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店舗閉鎖、退去で商店街は伽藍堂(がらんどう)

はじめに

イタリアで生まれた食文化を守る運動(スローフード)は瞬く間にヨーロッパ全土に広がりました。 
フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、地中海沿岸は美味しい海の幸、農作物もみずみずしい食の宝庫です。特に美食の街(サン・セバスチャン)はバスク地方で一度は訪れたい街です 
 
この対局にあるのがアメリカのフランチャイズシステムです。世界のどこの都市でもマクドナルドはあります。ドバイのマクドナルドもシンガポールも東京、NY、ロンドン、パリも同じです。 
 
世界のローカル店舗は対面で商品を通してサービスを行います。この店舗、バル、スモールレストラン、個人のお店が大ピンチです。倒産はコロナ前と比べ14%増、閉鎖は15%増、商店街を出入りする人の数は2割減、商店街は伽藍堂です。 
 
世界のワーカーの8割は中小個人経営で働いています。我国においても中小個人経営413万社がワーカーの 8割を雇用して、GDPの7割を担っています。この日本経済の本丸(ローカル経済圏:L)で今起こっている現実をお知らせします。 

日本の(店舗)業界で今…何が起こっているのか?空室率高いのにテナントに退去勧告のわけとは?

新年、萩原「原状回復」問題を語るをWebサイトで、「家賃滞納で退去勧告されたら、対応を教えます!」をTwitterにアップしましたら、こんなニッチなページが650回を超え、スリーエー・コーポレーションのRTで340回を超え、1000回転を超えそうです。 

大都市の土地建物、マンションの値段もバブル期まで回復し、風光明媚な観光地の売買価格も高騰しています。経済は国境を超えてグローバル経済です。土地建物、都心のマンションも購入者の5割は外資、特に中国系マネー(華僑)多いです。世界の不動産投資のポートフォリオとして東京は外せません。 
強かに子孫に財産を残してきた華僑から見たら、所有権の保証がある日本の不動産はとても魅力です。 
  
ビル側は付加価値 (原状回復でグレードアップ) を付けて、家賃が高くても借りてくれる優良テナントを誘致します。レントロールのリターンを高くして虎視眈々と売却の機会を伺っています。テナントの新陳代謝のため、ビルオーナーからの退去勧告が多くなっています。 

2023年は大転換の年、新しい時代の始まり幕開けの年!

大政奉還から敗戦77年、敗戦から77年が2022年、2023年は新たな幕開けの年、コロナバンデミックスはライフワークスタイを激変させ、価値観まで変えました。一気にデジタルシフトしました。もはやテレワーク(リモートワーク)対応できない企業にZ世代は働こうとは思いません。では大政奉還の前の77年を考察しますと、原点回避、本居宣長の国学の時代。しかし安政の大地震、黒船来航、尊王攘夷は儚の又儚。次の時代は開国富国強兵、敗戦後は鬼畜米英ソからアメリカ民主主義を模倣せよ。いつ時Japan as No.1世界のGDPの18%の日本が生産します。それから失われた30年韓国台湾にも1人当たりGDPで抜かれて散々たる有様の我国です。そろそろミニアメリカを目指すのか、地方自治の連合国家、北欧型福祉国家なのか、新しい民主主義を目指すのか、大転換期に突入。新たな時代の幕開けと思います。

「一隅を照らす」摩擦覚悟で借地借家法の問題点

日本経済の本丸中小個人経営413万社の生産性向上なくして、日本経済の未来は暗いです。経産省の人員配分は、中小企業庁のわずか4%未満・・・こんな人員配分で本当に中小企業をサポートできますか? 
世界の借地借家法には、硬直したスクラップ&ビルドの原状回復もありません。入居工事(原状変更)、 A・B・C工事とか指定業者はありません。莫大な預託金(敷金制度)もありません。120年ぶりの民法改正、原状回復も指定業者制度も敷金もすべて再定義され明文化されました。
世界のユニコーン、グローバルビックテック企業のアジアのヘッドオフィスを日本に誘致する事は日本経済成長に直結します。グローバルスタンダードな借地借家法に早急に適応する転換期です。そして、「ソフトロー」の法治国家にすべきです。
 
「原状回復・B工事適正査定」を立案、実施したパイオニアとして、公正で透明、選択肢の多い借地借家法にしませんと、今後の社会変化にともなうワークプレイス、共創を目的としたワークプレイスにはコストと時間がかかり厳しい商習慣です。

この業界に「一隅を照らす」
これを改革できれば起業のハードルは大きく下がります。不動産建築業界の既得権益をぶっ壊す!それが私達RCAA協会の使命です。

「蟻の一穴を目指して」 

卯年は跳躍!目指せ!繁盛店

「一身独立して一国独立す」福沢諭吉先生の学問のすすめの要諦です。
中小個人経営者の皆様、CX、DXを勇猛果敢に挑戦して、稼ぐ力のある中小企業を目指して下さい。バリューを提供して値上げに挑戦して下さい。 
卯年は跳躍の年です。地方には私が街を愛する心。「喜捨の心」互助の精神があります。それが地方創生の根っこです。CX、DXで地域の繁盛店を目指して下さい。 
 
私たちは店舗、事務所の更新、再契約、原状回復工事費、B工事費の相談承ります。 

貴方の成功を陰ながら祈願いたします。 
  (本コラムは執筆者の個人的所見です) 

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