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白髪、抜きます?「1」の重み


ふと一万円を眺めて。

これがここにあるって…

すごいことなんだな
ありがたいな、と


しみじみと思いました。

「お金」だから と言う意味では
ありません。

お金を"目的"と考える人も多いけど

私にとってのお金とは
"手段"
でしかないと考え付き合っています。


この1万円が自分の手元に来る経緯や

それで何をして 
どんな気分になったか

どんな気分にさせたか

色々考えて 

ありがたい」に至るわけです。

てことは。


1円玉も 
とんでもないパワーを秘めているのだなぁ、と感慨深く思う。

だって

1円があってこその1万円

1円足りなくても、
1万円には絶対になれない。

9,999個集めても
たくさんではあるけれど。

1万円ではない。



ここまでで今日は、
お金の話なの?(゜o゜)とお思いでしょうか?

これがまた、違います。

全て髪の話に直結思考型の
職業病的空想 すでに 始まってます。


てなわけで

同じ「1」でも 

「1本の毛」に置き換えます。

悩めるオトナが集う
ある街の美容師の店主が

「1本の毛」と言えばもう

白髪って抜きます?

って話です。

長いですよ。


でね、

特に頭頂部の白髪とか
顔周りって見つけちゃったら

「つい抜いちゃうんですけど…
抜くのと切るのとどっちが良いですか?」

って聞かれること多いので書いてみようと思います。

とりあえずベストな対処法は

ドラッグストアなどで買える物で充分ですから
ポイントカバー剤等で
上手く"誤魔化してあげる"のが良いかと思います。


ここからはちょっと辛口と本音部分がでできます。
心臓の弱い人はここでやめといてください笑



「抜く」か「切るか」論争

抜く人って 大抵
当たり前に毛が溜まる襟足のあたりの髪の束を掴んでこう言うんです。

「髪が多いから平気」って。

へぇ…。

そうは見えませんけどねぇ
(・∀・)


(↑いつも通りの心の声)


間違いなく殆どの40代以上の方は

「私の髪は多くて
   扱いづらいの」

20年程前の記憶で髪を語る


"昔はな…"と言いたくなるほど
今既に"危ないケース"も無きにしも非ず…


女性の場合は出産経験があれば尚だが

中高年になるまでに
必ずと言って良いほど髪の状態は変わるはず。

過去(若かりし頃)美容師に
「髪が多いですね」と言われたことを

深く記憶し
(なんなら根に持ってるヒトも中にはいる)

己の変化に向き合わず

いつまでも

冷静に客観的に見ることも無く

「記憶」を更新せずに居ると
(記憶は都合よく変換される)

老けるぞ(´・Д・)」


とここだけの話、
教えて差し上げましょう。


そしてこれも勇気を持ってお伝えしよう。

どれだけ美容医療、整形などで
シワ、シミなどなど無くしても

毛にボリュームやツヤがなかったら
どう頑張っても若見えは無いですよ。


10年後に最大の効果を発揮する
美容貯金先は間違いなく髪だ!!


だって今や 
国民の3人に1人が
薄毛に悩む時代です。

(女性の薄毛化が深刻化)


さて、「髪が多い」と
思っていらっしゃる場合 
実際はどうですか?


頭頂部
前髪
額の両サイド
分け目の辺り
生え際の位置

本当に上記のポイントは
密度も充分で安心、満足できているだろうか?

記憶の"その時"  から
何も変化はないだろうか?


心臓の強い方は
宜しければこちらも是非↓



そんな私にも白髪はあります。

初めての自分の白髪を見つけた時は
確かに1本目は流石にビビったけど

すぐに気持ちを切り替え 

白髪を活かした
デザインカラーを考え
直ぐに提案する事にしました。



自分の頭をサンプルとして作り
見せるものの

当時 ハイライトなどは
「ギャル」しかオーダーしない

それがまだ特殊系だった時代。

ハイライトで白髪を活かすだなんて
先輩ですらしてなかった。


時は流れ、今や当たり前になりつつある
『白髪ぼかし』
などのデザインカラー
『髪色トーン調整』 は15年前から推進して来た私に言わせりゃ

ようやく時代が
私に追いついたなっ
\\\\٩( 'ω' )و ////


と密かに思っているのです。
ウッフッフ


そう、男女ともに今や

グレイヘア=お洒落

な時代。


実際やろうと覚悟や
踏ん切りの付かない人も きっと
どの地域にもまだまだ多いはず。

白髪やエイジングケアについての

常識、概念が大きく変わろうとする過渡期が今。


しかし その『グレイヘア』

フサフサのボリュームある髪あってこそキマるモノ、でもございます。

デザインカラーだけでなく
中高年においては特に

毛が無ければ
(特にフロント頭頂部の毛)

どんなスタイルであっても 

決まらんのです!
W(`0`)W


てなわけで

歳を重ねていけば行くほど

白髪であれ
髪1本 その集合体は

下手すりゃ「お金」よりも
はるかに大きな
『価値』を持つ
財産なのだ!!

と声を大にして言っておきたい。


だから

目についた白髪を抜く 

子供に探させて抜く

なんてことはよく聞く話だが

素敵に歳を重ねるための
超大事な材料を

無駄に無くす 
危険行為だと考えるわけです。


営業でもここまで説明しても…

「じゃあ切ってもいい?」


これもよく聞かれます。


本音は もう…

好きにしろ( ̄▽ ̄;)


と言いたいとこですが
言いません。
(かなり手厚く説明する)

抜くのも疑問だけど
「切ること」を美容師に勧められた
との報告は後を立たず

そう言ったご経験からお客様が
改めて私に聞きたくなる気持ちも頷けるから。


『美容師』と名乗る私には
説明責任があると同時に

「白髪を切る将来的なメリットは?」

その自称『美容師』達に

ぐうの音も出ないほど
質問攻めしてやりたい欲求


消えることはございません。

だって美容師なら誰よりも
「髪は伸びる」と言う事実を知ってるはずだもの。
(※健康ならね)

そしてね、

みんな「アホ毛」って大嫌いなんでしょ?
(私はその名前、使う人が大嫌い!)

なのになんでわざわざ見える
トップやフロントの毛を切って

「アホ毛」化する準備を自分でするのかね?

ん?反論するならその前に
頼むからこれ読んでくれ↓



話はそれからだ。


さてじゃあ

目先の安心は永遠か?

髪が伸びるのは当たり前。
染めたものは永遠ではないことが当たり前。

そう思っているのは
私がそこに意識を向け

賞"美"期限を長く持たせる
つもりでいるからであって

誰かにとってそれは
当たり前ではないのか
…と 

「切る」「抜く」論争は
それに気付かせていただく件でもある。


しかし心の中で

 "でもさー(・Д・)ノ"

と言いたくなるのをグッと堪え

うんざりするほど

努力をしないで
綺麗と楽を求める種類の人間の多さと「欲深さ」を眺めつつ
(いやマジで)


根気よく辛抱強く20年以上 
毛とその未来の話をして来ました。

若い頃は「ダメですっ!!」と
強く一方的に「切る、抜く」を
やめさせることが
正義だと思っていました

ある時から 
それはこちらのエゴであり

聞かないのも含めて

その髪も その未来も
その人の選択の自由だなぁ…

深く反省し
各々のレベルに合わせて尊重する事にし

"私がすべき事はなんだ?"と
改めて自問自答しました。

ですので今は

・それら行為のリスクの部分

・それら行為をし続けた人を見て来た事実と結果

この2点をプロとしての
客観的立場からきちんとご説明し

ご自身で決めていただくスタンスに落ち着いております。

それでも「抜く」「切る」選択をしたがる猛者も 稀にいて笑


「好きにしてくれ」と言うことができるポジションを構築して参りました。

もしここに猛者がいるなら
ここで伺いたいのは


その抜いた毛の毛根 
その周りの毛根

永遠に「毛」が生えてくれる

って

その自信と確証は

どこからきてます?


続きまして


そもそも、 
頭頂部などの見える
手前の毛根と襟足の毛根は別です。

頭頂部は毛細血管しかありません。
毛は 血流不足で弱るのです。


頭頂部、フロントの毛を
「抜く 切る」を選択する派でも

「そんなの当たり前じゃん」

って言うんです。

ならば

「毛が多いから大丈夫」

と解釈する時点でおかしいことに

気づけよ(¯▽¯;)


と言いたくなるのでございます。


えーそんな人いるのー??ともお声が聞こえて来ますが

そう、真面目に向き合う美容師しか知らない

色んな人、その解釈が
世の中とても多いのです。


その当たり前のことを 
意外にも当事者になってみると
平然とやってのけるのが
"人"なんですよねー

あら不思議 (。-_-。)


 もう、謎。

(-_-;) ソンナンジャナミヘイサンニナッチャウヨ。



データ上では125歳までふさふさでいられる毛根の数とその毛髪周期のサイクルをもつ人類の頭髪。

1本1本が頭に生えていて、
絶えず毛周期が動いて変化する、
1日に100本抜けても大丈夫なのは
新しい毛がちゃんと成長しているから

髪が、伸びていくのです。

現代人は年齢問わず
本当に本当に
目を覚ました方がよろしいかと思うほど 毛が細く、コシが無い。

改善策を調べる前に
現場把握をして欲しい。

それ無くして改善は無い。


だからゾンビの記事も読んでほしい。


髪が細くなることも 
なくなってしまうことも 
誰もがきっと避けたいことです。


正直なところ
「自分には関係ない」と思ってやり過ごす人が多過ぎる。

私たちが仕事させていただけるのは 皆様の髪あってこそ。


1本、1度、1個、1回、1歩・・・

「1」って全部のはじまりです。



そして
答えは一つ、とは限りません↓



自分の髪と
いろんなこと、思いなんかも

更新しながら
大事にしましょうね。


アツクなりまして長文でしたが
お読みいただきありがとうございます。

では また。






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