あえてこの作品を紹介!影薄々シリーズ~King Crimson~
皆さんハマタイです。
怪物事変を読み直してやはり晶は可愛いなぁとしみじみ感じてる悩める海牛です。
ぼっち・ざ・ろっくの聴いてそうシリーズが終わり何かまたシリーズ物でも書こうかなーと思ってた矢先に友人が「キンクリのLizardとかBeatって聴いてる人いるの?」と捉えようによっては過激キンクリファンに喧嘩を売ってそうな発言を聞いて「LizardやBeatの方が主に聴いてる人だってきっといるはずだぞ」と思い書き始めました。
そんな書くきっかけにもなったKing Crimsonの影薄々作品をこれから紹介していきたいと思います。
有名な作品~King Crimson~
さて影薄々作品を紹介する前にKing Crimsonの有名作品をまずはさらっと紹介したいと思います。
In The Court Of The Crimson King(クリムゾン・キングの宮殿)
Larks' Tongues in Aspic(太陽と戦慄)
RED
Discipline
主に上記作品は良くプログレ界隈以外でも洋楽好き、音楽好きならば語られている作品なのではないでしょうか。
実際自分も好きな作品です。
しかし逆を言えばこの作品達は既に四半世紀以上数多のあらゆる媒体で紹介されまくり、研究されまくりなので今更多くを語らなくてもいいということでもあります。(まだまだ発見があったりするけどそれは他の人に任せる)
ということでここからはKing Crimson内でもあまり多く語られることのない過小評価されてるスタジオアルバムを紹介していきます。
Lizard
まずはやはり最初のKing Crimson活動期における最も、なんなら全作品でも最たる影の薄い作品かもしれないLizard
ぶっちゃけポセイドンからアイランズまではどの作品もあまり語られてない気がしますがその中でもやっぱりこれは群を抜いて語られてない。オリジナルは全5曲(最後は組曲形式)で、一応キンクリで初の20分超え大作を作っていたりと注目すべきポイントはあったりはします。
どの曲もフリップ節スケール演奏があまりなく、最初のカメレオンなんかはエスニックな雰囲気まで漂わせていたりと全作品の中で一番の異色作品なのかもしれません。最後の組曲でもある表題曲はポセイドンの時のように元ネタがある曲をアレンジではなく全て自作しての初の組曲ということもあり若干強引な流れもありますが中々にヘヴィでポップな面白い曲となってるので是非聴いてほしいです。
Beat
2作品目はもちろんこの作品
そもそも80年代King Crimson自体が賛否両論凄いのにその中でも極めてポップでザ・80年代!な音色となってる作品なのでそりゃまぁ批判も多いしあまり誰も語りたがらないよな、、、となるBeat
かなりポップなのに全然70年代の雰囲気と違うから初心者向けとして紹介もできないのが語られない要員でもあるかもしれません。
YESやGENESISの80年代作品が聴けるならこれも一緒に聴ける、そんな作品でもあるかと思います。(YESやGENESISの影薄々作品もいつか紹介する予定)
またトニーレヴィンのベースを一番堪能できる作品はこれだと思ってるのでベースを聴いて音楽を楽しんでる方達は是非とも聴いてほしいですね。
The ConstruKction of Light
Lizardか、若しくはそれ以上にだーれも語ってないかもしれない(発売当時は一応騒がれてた)ヌーヴォメタルという独自ジャンル路線に入った時期の作品
90年代唯一作となっているThrakはダブルトリオ編成ということもあり未だに語られることもありますが00年代に入ってからの2作、とくにこっちはまぁ影が薄い。
なんならプログレファンでもキンクリにこの作品があることを認知していない人もいると思う。
個人的には次作のパワビリよりもアヴァンギャルドで無機質感もありでカッコいい作品なのになと思ってます。
ここで紹介した程ではないけど比較的影薄作品こと暗黒の世界の突破口をセルフオマージュしてるという点も影薄々芸術として高得点でもありますね。
この収録メンバーでのさらにその先ともなる作品をもっと聴いてみたかったなぁと思いながらこれと次作パワビリは聴いたりしています。
最後に
いかがでしたでしょうか
確かに有名な作品や名曲揃いと言われている高評価な作品を聴くのも楽しいものですが、ある程度バンドがのことを知った状態で低評価だったり忘れ去られかけている作品を今一度聴いてみることによって新たな発見があったりすることもあるかもしれません。
どんなバンドも失敗と言われている作品があったりします。
そいういった作品のことも愛してこそ音楽という世界は奥行きが広がるのではないでしょうか。
影薄々作品シリーズは今後も思いついた時にどんどん書いていきたいなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。