お盆に贈る花ー我が家の『リンドウ』といえば
こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。
昨日、祖母の話を書きました。葬儀の際にはとてもたくさんの花が並びました。大変な時だと言うのに、その多くの花を見て「スタンド花ってこんなふうになっているのね。」とまじまじ見つめておりました。
スタンド花
スタンド花とは、1段もしくは2段のスタンドに活けられたお花で、葬儀の時だけでなく、新店のオープンの時などのお祝いの場でも送られる花です。
最近は個性的なお花を使ったスタンド花も多く見かけますね。
さて、祖母の葬儀の際にスタンド花として使われていた花材はというと、、、
菊、百合、アスター、トルコ桔梗、グラジオラス、カーネーション、リンドウ、胡蝶蘭、、季節柄なのでしょうヒマワリもとても綺麗でした。
お葬式は特に準備ができないので、急なことにも関わらずお花屋さんがお通夜に間に合うように準備されるのは、それはとても大変なことだろうと思いながら眺めておりました。
残ったお花は、今、リビングにも活けております。
リンドウとは
特に気になった花は、リンドウです。大きなスタンド花の中では主役のお花ではありませんでしたが、白と紫のリンドウがとても懐かしく目に映ったのです。
野生のリンドウは丈が15センチほどのもので、青に近い紫色の釣鐘状の花を咲かせます。
切花でよく見かける50センチほどの丈の、白や紫、ピンクなどのリンドウは改良されてできた品種なのです。
生薬の竜胆と竜胆紋
リンドウの原産地が日本ということ。また日本のほとんどの地域でその花を見かけることができたため、日本人には非常に馴染み深い花です。
古くは「竜胆(リュウタン)」として根っこは生薬で利用されてきました。
そしてリンドウの花は「竜胆紋」として源氏の家紋となっていたことでも有名なお花です。
↓家紋の中でも、リンドウはさまざまなデザインになっています。面白いのでよかったら下のURLを覗いてみてください。
リンドウを見に行こう
実はリンドウの花というと、笑い話がありまして。
私の実家の事業というのは、土木建設業なんですね。そして、その現場へは幼い頃から時々車に乗せられて連れて行ってもらっていました。
当時は携帯電話もなく、事務所からの電話は無線で連絡を取るか、それが難しい場合には事務所から誰かが現場まで連絡をしに出かけるのです。
多分、その車に乗せてもらって一緒に現場に出ていたのでしょうね。
小学校高学年の頃だったと思います。
「リンドウを見に行こうか。」と、母に言われました。
私は、その頃には花のリンドウを知っていましたので、お花畑に行くものだと思ってとても楽しみに車に乗り込みました。
しかし、お花畑ではなかったのです。
そう、工事している最中の「林道」の現場だったんです。。。
後にも、「林道」と聞くと「リンドウの花」のことではないかと一瞬ウキウキするのですが、大体の場合は「林道」の話なわけで。
年を重ねるにつれ、家で話題に出る「リンドウ」は、ほぼほぼ99%の確率で「林道」なんだと認識しました。
残りの1%は、本当に「リンドウの花」のことをさしていたのには理由があって、祖母も母も、リンドウの花が好きだったようで、時々秋になると園芸店から苗を買ってきて庭に植えたり、鉢花のリンドウが玄関に飾られたりしていました。
お盆の花
お盆にも、お花を贈る機会があるかもしれませんが、その際にも「リンドウ」はよく使われてきました。
その理由は、リンドウの花の咲く季節がその時期に近しいこと。また、夏場に出回る花の中では比較的花持ちが良いことが理由でしょう。
それからもう一つ。リンドウの花言葉が「悲しんでるあなたを愛する」というものだからかもしれません。
そうそう、お盆に花贈りを検討されている方は、かなりお花の少ない季節ですので、できるだけ早めにお花屋さんにご予約されてくださいね。
まとめー明日から8月
あっという間に7月が終わり明日からは8月がスタートします。
月末をバタバタと過ごしてしまい、まだ7月中にやらなくてはいけない仕事を終えられておりません(笑)
明日は出校日。
その合間にとりあえずやることやるぞ。と気合だけは充分です。
リンドウの我が家のお話も書けたところで、今日はここまで。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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