見出し画像

過酷なばかりの環境にいたら、病んで当然だろう

つい先日の7月3日、システムエンジニア———SEの働く環境について考える「SE労働と健康研究会」は、厳しい労働状況の改善を図り違反の摘発・是正を求める厚生労働大臣あての要請書をまとめ、発表した。
また、同日、厚生労働省で開いた会見で、「SE労働と健康研究会」の会長である田村氏は、「SE労働者はうつ病などの精神疾患になることが目立つ。個々人ではなく構造的な問題ではないか」
と述べた。その際、SEが過重労働になりがちな背景として上げられたのが以下の4点だ。

・システム開発を行うなかでユーザー企業の都合で仕様変更がたび重なる
納期は決められたままで「厳守」とされる
・開発に携わる人的リソースが不足している
・SE労働者への教育が十分でないのに、重要なシステム開発をいきなり任されることがありミスマッチによる精神的負担がある

どう考えても原因は会社と無理難題を押しつけてくる取引先の横暴です。アリガトウゴザイマセン、月夜バカリト思ウナヨ、コノヤロウ。

自分自身、SEの経験はないが、カスタマーサポートの経験は10年程度ある。

後進の育成に金も時間も労力もかけず、中途半端な研修ですませて最前線に投入し、病んで潰れれば人だけ集めて同じ事をくり返しながら、業務とサポートの品質の要求ハードルだけはきっちり上げていく。

さすがに近年は大昔に比べてずっと環境も改善されて働きやすくなっているが、それで規模が大きいセンターでは、人員=コストとしてできるだけ押さえ、ハードルだけを上げようとする。
高止まりの離職率ついて原因を究明する気は無いらしいし。

脱線してしまったが、すぐ近くに具体的な近侍図があるのに、人手不足に危機感はいだいても、業界全体に蔓延する負の風土については重い腰を上げたくないように思えるのはなぜだろう?

「知識欲と好奇心の尖兵」の職務を全うするため、いただいたサポートは色んな意味で色んな方面に投資させていただきます。ときどき紅茶と簿記・会計。そこそこ愉快な生態もたまにレベルUP