秋カヲリ@星天出版代表

星天出版代表・ライター・母。個を光らせるブランディング編集者として、ジェンダーフリーな…

秋カヲリ@星天出版代表

星天出版代表・ライター・母。個を光らせるブランディング編集者として、ジェンダーフリーな社会を目指し本やコラムを書いてます。てんちむさん共著『推される力』https://x.gd/f3my5 LINK:https://lit.link/akikawori

マガジン

  • 凡人ママ社長の出版奮闘記

    【週1回以上更新】地味に社会不適合なADHDの私が、母親になったことで「ジェンダーフリーな社会」を切望するようになり、出版社を立ち上げてヒイコラやっている様子をリアルに赤裸々に本音でお届け。

  • 年収1000万への道

    卒業1週間前に内定先をクビになり、3社転々としてライターに。その後、独立1年半で年収1000万円に至るまでの奮闘記。

  • オトナ女子の保健室(お悩み相談コラム)

    悩めるオトナ女子が駆け込むお悩み相談所「オトナ女子の保健室」。ゆるっとズバッとお答えします。週2回更新(予定)。お悩み相談はTwitterのDMからどうぞ!@hagiwriter

  • 新人ライターの社内日報

    新人編集・ライターが日報を書き、上司(たまに社長)がときたまフィードバックします。そのリアルタイムな実録集です。

最近の記事

  • 固定された記事

はたらいて、愛したい。

ある日、ぷつんと糸が切れてしまった。 ―こんなになってまで、わたし、何ではたらいているんだっけ? 洗面所の鏡に映るうつろな自分に問いかける。 私の目はうつろなままで、沈黙を貫いている。遠くから泣き声が聞こえる。 ■ 営業先に向かう大江戸線に飛び乗り、窓に反射する自分と目が合った。 コンシーラーで隠しきれないクマ、ファンデーションが浮いた肌。 老け込んだ自分の姿に愕然とする。 バッグの中でスマホが振動し、娘が通う保育園の番号を見て、心臓が跳ねた。電車を降りてすぐにかけ

    • 凡人フリーライターが出版社を作った理由

      5歳からの夢は「物書きになって、本を出すこと」。 副業やリモートワークが当たり前になり、簡単にライターになれる時代だけど、10年前はそうでもなく、しかも私はどうしようもなく凡人で、何度転職してもライターになれなかった。書き手として認めてもらえない、ただの雑用係。 でも、1年前に星天出版を立ち上げ、今年3冊の本を出した。約170万人の登録者数を持つ人気YouTuber・てんちむさんとの共著すら出せた。 そして、今は「物書きになりたい」「本を出したい」という夢のもっと先に、も

      • 燃えた推しは何を考えていたのか?

        豊胸でインフルエンサー失格転落ドキュメンタリーで這い上がれ

        • 「やる気ないなら辞めろ」と怒鳴られ、会社辞めたら人生変わった

          「好きなことを!仕事にしました!!」 と言えば美しいサクセスストーリーだが、その裏には普通に挫折があったりする。 私の場合は「会社員は向いていないから私は出世しない」という確固たるあきらめと「行動しているのに会社に評価されなくてむかつく」という単純な怒りがあった。 私は書くのが好きな文筆家だ。ライターとして記事を書いたり、作家として自分の本を書いたり、ブックライターとして人の本を書いたり、コピーライターとして広告コピーを書いたりしている。文章に関する対応力がそこそこ高く、そ

        • 固定された記事

        はたらいて、愛したい。

        マガジン

        • 凡人ママ社長の出版奮闘記
          1本
        • 年収1000万への道
          14本
        • オトナ女子の保健室(お悩み相談コラム)
          12本
        • メディア
          9本
        • 新人ライターの社内日報
          4本
        • SNS
          3本

        記事

          出産しても母になれず、号泣した話

          結婚しなくても幸せになれる世の中だけれど、私の脊髄には 「絶対に結婚したいし子供も産みたい」 という願望が幼少期から突き刺さっていた。 その強すぎる願望は確かに結婚や出産に向かう行動力になったが、育児の忍耐力にはならないと知ったのは母になってからだった。 少女漫画『りぼん』を読んで育った私にとって「笑顔のウェディング姿と子どもに手料理を出すエプロン姿」がハッピーエンドの象徴であり、30歳になっても独身だったらベランダから身投げしようと思っていた。誇張ではない。恋愛依存症だっ

          出産しても母になれず、号泣した話

          やる前に「やる意味」を考えてしまうあなたへ

          効率重視、コスパ重視の昨今、「これって意味あんのかな?」と自問自答する人は多いと思う。私もしょっちゅう考えては立ち止まる。 自意識過剰なむっつりナルシストゆえに、仕事においても「私がやる意味」を常に考える。風吹けば飛ぶペラペラの新卒時代から「これ、私がやる意味ある?」と考えては首をかしげていた。 タイムマシンに飛び乗って当時の私の頭をパコーンと叩きたいが、残念ながらタイムマシンはまだ開発されておらず、社会人になりたての私は大層生意気なままであった。 代表的なのが飛び込み

          やる前に「やる意味」を考えてしまうあなたへ

          好きを仕事に。その先にある壁

          好きを仕事にするのは楽しい。でも、失うものもある。 書くのが大好きな私は、書いてお金をもらえるライターになって、しかもフリーランスで自由の身になれて、死ぬほどうれしかった。 イヤな仕事をしなくていい、朝早く起きなくていい、出かけなくていい、好きな時間に起きて文章を書いて生きていける。今までの人生に比べたらはるかにイージーモードで「20代からこんなにいい人生送っちゃっていいんですか?」と神さまに聞きたかったくらい。(聞かずに鼻歌歌ってたけど) でも、ライターになるまでは、

          好きを仕事に。その先にある壁

          社会不適合で会社やめすぎな私が、書く仕事だけは続けられる切実な理由

          自意識過剰な自己愛にまみれ、ろくに能力もないうちから「私は特別だから何者かになれる」と盲信していた私は、社会不適合……というか会社不適合だった。平凡な今の自分に満足できず、自分が思い描く「本当の私」に執着して特別になりたがる人間が、会社員に向いているわけがない。新卒の22歳から25歳までの4年間は1年ごとに転職したが、どの会社も続かなかったし、私より先に上司が音を上げた。 1社目「お前、辞めたほうがいいよ」 2社目「もう会社来なくていいよ」 3社目「どうしたらやる気が出る?

          社会不適合で会社やめすぎな私が、書く仕事だけは続けられる切実な理由

          自己紹介します(プロフィール・経歴・実績)

          はじめまして、文筆家の秋カヲリです! 自己紹介がてら、経歴とお仕事のハイライトをまとめました。 秋 カヲリ(あき・かをり) 1990年生まれ。茨城県出身、都内在住。東京女子大学卒。パンセクシャルで、一児の母。発達障害とパーソナリティ障害のグレーゾーンで、メンヘラになったり隠れコミュ障になったり忙しい。 感情の波が激しいが自意識過剰なため、初期段階では「めんどくさい奴」と思われないように明るい活発なキャラを演じる傾向がある。陽キャを演じる陰キャだが、見る人が見ればわかる。 「

          自己紹介します(プロフィール・経歴・実績)

          78億7500万の公式を作っても、多様性は生まれない。

          「俺、実はこっちの人間なんだよ」 彼は片手で拝むようなポーズをして告白した。私は1回瞬きし、深く納得した。 ■ 代官山イケメンとでも称したくなる爽やかさが際立つ彼には、長らく彼女がいなかった。 いかにもモテそうなアラサー男性に何年も彼女がいないのは違和感があり、恋愛に興味がないのだろうと思っていたのだが、いろいろ聞いてみると「結婚はしたい、子どもも好きだからいつかは欲しい」と答えたので、私はいよいよ首を傾げた。 「結婚相手を探そうと思えばいくらでも探せるでしょう。結婚

          78億7500万の公式を作っても、多様性は生まれない。

          「~しないと〇〇って思われちゃうよ」と言わないで

          子どもにうっかり言って後悔した言葉が 「~しないと〇〇って思われちゃうよ」 です。うっかり言っちゃったのには理由があって、私がたくさん言われてきた言葉なんですね。言った、言われた経験がある人は多いんじゃないでしょうか。 ■ 子どもの頃は親から、会社員時代は上司から「もっと~しないと〇〇って思われちゃうよ」ってめちゃくちゃ言われました。まあ、私にそれだけツッコミどころがあったんです。脳内が多動で、飽きっぽく忘れやすい、規律を守るのが苦手……(私にはADHDの気があります)。

          「~しないと〇〇って思われちゃうよ」と言わないで

          SNS時代だって、数字より言葉がうれしいよ

          最近、noteの登録者数がじわじわ増えていてうれしい。一気にバズって伸びるような勢いはないけど、それでも、いやだからこそ、+1の積み重ねの一つひとつが愛おしい。 フォロワーの数字が増えることより、実際にフォローしてくれた、その行動がうれしい。もちろん伸びていく数字もうれしいけど、人の心を動かして、行動につながった瞬間が一番うれしい。 昔はバズりたくてしょうがなかった。でもバズらなくて、バズるのに囚われるのがバカバカしくも思えて、モヤモヤしながら書いたのが「PVに魂を売って

          SNS時代だって、数字より言葉がうれしいよ

          才能のない凡人がはたらく意味はなんだろう

          ライターとして独立してから5年、ずっと嘘をついていた。 いつも自分のことについて書く記事は「少しでも良く見せたい」という邪念が働き、どこかしらカッコつけていた。だってフリーランスだし、仕事につながるように箔つけなきゃと思って。 でも本当は、そういうドヤ顔の文章もキャラクターも好きじゃないし、我ながら「お前は何様だ」と胸焼けする。 だから今日は、初めてカッコ悪い話を書く。 学生時代から「書くのが好き!」と公言してきたので、ライターになってから「ちゃんと夢を叶えてすごいね」

          才能のない凡人がはたらく意味はなんだろう

          ローランドとガクトの炎上対応、なぜ差がついたのか

          ローランド氏とガクト氏がプロデュースしたブランドのデザインパクリが発覚して炎上したが、その後の炎上対応にかなりの差がついた。それぞれ自身のYouTubeチャンネルにて謝罪動画を出したところ、ローランド氏は6割が高評価だったが、ガクト氏はわずか2割。8割が低評価となってしまった。 なぜ同じ炎上案件を抱えつつも、これほどの差が出てしまったのか? ※ローランド氏は高評価6.5万・低評価4059、ガクト氏は高評価1.3万・低評価4.4万(2020年12月25日現在) そもそもの経

          ローランドとガクトの炎上対応、なぜ差がついたのか

          書くスピードが上がる3ステップ|会社員失格女が年収1000万に至るまで

          私は平均すると1日5時間くらいしか働いていないのだけど、それでも会社員時代の倍以上お金をいただけている最大の理由は、書くのが早いからだと思います。 締切に追われた先月末は、10時間で3万5000字書きました。(月末に溜め込みすぎ) 1時間で3500文字だから、1分で58文字。400字詰めの原稿用紙1枚が4分で埋まります。 お金をいただくお仕事の原稿をこのスピードで書けるので、まあまあ早い方だと思うんです。たぶん。(丁寧に書くときは青天井で時間をかけますが) ライターに限ら

          書くスピードが上がる3ステップ|会社員失格女が年収1000万に至るまで

          豊胸で大炎上したてんちむがスゴすぎる。2か月で好感度を爆上げした理由

          てんちむがすごい。すごいったらすごい。すごすぎる。 豊胸隠ぺいによる大炎上からわずか1か月で好感度を爆上げし、ファンを増やしたのだ。炎上直後は30%だった高評価が、12月頭には88%と約3倍になった。 炎上直後はチャンネル登録者数が2万人減って136万人だったが、復帰からわずか1か月で147万人と10万人以上増やした。11月26日現在、復帰から2か月足らずで152万人と150万人の大台も突破している。驚異的なスピードだ。 YouTubeは100万人を突破すると登録者像のハー

          豊胸で大炎上したてんちむがスゴすぎる。2か月で好感度を爆上げした理由