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無料で幸せになる方法。日々のある習慣が結果を変える。意思力の無駄遣いは良くないよというお話。

昔は散らかっているのが好きだった。

自分のベッドからでるのが嫌だった。

手の届く範囲に欲しいものがあるからいいんじゃん!そんな足の踏み場もない4畳半の和室。

ほこりがあるから気管支も強くなる、いいことずくめ。これぞ至高の部屋。

なんて、思っていたあの頃。それも今では・・

「あ〜、テンション上がらん!、散らかり過ぎて意識が散漫になる、集中できる環境じゃないーー!!!」

「脱いだジャンパーはハンガーに!出したおもちゃは使い終わったら片付ける、なぜ片付けるというと・・・うんたらかんたら・・」

・・と言う二児の親となった自分がいる。なんで、こんなに変わったのでしょうね。

皆さんはどうですか?

キレイに片付ける派?或いは、散らかっている方が落ち着く派ですか?

今の私は『片付ける派』です。

『片付ける派』に肩入れするようになったのはつい最近のことで、多分キッカケは『意思力』という概念を知ってからですね。確か。

今回は片付けって良いもんだよ、というお話です。

・・さて、片付けの話に入る前に、意思力とはなんぞや?というところからですよね。

といっても私も別に意思力とは・・と丁寧に書かれた何かを見た訳でも、読んだ訳でもないんですけどね。

ノーベル経済学賞受賞者のダニエル・カーネマンの著書『ファスト&スロー』では、フロー状態について説明をする過程で意思の力について以下のように述べています。

・タスクへの集中
・注意力の意識的なコントロール

だとか、

・セルフコントロール
・認知的努力

その為、私の理解もその流れを汲んで、

意思力とは、ものごとに集中し認知的努力を意識的にコントロールする力

と解釈してます。ググると、

自分をコントロールして物事を成し遂げる力のこと

とあり、こちらの方が直感的にわかりやすいかも知れませんね。

ちなみにフローとは、黒子のバスケとかテニスの王子様とかに出てくるような”ゾーン”みたいな概念です。

超集中していてとてつもないパフォーマンスがこともなげに出せる状態、と言えばいいでしょうかね。ミハイ・チクセント・ミハイという面白い名前の方が提唱された概念です。

蛇足ですが、私のフロー体験は、高校生の時、ゲームセンターでデイトナUSAというレースゲームで中級コースを走っていた時と、同じゲームセンターにあったバーチャファイター2で対人戦をしていた時です。

まぁ、あの時は負ける気がしませんでしたね!ふと我に帰った瞬間に負けました。振り返るとたったの7連勝というのがオチといえばオチです。

それにしても、○年前の○○の大きな案件の時・・とかカッコいいこと言いたいものです。

・・話逸れましたけど、そんな意思力ですが消耗します

自我消耗と言い換えても差し支えありません。科学的には、意思力は有限という説もあれば、無限という説もあるそうですが、いずれにしても消耗(減少)するぞ、ということです。

皆さんも経験ないでしょうか?

稟議を通したい社員が、午前中の超重要会議を終え、昼も入れていない疲れ切った上司に稟議の相談をして「・・・まぁいいんじゃない」といった安易な判断を期待するとか・・・

これを社員を旦那さん、上司を財布の紐を握っている奥さんと言い換えて「欲しいキャンプギアがあるんだけどかくかくしかじかで買ってもいいかな・・・」

といった意思力の消耗を狙っての相談事とか、意外とこんなことゴロゴロあるイメージです。

・・ただ、ひとつ注意点としては、意思力が消耗している時のデフォルトの判断が”基本断る”だったら逆効果ですけどね。その時は出直して誠実にいきましょう。

心理学研究の実証実験の例も紹介すると、

7つの数字を12分間憶えていなさい、と指示を受けた人が集中している最中、二種類のスイーツの内、好きな方が選んでいいよ、と言われたそうです。

①カロリーの高そうなチョコレートケーキ
②あっさりとしたフルーツサラダ

さて、どっちを選んだでしょう?

答えは、想像どおりかも知れませんが、チョコレートケーキを選ぶ確率が高かったんです。認知的努力を必要としており意思力(自我)が消耗している時は、利己的な判断や、表面的判断をしやすいから、というのがその理由です。

集中して考えられず誠実にものごとの良し悪しを判断できん、ということですね。

わかります。私もしょっちゅうです。こんなにがんばって働いたんだから、今日ぐらいピザとワインでもいいよね、的な感じです。

こんな感じで意思力は消耗します。そして、消耗した意思力で利己的な判断ばかりしていたら、それは概ね良い結果にはなりません。

一回限りのピザとワインも、それが何回も続くと、体重は増加し、健康に害を及ぼすことにも繋がりかねません。

・・それが食事だけじゃなく、仕事や人生の重要な判断を要する時であったら?

・通しちゃいけない稟議を通してしまった
・逼迫した家計なのに、新しいテントを買っちゃった
・無計画に高額なマイホームのローンを組んじゃった

そう考えると、怖いですよね。意思力は余計なことに使わず、本当に大切な時に使いたいものです。だとしたら・・・

・散らかった部屋で足場を探す努力をしなきゃいけない
・散らかった部屋に入る度、いつか片付けようと毎度考えている
・なにかしようとしたら散らかった部屋の中に魅力的な〇〇が視界に入った

こんなことで、意思力の無駄遣いはしたくない、と心の底から思ったわけです。

これが私が『片付け派』に鞍替えした理由です。

塵もつもれば山となる。利己的な判断も積もれば不幸になる。そう考えてもいいと思いませんか?

仮に汚い部屋の方が精神的に落ち着く〜!という人が居たとしても、たまに部屋の片付けをして、好きなことをしてみるのもいいんじゃないでしょうか。きっと少し違う感覚が待っているんじゃないか、と思います。

不幸にならない判断ができる、それは逆説的に幸せになれるかも知れないということです。

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