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娘の名前が3つある

子供ができたらやること。名付けと出生届ですよね。スペイン出身の母、日本出身の父、イギリス生まれなので、3カ国で名付けと出生届を出しました。

名に関しては、生まれる前からパートナーと、あーでもない、こーでもないと色々話し合って来ました。母の母語(バスク語)、父の母語(日本語)、両方で無理のない名前を探して。幸いなことにバスク語でも日本語でも通用しそうな名前をいくつか見つけることができました。ただ日本語表記については、無理に漢字を当てると、キラキラ感が否めないということで仮名書きにしました。

で、少しややこしいのが姓。我が家は夫婦別姓なので、娘の姓を何にするか決める必要がありましたが、各国で制限や決まりが異なるのです。

日本は一番簡単でした。戸籍の筆頭者が私なので、必然的に私の姓を採用。よって娘は「田中マヤ(仮)」みたいな感じになります。

スペインは、母方、父方の姓を2個つけるので、これも簡単でした。慣習にならって父方、母方の順番なので、娘の名前は「Maia TANAKA ELIZONDO (仮)」みたいな感じです。

で、少しややこしいのがイギリス。持てる姓は一つなので、TANAKAとELIZONDO どちらかを選ぶ必要があります。両方の姓をキープしたい場合には2つのやり方があります。1つはハイフンで繋げて1つの姓にする。この場合、娘の名前は
「Maia TANAKA-ELIZONDO (仮)」みたいな感じになります。もう1つはどちらかの姓をミドルネームにしてしまうという荒技。この場合「Maia Tanaka ELIZONDO (仮)」みたいな感じになります。1つ目の方法の方が慣習的な印象を受けましたが、もし将来、娘に子供ができて、同じ状況になった場合、その子供の姓にハイフンが2つ付くのか?(TANAKA-ELIZONDO-MCQUEEN みたいに)なんて考えたら、2つ目の方法の方が、慣習的ではないかもしれないけどスッキリしてるなぁと思い、2つ目の方法を採用しました。というわけで私の姓は娘のミドルネームになってます。

3カ国、それぞれ、違う名前を与えられた娘よ。ややこしくてすまん。


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