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~これから成功する士業事務所とは?~

ズバリ!3つ考えられると思います。

  1. 経営課題を解決するパートナー型コンサルタントの役割

  2. 「先生」と呼ばれる中での謙虚さを兼ね備えた人格磨き

  3. 専門分野とマネジメントを関連付けた全体最適へのアプローチ

1.は以前からずっとくすぶり続けている問題でしょう。
企業側を圧迫する毎年の法改正。
法律を後ろ盾にしただけの提案では経営者の期待に応えられないですね。
「法律を守ることはわかっているがすぐに対応できないからどうしたらよいのか」
ここを段階的にでも埋めていく解決策が望まれているから。
どのように解決するのか。
解決した先にはどんな未来が見えるのか。

ここに焦点を当てない限り、役割を果たせそうもない気がします。

2.も不要なプライドが慣習として残る士業業界ならではのこと。
専門職という知識労働者の意識が過剰なのか、謙虚さが欠けている例を多く見ます。
先生」とは上から目線で接することを許されているわけではない。
尊敬される存在ではないでしょうか。
尊敬されるには謙虚さは重要です。
改めて「先生」の意味を噛みしめてほしいところです。

3.については発想の転換が必要な部分になります。
例えば税理士の場合。
キャッシュフロー経営による未来会計を推進する。
それを経営トップだけでなく社員にも意識の浸透を図る。
普段社長と社員の間には危機感に対するギャップがありますね。
共有することで数字に対するギャップは埋めることができます。
トップと社員が同じ方向を向く絶好のチャンスでもあります。
全社一丸という結束で会社は強いチームになれますよね。

社労士の場合ならば、労務を単独で捉えるのではなく人事も含める。
どうも人事というと、"人事評価”のイメージが強いようです。
それだけでなく、人が育つ組織開発全体を指します。
快適な職場環境を実現するために、労務と人事の両面から考えるということ。
組織全体が活性化すれば、それは部分最適で終わらず全体最適に繋がります。

この3つの項目の目的は、それぞれ貢献・信頼・価値提供です。

  • 支援による課題解決は貢献の証ですよね。

  • 人間力は信頼関係構築のためには不可欠ですね。

  • 同業者がしていないことで価値提供できれば感謝される仕事になりますね。

突然の変化があり、不確実で複雑、しかも曖昧なVUCAの時代に適用できるあり方とやり方は何か。
士業も分岐点に立っていると実感しています。

最期までお読みいただき有難うございます! これからも【人としてのあり方とやり方としての戦略】に特化して情報発信していきます。 記事内容向上のためにも感想等をいただければ嬉しいです!