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クレープは昼食になるのか?つくってレポートしてみたが。
本日、わたしは生まれてはじめて、「昼食にクレープを作る」という試みを行いましたので、その件についてレポートさせていただきます。
持ち前の安定志向をバチバチに発揮して、クレープ屋に行くといつも思考停止で「イチゴバナナ生クリームで!」と叫んでしまうため、おかず系クレープはわたしにとって未知の領域です。
これまでに店で食べた記憶がないから、何を入れたらよいのかいまいちわかりません。「クレープ メニュー」で画像検索をかけてしばらくスクロールしてみると、「ファンファンクレープ」というお店のメニュー表が出てきました。
思わずChoo Choo TRAINのぐるぐるダンスを踊ってしまいそうな陽気な店名と、豊富なクレープの写真に惹かれ、そちらのメニュー表を参考させていただきながら、具材を用意しました。
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生地を焼いていきましょう。ご存知の方もいるかもしれませんが、我が家には今、日常的に使っているフライパンがひとつしかありません。それがいちばん新しく、焦げ付かないからです。しかし、それだとクレープを焼くには小さい。
しばらく眠っていた大きなフライパンを、棚の奥から引っ張り出します。フライパンさん、まだ引退させませんよ(バスケW杯の感動が抜けない)。この子は元々、大手メーカー出身でポテンシャルは高いのですが、長年わたしに毎日こき使われた結果、ちょっと表面が疲れてしまっていたのです。もう一度自分の力を信じて、思い切りプレーしてほしい。そんなふうに願いをかけながら、いつもより入念に油を敷き、生地を流していきます。
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しっかり仕事をしてくれたフライパン
そういえば、ファンファンクレープって、どこにあるお店なのだろう?
気になって調べると、広島県の「イオンモール広島府中」の中のようです。へぇ〜行ったことないなあ。………と、その上にもっと重要な情報が。
閉業(ファンファンクレープは閉業しました)
わたしが目指したファンファンクレープは、すでにその歴史に幕を下ろしていたのです。一瞬動揺したのち、わたしに使命感が生まれます。これはもう、わたしだけの話じゃない。ファンファンクレープで働いていた人たちの思い、ファンファンクレープのファンだった人の思いを引き継いで、おいしいクレープを完成させたい。わたしにはその義務がある!(なんでもかんでもすぐに背負おうとする)
一度も行ったことのない店の味を再現したいと、クレープを包む手に力がみなぎってきます。
まずは、ハムエッグ。
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お次は、ツナコーン。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115802669/picture_pc_71a0fb2b5f7d45a7d98d989aad21e297.png?width=1200)
そして、照り焼きチキン。
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完成しました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115802752/picture_pc_ddd5f925b7bf022270dfb5d0cf829ed4.png?width=1200)
わたしの家に、たしかにファンファンクレープが生まれた瞬間でした。
心を込めて作ったクレープを、たったひとりのお客さま(夫)に提供します。お客さまは、とびきりの笑顔で、「おいしいなぁ、照り焼きチキンがいちばんうまいかも!」と言いながら、3つとも平らげてくれました。これが、やりがいというものなのでしょう。ファンファンクレープは、きっとたくさんの人たちの笑顔を創造してきたのでしょう。
ファンファンクレープは、いつまでもわたしの中にあり続けます(※行ったことはないのにファンになってしまった)。
クレープが昼食になるのかというところに焦点を当ててレポートするはずが、ファンファンクレープの思いを受け継ぐことに熱が入った日曜のまっぴるまでした。昼食にはなりますので、皆さまぜひ、お試しください。
おわり
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