人間の感情で、最後まで残るのは嫉妬。
今週も日記を書きました。今週は、カントリーマアムの影響で、しっとりギュッとコンパクトな日記を目指しました。どれか一枚だけでも、食べてもらえるとうれしいです。
今週は、
■生まれ変わっても自分の性格がいい
■「これしかできない」ことがあるしあわせ
■双子の卵ちゃん
■夫にTPOを守らせなければならない
■となりのイオンは青い
■人間の感情で最後まで残るのは嫉妬
■今の生活もいいよ
の7日間です。
■6月3日(土)生まれ変わっても自分の性格がいい
もしも生まれ変わるなら何がいいかという、夫がきらいなもしもの質問をぶつけてみたら、意外にも真剣考えてくれた。夫はう~んと軽くうなってから、「まあ、別になんでもいいけど、性格は自分の性格がいい。〇〇ちゃん(わたし)みたいな性格は嫌。たいへんそうだから。俺はめっちゃ生きやすいから」と言い切った。怪物。わたしと同じ家に住むこの男は、毎日どんな景色を見ているのだろう。
■6月4日(日)「これしかできない」ことがあるしあわせ
雰囲気だけで映画館へ行き、『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室』を観た。医療モノのドラマや映画を観ると、いつも感想のトップが「この仕事はわたしにはできない」になる。今日も思うこと約200回。生きる中で、わたしには苦手なことがある。瞬時に判断すること。失敗が許されない場面。計算。一日中動き回ること。車の運転…。特に、去年メンタルダウンしてからは何をするのもこわくなって、世の中にあるあらゆる仕事が自分にはできないように感じた。それは後ろ向きなことのようで、偉大な気付きをくれた。すべての職業の人に尊敬のきもちを持てるようになったこと、そしてわたしはできることが多くはない人間なのだから、迷わなくてよいのだ思えたこと。これしかできないと言えることがある、ということは、結構しあわせなことかもしれない。
■6月5日(月)双子の卵ちゃん
卵を三つ使いたいなと思って冷蔵庫を開けたら、残りが二つ。買いに行くのは面倒で、二つで作ろうと割ってみたところ、二つ目が双子の卵。捨てる神あれば拾う神あり!と思ったそばから、いや、捨てられた覚えもないなと考える。
■6月6日(火)夫にTPOを守らせなければならない
昨夜、寝る前に「明日、もし俺がカジュアルな服装で会社に行こうとしていたら、止めてほしい」とお願いされていた。夫には大事な会食があるにもかかわらず、スウェットで会社に行ってしまい、妻をメロスにしたという重い過去がある(参照記事リンク:走れフリーランス主婦)。夫にTPOを守らせなければならない。わたしは、朝目覚めてすぐに、「服装!」と叫んだ。すると夫は、オッケ~と言いながら着替えを始めた。出かけようとしている夫が着ているのは、ロンT。ちょ、待てよ。頭上にクエスチョンマークを浮かべまくって「え、今日スーツ着るんじゃなくて?」と聞くと、「これじゃだめかなあ?カジュアルかなあ?」と聞き返される。夫にとってのカジュアルじゃない服と、わたしのカジュアルじゃない服の間に、空と君との間くらいの距離がある。
■6月7日(水)となりのイオンは青い
家からいちばん近くのよく行くイオンモールは、好きな店も入っていて申し分のないイオンなのに、ときどきほかのイオンに行くと新鮮で、あ~こっちのイオンいいなあと感じる。いつだって、となりのクラスの担任の先生はすてきに思えるし、となりの学校の男子はイケメンに見えるし、となりのイオンはよく見える。
■6月8日(木)人間の感情で最後まで残るのは嫉妬
大尊敬しているわたしより40歳年上の女性から、「人間の感情で最後まで残るのは嫉妬なんですって。煩悩や迷いが消えたような人でも、嫉妬というのはなかなか消せないの。どこまでいっても、人間はそういうものなのよ」と教わる。くたくたの手帳に、即メモ。人をうらやむことが多く、こりゃ写経でもするべきか!?思っていたけれど、こんな円熟した方であっても誰かを妬むことがあるというのだから、無理に捨てようと抗わず嫉妬との共存を目指していくのがよいのかも。でも写経はしたい。
■6月9日(金)今の生活もいいよ
夕方。病院へ行く途中、ジャケットを着たワーママらしき方が自転車の後ろに3歳くらいの子どもを乗せて必死に走っているのとすれ違った。わたしだったかもしれない。わたしも、3歳児を育てながら会社で働く生活をしていたかもしれない。もしそうだったら、noteには出会っていなかっただろうなあ。心身をすりへらしながら働くスタイルを意地でも崩さなかっただろうなあ。自分の思いに言葉を与えようなんて思わなかっただろうなあ。不育症でよかったと言える日はこなくても、今の生活もいいよと言える日は、きたよ。
今週もお付き合いいただきありがとうございました。過去の日記はマガジンに入れています。
来週も、とんでもないことが起きませんように。
おわり
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