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01 謝記大牌檔

紹興酒系鶏鍋から海鮮、上海蟹まで揃うカオス食堂

【お勧めシーン】 3〜4人以上での夜遅めご飯と飲み
【こんな人に】 庶民派が好み、ローカル食好き、酒好き、辛いの苦手、賑やか好き


地元の個性派やクリエイターが集まる(住んでいる)烏魯木斉中路の人気店。深夜もほぼ満席で、客層がとてもいい。
入り口は、上海蟹を水槽で売る店舗の奥の狭い階段を上がったところ。店内には手描きイラストや謎の張り紙がいっぱい。それだけでももういい店だなと思う。
メインは漢方風味の紹興酒鶏鍋「滋補花彫鶏鍋」(78元)。お酒と漢方(当帰? 黄芪?)風味のスープに旨味たっぷりの鶏ダシが馴染んでいて絶品。具材の鶏肉は、もも肉だけでなくレバーもハツも新鮮なさばきたての状態で入れてくれる。

「滋補花彫鶏鍋」(78元)。セットの鶏は追加可能。キノコ、野菜なども別オーダーで足せる。

毎回この鍋目当てで行くのだけど、おつまみ系、炒めもの、海鮮系、揚げものなどメニューが豊富過ぎで、しかもどれもおいしいのでリピートするしかない店。チャーハンもおいしい。あとは上海蟹。1階入り口の蟹屋は別経営なので、そこで生きた蟹を買ってきて、お店の人の交渉して蒸してもらうのが一般的。「ほかの料理を200元以上頼めば可」など条件を出してくれる。


<これもお勧め>

「毛豆花生」(18元)。おつまみセット。糟鹵(酒風味の調味液)に漬けた枝豆の良さを知ってほしい。
「剁椒皮蛋」(18元)。ピリッと辛い唐辛子とまろやかピータン、やや甘口醤油だれのハーモニー。
「熟酔蟹」(48元/1匹)。柑橘が香る上海蟹の酒漬け。蟹味噌はほくほく食感。これだけで一晩飲める。
「咸蛋黄鶏翅」(48元)。手羽の塩卵揚げ。熱々でサクサク。ビールにぴったり。
「蟶子(葱油)」(52元)。海鮮は調理法を選べる。ネギ油炒め、正解だった。蟶子はマテ貝の一種。

<DATA>
上海市徐匯区烏魯木斉中路298号2階
地下鉄1、7号線「常熟路」駅6号出口から徒歩約6分
10:00-14:00 17:00-翌2:00
☆要予約。メニューは文字だけの紙一枚なので、要中国語力。一人用メニューなし。

(掲載日:2023年10月15日)
※メニュー内容、メニュー名、値段、店舗の外観や内装は掲載日の時点のものです。

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