出戻り転職体験記

私のキャリアの話をしたいと思います。

タイトルにもある通り、私は出戻り転職を経験しています。

新卒から数年勤めた会社を1度退職し、新たなキャリアを描こうと思い立った私が、あえて「出戻り転職」という形で「元の会社に戻る」ことになったのか？その経緯や流れ、その後についてを綴っていきたいと思います。

10000字超えの文章なんて書いたことがないので、まとまりのない文章かもしれませんが、自分なりにまとめてみました。

少しでもどなたかの参考になればうれしいです。

読み進めていただく前に

読み進めていただく前に、2つお伝えしたいことがあります。

1点目は、私の略歴についてです。

私は新卒で入社した会社で約4年勤務した後、キャリアアップを望み転職しました。しかし、転職先でうまく環境に適応できず、2度の短期離職をし、無職の期間を経て、新卒で入社した会社に出戻り転職をしました。ブランクの期間は約半年でした。

2点目は、本記事は途中から有料記事となります。気に入っていただければ、ぜひ読み物として・1つの参考資料としてお買い上げいただけると幸いです。

初めての転職は失敗

キャリアアップがしたくて転職した

私は、実際に転職に踏み切る前にも何度か転職活動をしていました。そのたびに「まだ早いかもしれない」「もう少し頑張ろう」と考えを改めていたのです。

私の20代前半は、転職を検討したり・しなかったりを何度も往復していました。そんな中途半端な想いだったからか、転職活動で内定を得たことは、実際に転職するまでは一度もありませんでした。

入社して4年が過ぎたころ、コロナ禍による収入面の不安や今後のステップアップを考え、転職活動に本腰を入れました。エージェントサービスを利用したことで転職活動自体は順調に進み、1ヶ月半から2ヶ月ほどで転職活動が終了し、新卒で入社した会社に別れを告げました。

新たな環境に適応できなかった

新しい会社に入社すると、数日間は研修でした。研修が終わりいよいよ配属された後は、数字数字の毎日でその環境に適応することができませんでした。

自分の能力の無さ・仕事の忙しさからくる、自分自身に対しての焦りと不安をずっと感じていました。早々に、「ここでやっていけるのか」と感じてしまい、気がつけば体が動かなくなってしまったのです。この時、入社してわずか2週間でした。

数日休んで会社に戻ろうとしたのですが、身体が言うことをきかず、ベッドから起き上がれない状態になってしまいました。会社の上司に相談をしすると、残念ながら試用期間だったので休職という措置は取れないとのことでした。すなわち退職するしかないとのことです。こうして、転職先での勤務は1ヶ月足らずで終止符を打つことになったのです。

入社後をイメージできていなかった

今思えば、「転職活動が終了した時点で目標を達成したので、燃え尽きてしまった」のかもしれません。なりたい自分・やりたいことがあまり定まっていない状態で転職をしてしまい、自分でも転職後のイメージができていなかったのかもしれません。

「内定をもらうこと」がゴールになっていて、転職先の仕事内容・ミッションなどが十分に理解できていないまま入社してしまいました。そんな準備不足の状態だったので、転職先でもギャップが大きく、短期離職につながったのだと、今さらながら猛省しています。

皆さんの中にも、エージェントに勧められるがままに「内定をもらうこと」が目的になっていることはないでしょうか。転職活動の段階で、入社をイメージしておけばよかったと後悔しています。(少なくともイメージできないまま内定を承諾してしまう・入社してしまうことはとても危険なことでした。)

絶望と焦りの無職期間

このように、私の1度目の転職は大失敗に終わりました。

あっけなく無職になってしまった私は、「次のことはゆっくり考えよう」と安易に考えていました。しかし、その気持ちも束の間。家賃の支払い・カードの請求・保険料の納付のお知らせ。今まで積み上げてきた貯金が切り崩されていることに、大きな焦りと不安を感じました。「早く仕事に就かなくては」と、藁にもすがる思いでハローワークに駆け込みました。前の会社を1ヶ月以内という超短期で退職してしまった私を受け入れてもらえる先を見つけるために。

幸い、ハローワークに駆け込んだり、他の転職サイトを利用したことで、何とか1ヶ月弱の無職期間で就職先は決まりました。しかし、ここからが転職失敗第2章の始まりとなるとは、この時思ってもいませんでした。

転職失敗第2章

焦って決めたことへの後悔

1回目の転職とは異なり、2回目の就職（転職）は、無職の状態からのスタートだったため、「条件を落としてでもとにかく職に就かなければならない」と考えていました。1回目の転職活動のような、夢や希望を抱くような志望理由もなく、「ただただ仕事をしてお給与がほしい」・「生きていくために必要なお金を稼ぐため」の就職でした。

こうして焦って決めた会社では、今までとは全く違った環境でした。組織の人間関係が悪く、労働環境や勤怠管理もずさんで、残業代が払われているのかいないのか・休日出勤になった時の代休を取って良いのかよくないのか曖昧だったりと、社内ルールや規則も浸透していないような感じでした。

入社して1週間ほどでこの会社のブラックな部分を察してしまった私は、まるで地獄に落ちたかのような気持ちでした。私の転職活動・就職活動は、その時の感情のままに進めてしまった衝動的なものだったのだと、改めて反省しています。

出戻り転職をしたいと考えるきっかけ

さて、ここからは私が出戻り転職について話していきます。