異世界モノの作品で異世界に行った人の元の世界での職業を調べてみた。

【注意】この調査はあくまで一個人が勝手に行ったものです。内容に不備やヌケ・重複はあります。ネタの一つとして楽しんでもらうことを強く推奨します。

ことの始まり

タイトルそのままです。
昨今、ラノベ・アニメ・漫画で主人公が異世界に行く作品が多いので、主人公及び主要人物が異世界に行くまでの職業は一体なんだったのかを超ざっくりと調べてみました。転生モノの場合は、転生前の職業です。職種も混じってます。

調査方法

実際に読んで調べるのは不可能なので、2020年5月26日〜5月31日までの5日間で、通販サイトで異世界・転生モノの商品を検索して、サイトに掲載されている「タイトルとあらすじ」をざっと読んで判断しました。

調査結果

こちらになります！はい、ドン！！！！

人物像

読者層を10代中盤からアラフォーと仮定して、基本的には読者に近い人間像の人が異世界へ行ってます。
性別では女性より男性が、年齢は下は13歳ぐらいから100歳近い人まで様々です。
元の職業は、会社員と学生が多いです。元々異世界にいた人が違う世界に行くパターンもあります。
職種は様々ですが、ブラック企業勤め（それもIT系）の人が多いです。仕事に疲れて、帰り道でうんたらのやつです。学生の場合は同級生と集まっている時とかゲームプレイ中にそのゲーム内に飛ばされるパターンが多かったです。

とりあえず、IT系ブラック企業に勤めている男性PGが帰宅中に事故に巻き込まれて亡くなって異世界へがかなりあります！！！

全体的には「触れてはいけない何かに触ってしまった」感じでしょうか。

結構同じようなのとかヌケ・重複がある件

サラリーマンも会社員もOLも同じですし、学生といっても中学生・高校生・大学生と幅もあるし、勤務医だったら会社員にも入るのでは…？とありますが、その辺りはご容赦ください。ニートと引きこもりも細かく言えば定義がちがうと思いますし、なんならこの現代日本にはない職種の人もいます。
言い訳になりますが、言い出すとキリがないんです…。

逆に異世界に行ってる人が少ない職業

・政治家
・公務員
・会社役員
・経営者
・士業の人（弁護士・会計士・税理士など）
・建築関係（大工さんなど）
・住職や神職
・アスリート
・アーティスト
・ホームレス
・夜のお店関係者（ホスト、ホステス、クラブのママなど）
・12歳未満の子ども etc.

読者層から離れた職業の人は異世界に行くことが少ないです。ここの挙げただけでもお金持ちとか技術、事業や取引に成功してる人ですね。
おそらく物語を作る作者も不明点が多いから調べるのに時間がかかるのと、その人の考えが理解しにくいもあると思います。
子どもの場合は普通に生活してても何していいか判断ができない子もいるのに、異世界に飛ばされたらそれこそ児童虐待になりかねません。

今後、異世界モノ作品を作る時は？

話を今までとは違うモノにするのもありですが、登場人物像をありえないモノにしてから話を作るのもありだと思います。あと、タイトルと数行のあらすじだけでは「その話・人物が何か」が分かりにくいものも数作品ありましたので、そこは作者と編集者で再構成して良い作品を作っていただければと思います。
これからの異世界モノは「量より質」になっていくと考えてます。

最後に…。

個人的には「お前らどんだけ今の世界が嫌いやねん！！！」ということを言いたいのですが、需要と供給で必要ならいやでも作品を作る必要があると思いますので（主に出版社の利益のため）これが原作者さんの参考の一つにでもなればこれ幸いです。