「ルールを破る」ことと「ルールを変える」ことを混同してはならない。
今週火曜日、人気バンド「SEKAI NO OWARI」のSaoriさんが夫婦別姓についてTwitterでつぶやき、話題になった。
結婚して名字を変えることになったが、30年以上慣れ親しんだ名字だったためにできれば変えたくなかったこと、パスポートの更新に行ったら名義変更の手数料で6000円を要求されたことなどを綴っている。
これに対してはネット上でさまざまな声があがっているが、その一部を紹介したい。
いちばん上の「芸名の苗字削っといてよく言うわwww」には思わず吹いてしまったが、今回は二つ目と三つ目の書き込みに注目したい。
「まあそりゃそうなんだけど、今の制度がそうなら仕方ないじゃん」
「日本の結婚ってそういうものでしょ」
読んでいるこちらが恥ずかしくなるほど、何なら教科書に載せたいくらい、お見事な「思考停止」である。
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