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人生に「断る」という選択肢を得て。


今週も日記を書きました!
今週は…
気力がないと読書ができない
■戦犯か、ヒーローか
■自己満足の演技
■人生に「断る」という選択肢を得て
■期限切れの年間パスポート
■何も書けないときは歩く
■実は今回もだめだったんです
の7日間です!


■8月12日(土)気力がないと読書ができない
本が読めないのはやっぱり、時間がないときじゃなくて、気力がないとき。アマプラでなにか見ようと選択することすらしんどくて、今日はもうお手上げだ〜!と思いながらYoutubeでとりとめなく動画を流しておくことしかできなかったわ。


■8月13日(日)戦犯か、ヒーローか
テレビで高校野球を見ていると、最終回まで同点だったりするような大接戦の試合があり、まったく無関係のわたしまで心臓が握りつぶされそうになる。「あ~もうこんな試合絶対に出たくないよ〜わたしは。もしここでミスしたら戦犯だって思われるかもしれない」とぼやくわたしに、夫は「なんで!?めっちゃ興奮するたのしい試合じゃん!俺なら、ここで打ったらヒーローになれるって思ってバッターボックスに立つけど」。戦犯になるかもと恐れて戦う人間と、ヒーローになれるかもとわくわくしながら戦う人間。絶対夫のほうが、試合してて、生きててたのしいじゃんと思う。そもそもわたしのようなメンタルでは甲子園なんて舞台には立てないな。実際この場面でミスをした人がいたとして、その人が戦犯だなんて絶対に思わないし、むしろ堂々と胸を張って帰ってね!かっこよかったよ!って思うのに、なぜ自分に置き換えるとこんな極端な捉え方になっちゃうんだろう、わたしって変な人。


■8月14日(月)自己満足の演技
いつも行くスーパーに、いつもティッシュを配っている人がいる。わたしはこの手のティッシュをもらってしまうと、万一そのあと話しかけられた場合に断れなくなってしまうから、日ごろから受け取らないようにしている。だけど存在を無視して通ることがどうしても申し訳なくて、その人を見つけると、片手で持てる荷物を両手に持ち替えて、(すみませんねえ、いま重い荷物で両手がふさがっていて、ちょっと受け取れないんですよ、気持ちではなく、わたしの手が2本であるためなんです、ごめんなさいねええ)という顔をして軽く会釈をしながら通るようにしている。その人は、ちっとも気にしてないかもしれないのに。ただ自分の心を守るだけの自己満の演技だよなあという自覚はある。


■8月15日(火)人生に「断る」という選択肢を得て
会社員時代、仕事で「断る」ということをしたことがなかった。やります、やってみます、大丈夫だと思います、最後は「なんとかします」。仕事だけじゃない。頼まれたこと、誘われたこと、何もかも。あるとき、同僚が断った仕事がわたしに回って来て、ああ世の中には断るという選択肢があるのだと知った。知ってもなお、できなかった。それが、ここ数年でようやく断れるようになってきた。今は不妊治療が人生の最優先事項なので、それ以外で自分にストレスになりそうなことは断るという基準がある。たのしいことをやる、ストレスになることを避ける。ずっと甘えだと思っていた生き方のど真ん中に、今わたしはいる。


■8月16日(水)期限切れの年間パスポート
朝、「あああ!○〇(とある公園)の年パスの期限が切れてる!先週までだったわ」と夫が叫ぶ。2回行けば元が取れるからと、一年前にふたりでゲットして、結局一度しか行かないまま、迎えた期限切れ。これはくやしい。安いものではないのに。先週気づけばもう一度行ったのに。いや、もういっそのことしばらく気づかなきゃよかった。何か月か経って、あ!すっかり忘れちゃってた!っていう思い出し方ならきっとこんなにくやしくなかったはずだ。夫!!!



■8月17日(木)何も書けないときは歩く
時間も書きたい気持ちもあったので、創作の日と意気込んでパソコンに向かったが、あれ。書けない。本を読んでみてもだめ。ひとりブレストしてみてもだめ。昼食を食べ、昼寝をする。それでも何も浮かばない。おかしいな。そうだクッキーを。うーん。困ったときは体にカルピスを流し込もう!切らしてる。わ~ん。頭ではぐるぐると考えているのに、どれも文字にすると違うなと思って消してしまう。書いて、消して、書いて、結局消した。まあ、こんなときは最終手段「散歩」があるから大丈夫。歩けば、歩いてる途中に何かいいアイディアが思い浮かぶんだからと思って16時頃。歩きはじめてすぐに「これだ!」という瞬間に出会った。最終手段ではなく、最初の手段にするべきかもしれない。



■8月18日(金)実は今回もだめだったんです

歯の定期健診は嫌いじゃないけれど、前回診てもらったときは妊娠していてそのことを伝えていたので、「実はだめだったんです」と伝えなきゃいけないから、今日はすこし憂鬱だった。歯科衛生士さんに、「あれから体調はいかがですか、味のする歯磨き粉を使っても大丈夫ですか?」と尋ねられ、「今回もだめだったんですよ、だから体調はもうばっちりなので、薬も何を使ってもらっても大丈夫です」とわたしにできる限りあかるく答えた。こういうのを気丈にふるまうって表現するのかな、なんて考える。歯科衛生士さんは、「それはおつらかったですねえ…」と言ってちょっと眉尻を下げた。わたしと夫とお医者さんしか知らない、家族や友人にだって言っていないことを、この歯科衛生士さんは知っている。そして、仕事上の会話とはいえちょっと悲しんでくれる。あたたかいなと思う。



今週もありがとうございました!日記はマガジンにまとめています~。


おわり

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