みんなが知ってる?日本のバンドにおけるプログレ曲
皆さんハマタイです。
ラウドパークの余韻とMLB、NPBの開幕までのわくわくの狭間でたゆたう魂となっている悩める海牛です。
少し間が開いてしまいましたが新しい記事を作成しました。
タイトルにもある通りプログレと有名な日本のバンドの関係性について、というかメジャーバンドにこそクオリティの高いプログレ曲があるという紹介記事を書いていこうと思います。
そもそもプログレとは?という方はプログレに関してのwiki等を参考にしてみてください。
tomtomさんの記事なんかも簡潔にわかりやすく書かれているので是非
日本とプログレの関係
まずは日本におけるプログレとの関係性についてさらっと書いていきます。
意外にも日本にもプログレバンドが流行りだしたのは早く(プログレ自体が流行ってない等の暴言はNG)、所謂5大プログレバンドが世界に轟いたころには日本でもぽつぽつとプログレバンドが活動していました。
代表的なバンドとしては四人囃子、The Flower Travellin' Band等が60年代後半から70年代、そして80年代には新●月や美狂乱といったバンドが活動していました。他にも紹介したいバンドはたくさんいますが今回のお題ではないので割愛させてもらいます。
こうしたバンドが活動してはいましたが、如何せんジャンルがプログレ、失礼も承知ですが売れることなどなく、音楽好きの一部がにやにやしながら聴くジャンルのまま時が流れていきました。
こうしたバンド単位で見ていると確かにマイナーなものなのかもしれないですが曲単位で見ていくと、意外や意外、あの有名なバンドやあのアーティストなんかも、さらにはアニソンでもプログレというものは影響を与えているではありませんか!
ということで比較的認知度の高いバンドで、しかし悩める海牛らしくその中でも少しマイナーなものを紹介していきたいと思います。
THE ALFEE
まず先頭打者は仲良し衣装バラバラおじさんことTHE ALFEE
あの愉快なおじさん達がプログレなんてやるわけないじゃんと思ってるそこのあなた!とりあえずこの曲を聴いてみてほしい。
ね?とてつもないプログレ、なんならプログレッシヴメタルとも捉えかねない程強烈な変拍子、全編3人の重厚なコーラス歌唱、長谷川浩二さんによる激しすぎるドラムと素晴らしいでしょ?
あの仲良し三人組がこんな激しい曲を演奏しているんですよ!アルフィーファンはもちろんプログレファンもこれは驚きと感動なのではないでしょうか?
ちなみにこの曲が収録されている夢幻の果てにという作品自体がとてもハードでカッコいいので気になった方は是非フルで聴いてほしいです。
他にもフィギュア17というウルトラマイナーなアニメの主題歌にもなっているboy(RUSHのようにさらっと変拍子を巧く組み込んでる)、最新作からは組曲:時の方舟とだいたいどの作品にも1曲はお約束のようにハードなプログレ曲が収録されているので是非聴いてほしいです。
Mr.Children
続いては国民的人気バンドミスチルことMr.Childrenです
プログレ要素なんてあるの?と思ってる方が多いとは思いますがこちらは作品として、所謂コンセプトアルバムという形式でまるでPink FLoydの狂気のような展開をしている作品があります。
それが深海という作品です。
1996年に発売されたこの作品は代表作ともなっている名もなき詩が入っているのにアルバム単位ではなぜかそこまで聴いてない人も多いのではないでしょうか?
曲間が埋まっていてまるで1枚の曲の如く繋がっている点でも狂気と似ていたり、さらには全体的な暗く浮遊感があったりといった点も実にプログレらしい全体像となっているかと思います。
最初から最後まで聴いて完成される作品なのでぜひとも時間がある時フルで聴いてみてほしいです。
TM NETWORK
某アニメのEDだったり、バナナマン日村の芸でよく聴くあの曲、若しくは赤い彗星関連でたまに聴くあの曲が有名な彼らもプログレ作品を出しています。
全盛期を過ぎて小室ファミリー自体もあまり注目されなくなってきた00年代、TM NETWORKはインディーズレーベルから凄まじいプログレ作品を出していました。
それがMajor Turn-Roundという作品です。
ジャケ絵の文字で察する人もいるかもしれませんが、この作品のアートワークはYESや70年代B級バンド界隈ではほぼレギュラーともいえるロジャーディーン作となっています。
時にクラウスシュルツェのように、時にEL&Pのように、時に懐かしきヘヴィロックのような、そしてどれにもちゃんとTM NETWORK節が乗っかってる知る人ぞ知る最高作品となっています。(ドラムがサイモンフィリップスなの贅沢すぎるでしょ!)
サブスクで配信されていないためあまり聴かれることが今後もなさそうなのがとても残念ではありますが、Amazonや若しかしたら中古CDとして売られているかもしれませんのでこのジャケ絵を発見したら是非とも買って聴いてみてほしいです。
番外編
最後に番外編を紹介します。
誰もが知っているわけではありませんがアニソン界No.1のプログレソングなのでは?と感じた曲があるのでここで紹介します。
はなまる幼稚園というロリコンホイホイ日常系癒しアニメの第10話にてEDで流れたキグルミ惑星という曲です。
まずバックバンドにcali≠gariの村井研次郎氏、ギターに筋肉少女帯の橘高文彦氏、下田武男氏とかなり豪華です。
これだけでも凄いのにさらにこの曲はアニメのEDなのにフルで聴くと6分以上あり、EL&PやDREAM THEATER節炸裂フレーズ等とてもじゃないですがアニソンとしての枠を超えた出来栄えとなっています。
是非聴いてみてください。
最後に
プログレというジャンル自体は永遠にメジャーになることなどない、日陰の石の裏にいるダンゴムシのような存在ですが、それでもこうして有名アーティストがプログレを演奏してくれたりしているのはとても嬉しいことですね。
今後も色々な目線からプログレを紹介していきたいなと思っています。
最後まで記事を見てくださりありがとうございます。
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