夏の庭からー『半夏生(はんげしょうず)』はどの植物を指すのか?
こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。
最近のニュースといえば、猛暑の記録や熱中症の発生件数など。「暑い・暑い」と聞けば余計に暑くなるのでもう少しどうにかならないかな。と思うのです。
そんな今日は七十二候のひとつ『半夏生』のお話です。
半夏生(はんげしょうず)の植物とは
七十二候は「半夏生(はんげしょうず)」を迎えました。
「半夏・半夏生:が咲く時期を迎えました。と知らせています「半夏・半夏生」がどんなお花なのかをご紹介しておきます。
というのも、この七十二候の「半夏生(はんげしょうず)」には2つの植物を指す説があるのです。どっちが正しいのかも今回一緒に考えてみましょう。
半夏(ハンゲ)とは
カラスビシャクという名前は、花の形が「烏が使う柄杓」に似ていることから来ています。そして、根の部分を「半夏」という生薬として用いられていたことから「半夏」という名で通っています。
この「半夏生」という時期に花を咲かせるのです。
半夏生(ハンゲショウ)とは
「半夏(ハンゲ)」と似た名前をもつ「ハンゲショウ」という植物があります。
半夏(ハンゲ)がサトイモ科なのに対し、半夏生(半化粧/ハンゲショウ)はドクダミ科なので、全く別の植物ですが、同じこの七十二候の時期にちょうど花の周辺の葉の部分が半分だけお化粧をしたように白くなるのです。
七十二候の「半夏」はどちらの植物を指すのか?
七十二候は、古代中国で考案されました。
1年を季節の動植物や気候の様子が約5日ごとについているので、とても楽しく趣のある暦だな。と思っています。
そして、七十二候に登場する植物だと考えれば、なんらかの結論が出るのではないでしょうか。
いずれの植物も、中国にも自生する植物、そして「半夏」の根が鎮吐作用やつわりに効くとされる生薬。「半夏生」は葉の部分は「三白草」として利尿・解熱に効く生薬とされていて、これだけを考えると、どちらの植物も当てはまりそうですね。
ただ、一つ思うのは、「ハンゲショウ」という植物は「半化粧」という漢字も使われています。和名には別に「片白草」という名も持ち合わせていますよね。
七十二候の「半夏生(はんげしょうず)」の時期に葉が白く化粧をすることから「半夏生」という字を後づけで付けられたのだと思うのです。
結論としては、「半夏生(はんげしょうず)」の「半夏」とは、やっぱり先に紹介したサトイモ科のカラスビシャクを指す。が、有力だと思います。
いくつかのサイトも調べてみましたが、様々な情報が混在していますね(汗)
皆さんは、どう思いますか?
まとめー台風4号接近中
さて、梅雨が終わり猛暑日が続きました。そしてその後の天気予報では「梅雨の戻り」で雨天が続くと言われていましたが、まさかの台風発生です。
昨日までの進路では、熊本県の周辺で45度曲がりそうでしたが、今日の予報ではどうも九州北部で急に進路を変えて日本列島に向かってくるようです。
今後、どのように予報が変わっていくのか、勢力が変わっていくのか心配です。
というわけで、明日は鹿児島は雨予報。
一旦気温も下がるでしょう。その為午前中に台風の備えをしたいと思います。
皆様も、十分お気をつけください。
さて、今日はここまで。
今日は夕方から、講演会のゲストとして呼ばれておりまして、とりあえずちょっとお話をしてくる予定です。どんな会になるのか。楽しみです。
では、今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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