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学生の時に読みたかった名著 「苦しかったときの話をしようか」

初めまして。HAB&Co.の池辺です。

私は普段福岡市大名にあるカフェアンドコミュニティスペースdot.(ドット)に勤務しています。dot.って何??と思った方はこちらをご覧ください↓

dot.に入ると、フロアの中央にライブラリーと呼ばれる大きな本棚があります。ここにはジャンルの枠を超えた様々な本が置いてあります。ただ、日頃あまり本を読まない、特にビジネス書籍は苦手という方も多いのではないでしょうか。

そこでdot.ライブラリーの本をどんどん紹介していこうと思い立ちました!主観たっぷりですがどんな人にこの本を読んでほしいか、なるべく具体的に考えながら書いていこうと思います。
この記事を見て、少しでも「読んでみようかな」と思ってもらえれば幸いです(^^)!


学生の時に読みたかった名著
「苦しかったときの話をしようか」

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ダイヤモンド社出版、森岡毅さんの「苦しかったときの話をしようか」という本です。昨年本屋さんやAmazonのランキングで目にしたという方も多いかもしれません。

こんな人にオススメ
・就職活動中、転職活動中、転職検討中
・将来何をやりたいか分からない人
・なんとなく今の仕事をしている人
・今の仕事をこなせるようになってきた人

まじで就活生の時に読みたかった!!!!!!!!!!

👉どんな本?ズバリ一言で

めっっっっちゃ凄いビジネスマンが我が子に捧げた「人生の指南書」


この本についてはこちらでご覧下さい。

就活セミナーやキャリアデザイン研修で学ぶことの、根幹の部分が丁寧に書かれてます。

実はこの本、dot.に来て頂いているキャリアアドバイザーさんがめちゃくちゃ良い本だよ!と仰っていたのを聞いて読んでみました。今の職場で就活中の学生さんと触れ合う機会も多いしな〜と。

想像以上に良かった!!!!!!!

もっと早く読みたかったなと心から思いました。

👉"キャリア"についてどれくらい考えたことがありますか?


ハードワークで大金を得たい
給料は低くても仕事以外の時間を充実させたい

人と関わる仕事が好き
自分で進める仕事が好き

新しいやり方を取り入れたい
伝統的なやり方を守りたい

などなど。。

大事にしたいポイントは人それぞれ違っていて、当たり前のことですが どの価値観も正解です。でも、
「一つのことを長く続けることが美徳」
「大手企業に入れば安泰」

こんな価値観が刷り込まれていませんか?
(少なくとも私は刷り込まれてました。部活は途中で辞めたら負けや!と思ってたし、勤続年数長い=エライ!と思ってました。今も完全には払拭できてないかも…)

普遍的だと刷り込まれてきた価値観は、昨今 強制的に崩されています。
誰もが知る大手企業が倒産したり、コロナでこれまで勝ち馬だと思われていたビジネスモデルが一気に赤字食らったり。

「働く」ことはどうやったって社会と関わることです。会社に所属しようが、フリーランスで働こうが、働いて収入を得る以上、社会と断絶することは不可能です。自分が一生この仕事を同じスタイルで続けたいと思っていても外的要因で何らかの変化を強制されるかもしれません。

そんな時に自分自身がどう変化するのか、選択する指針となる本です。こうしなさい!!!っていう本ではなく、あくまで各々の志向を考えさせてくれる内容です。

👉意識高い系の本やろ?と思ったでしょ

この本が圧倒的に支持を受けたのは、"分かりやすいから"だけではない。と、個人的には思っています。
日本を代表するマーケターである著者の、華々しく、自信に溢れ、説得力のある言葉を書き綴った第1章から第4章まで。社会人の先輩として、父親として我が子に対して力強い言葉が続きます。(冒頭でも触れた通り、我が子に捧げた本です!)

「この人はやっぱり天才なんだな…私みたいな凡人とは違うよな」と、ポジティブシンキングがしんどくなってくるタイミングでの第5章が「苦しかったときの話をしようか」

本のタイトルにもなっているこの章では、
若い頃から、いわゆる「意識高い系の学生」として自身のキャリアを熟考し、超大手企業に就職して目標を達成してきた著者が、メンタルズタボロになった頃の話を事細かく書いています。(エピソードだけで終わらせず問題点や対策についても自己分析している辺りは流石の一言)

我が子に、これから社会に飛び立とうとする自分の娘にこのエピソードを書くのは、どれだけ覚悟の要ることなんだろう。今バリバリ働いている子持ちの社会人の方達は、この章は尚更胸に響くのではないかと思います。

👉「今の仕事がつらい人」はともかく、「今の仕事がこなせる人にもオススメ」とは?

この本が学生だけではなく社会人にもヒットしたのは、単なる就活の必勝本ではなく、あくまでキャリア形成を描いた本であるということ。ここまで散々 キャリアが〜働くとは〜って紹介しておいて言うのもなんですが、実はこの本、割と序盤で「働かない選択肢」も提示してくれてます。(いわゆる投資家になると言う選択肢)

特に印象的だったのは、パースペクティブ(自分が認識できる世界)についての説明。自分のキャリアの中に「投資家」という選択肢がある人が何故少ないのかも解説されています。

今の仕事に満足しているから、就活の本は別にいらないや。という方こそ読んでみてほしい。今の仕事の先に続くものや、自分がどうなっていきたいかを考えた時、手元にある仕事の見え方が変わるんじゃないかなと思います。

📖最後に📖

ここまで読んで頂きありがとうございました。今後もdot.で読める本からオススメの本を紹介していきたいと思います。目指せdot.のブックアドバイザー!

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