バナナの両端は切り落としてあります)」「ごはんですよ!(これはごはんではありません)」と書かないといけないような昨今のテレビ界だから、「テレビが言っていることは本当のことだ」と思い込んでしまうのも仕方ないのかもしれない
批評をされる覚悟があるか
エスパー魔美 (藤子・F・不二雄大全集)
http://www.amazon.co.jp/dp/4091434061
身に沁みました。
【第一回】「創刊の理念」とはどのようなものか? ——岩波文庫にあって、楽天koboにないもの
さて、私はこれまで、紙とネットの両方において、幾つかの新規メディアを立ちあげて参りました。この連載では、新たにメディアを立ちあげようとすることに興味のある人に対し、視野を広げて頂くきっかけとなれば、という思いで書いて参ります。
このnoteも、この2012年に産み落とされた新規メディアでありますが、このような新規メディアを立ち上げるに際して、最も必要なものは、皆さん、何だとお思いでしょうか。お金
【第二回】ヒットする新規メディアは、「ニーズ」ではなく、「抑圧」から生まれる。 ——「美魔女」ブームが解放した40代女性の「抑圧」とは?
さて、前回はメディア立ちあげにあたって必要な「理念」について、岩波文庫を例に語りました。が、「理念」だけでは、読者にとってはクソの役にも立ちません。「理念」という精神に、骨を通し肉付けしていく段階に入ります。具体的には「何を」(=テーマ設定)、「誰に」(=ターゲット読者)、「どのように」(編集的な方法論やトーン&マナー)伝えていくか、これらを決めるプロセスになります。そして、この「誰に」「何を」「
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