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観葉植物、絶好のお手入れ時期②たまには見放すことも大事

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。
今日は昨日に続き、観葉植物のお話。

お手入れの時期ですよー!
こんなことできますよー!と前の記事で書いたのにも関わらず今日は「見放せ」とはどういうことよ(笑)


私のサトイモ科の植物との相性

我が家には、それはそれは色んな観葉植物がいます。そして、20代から振り返っても、私が観葉植物として家の中で育てた植物は、何種類でしょう…
もちろん、その内の半分(とまでは言わないかな。)上手に育たなかった植物もちらほら。

その中で、私が最も相性が悪い。と思っているのが、サトイモ科の植物。
めちゃくちゃ元気な子を選んで連れ帰っても、どうしてもやってしまう「根腐れ」です。

わかりきっているのに、どうしてもそうなってしいます。

一番手前の背の低い子が「セローム(サトイモ科)」
あ、ここ我が家のリビングの一角。

STEP1.本気の土壌改良をした

かろうじて生きてはいるものの、年々葉を小さくして調子悪そうなこの子達(サトイモ科)を救わねば。

そこで今回は、水やりをしすぎても大丈夫な「(もっと)水捌けの良い土」に改良を決意。
いつもの培養土に、軽石・ボラ土(中粒)バーク堆肥をブレンドして、できる限り水捌けをしやすく。

※「良い土の条件」というのがあるのだけれど、その話は長くなるからまたいつか。

STEP2.ひとまわり小さな鉢へ

根腐れしている根っこも綺麗にハサミで除去して、ひとまわり小さな鉢に植え替えました。

普通であれば、植え替えをするなら、「ひとまわり大きな鉢に植え替えましょう。」というのが教科書通りなのですが、土の容量が大きいとその分水持ちも良くなります。
そこであえて、小さめの鉢(水をたくさん溜め込めない土の量)に植え付けました。

その後どうするかというと。。

STEP3.当面、放置する

弱っている人や、泣いている人を見ると、ついつい気になってしまう。
それと同じで、弱っている植物を見ると、ついつい気になってしまう。のが、人間の性でしょう。

わかる。
気になるもの。

でも、長年観葉植物と暮らしていて、わかっていることが一つ。

観葉植物は、手をかけすぎると余計に拗ねる。
ちょっとめんどくさい子。が、多いんです(笑)

逆を言うと、ちょっと放っておいた方が、自分でご機嫌取り戻したりする、たくましい子だったりもするのです。

私はやるだけのこと(土壌改良)はやった。
あとは、あなたが好きにしなさい。

見放す前のhacoのセリフ

と言うとこで、屋外の直射日光は避けた明るい場所雨の当たる場所、そして地面が土のところ。(コンクリートはだめよ。暑いから。)夏が終わって涼しくなるまで放置してみることにします。

さ、どうなるでしょうか。

※間違えても、寒い時期になってから、観葉植物たちを屋外に放り出すなんてことはしないでくださいね。
あくまでも、この時期だけできることです。

放置組のその後

今まで、そうやって放置して、お日様と雨の元で育った子たちはどうなったかというと、ほとんどの子が復活しています。

これはもしかしたら、暑くなり過ぎない、寒くなりすぎない、温暖な鹿児島の気候も良い方に作用しているのかもしれません。

放置している間、すっかりその存在を忘れている私。
そんな私のことは、当てにもせず太陽と雨と風の力だけで勝手に元気を取り戻していく子たち。

見放しても全然大丈夫。
というか、手をかけ過ぎるって植物にしてみたら迷惑極まりない話なのかも。

ちょうど良いを知る

植物の何が大変って「どうして欲しいか。」を言葉で伝えてくれないところ。
それから、自分で動いてくれないところ。(水が欲しいなら動物なら自分で水飲みに行くでしょ。逆も然り。)

だから、お世話の加減が難しい。と感じる方もいらっしゃいます。
もしくは「水だけやればいいんでしょ、、、」とかね。

植え替え完了後のうちの子達。の、一部(笑)

そんな、観葉植物との暮らしをもう20年近く続けていると「お互いにとってのちょうど良い。」が見つかることがあります。
そうでないことも、あります!

でも、その「ちょうど良い。」が掴めたら、さほど手がかかる存在ではなくなっています。
そこを探り出せたら、もう完全に仲の良い家族の一員です。
お弁当で言うところのパセリです。(←いろどりの話。)

まとめー人に置き換えてみる

そうそう、ときどき教室やワークショップなどで、私は植物を人間に例えて説明することがあります。

人間:「水を飲むことと、化粧水をお肌につけることは別でしょ?」
植物:「根っこにお水をやることと、葉水をすることは別の意味があるんです。」

haco植物と人間と置き換えてみた①

欠けた歯って、元には戻らないじゃないですか。
それと同じで、傷ついた葉っぱは元に戻らないんです。

haco植物と人間と置き換えてみた②

そうやって、自分の事や身近な人間に置き換えて考えてみると、いろんなことがすんなりと入ってくることがります。

園芸もね、いろんな良い材料、道具、などなどたくさんありますし、細かいルールやテクニックもあるでしょう。
でも、それももちろん大事なのかもしれないけれど、それ以上に、ちょっとトラブルの原因を想像してみる。とか、なぜ調子が悪くなったのかの原因を話し合ってみるとかも大事なのかもしれませんよ。

さて、今日はここまで。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。





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