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寒霜の包む湖 日の出待ち 友の渡したカイロをにぎる
【日常に短歌を】
寒霜の包む湖
日の出待ち
友の渡した
カイロをにぎる
今年はきっと初日の出を迎えたいと思っていました。
千葉の片田舎の方にいたんですが、湖から顔を出すお日さまは眩しかったです。
ただ、待つ間には体は芯まで冷えて、氷点下で湖も凍るぐらいでした。でも左右のポッケにはそれぞれひとつずつ、友達が渡してくれたカイロが温かくありました。
友達が寝静まる頃に、ひとり日の出を見ようと家を出たのですが、その時に寒いだろうと持たせてくれました。その優しさが寒空の下だと余計に温かく感じました。
どうやら気持ちよく新年を迎えられたようです。
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