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「ナポリタン」 けっち

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Photo by Klara Kulikova on Unsplash

先日、一枚のレシートがでてきまして、それは妻が会社の飲み会に参加したときのレシートだったのですが、3人で飲んだその場で日本酒を飲んだのは妻だけだったみたいで、銘酒「酔鯨」の純米大吟醸を何合かのんでいました。妻はだいたいその店にいくと、酔鯨ばかり注文するそうです。その店には結構何種類もの銘酒が同じくらいの値段で呑めるので、僕などは「もっといろんな種類のお酒飲んだらいいんじゃないか?」と思ってしまいます。

でも、今日「ナポリタン」について書こうと思って考えていて、「ああ……パスタは別にペペロンチーノとナポリタンだけでもいいな」と思ったことから、なんとなく妻が「日本酒は酔鯨(だけ)でいい」というのが腑におちたのです。

ナポリタン……言わずとしれた日本人大好きな(そしてナポリで食べられてるわけでなく日本発祥)パスタですよね。そのパスタもレシピを探せば分厚い辞書ができるくらいに無限に○○パスタというものがあります。もちろん、好奇心をもって「毎回ちがうパスタを食べ歩いていくんだ」というのは方針としてさすらいの旅びとみたいでかっこいいし、若さ=好奇心だとしたら、好奇心をもって食文化の道を切り開いていくことは若さあふれて素敵です。

でもその一方で、「ああ……ナポリタンってうまいよね。結局、ナポリタンがうまいんだよ」と或るときに気づいてしまう。あれもこれも食べたい、だけだったスタートから、結構それなりにいろいろ食べてきて「なーんだ、実は俺はナポリタンが好きだったんだ。ケチャップでいいんだよ」と自分の好みを認めてしまえるというのも自分自身との楽な付き合いかたなのかもしれないと思います。今日もありがとうございます。

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