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脱・二元論的思考

二元論的思考とは

「善か悪か」
「正しいか間違っているか」
「白か黒か」
「イエスかノーか」
「賛成か反対か」
という判断軸しかもたない。
これを二元論的思考と呼ぶが、
この発想では、自分の主張や価値観と異なることに我慢ができなくなる。 「どちらか一方」は思考が停止したものの見方。

なんだそう。


単純化してしまうことで その背景にある複雑性多様性を見抜けなくなる思考は実は誰もが陥りやすい

気を付けよう、と意識しながら
これまで美容師の職を通して
ヒトと向き合ってきました。

美容室はさまざまな
「欲」があっていいし、
あって然るべき場所だと思う。

お客様も、美容師側にも。


美容室でよく耳にする 
二元論的思考のわかりやすい例は、


ヘアスタイルの
「似合う」「似合わない」


スタイリングが
「出来る」「出来ない」


白髪は 
「抜いた方がいい?」
「切った方がいい?」
(どちらも違います)


問題でしょうか?


もし他にもお悩みが一つでもあって
うまくいってない場合、

極端な二元論思考に
陥りやすいようにお話ししていて感じます。

髪だけでなく、
仕事でも なんでも。


そんな時は
少し肩の力を抜いて深呼吸。

一度振り返ってみることをおすすめしたいです。

「決めつけていないか?」


なんでもそうだと思うけど。

極端な判断をし過ぎることは
選択肢を狭め、
問題や悩みが増大するように思う。



そうなるのもとてもよくわかる。


やらなきゃいけない事が山積みで
誰もが時間とタスクに
追われちゃってしまいやすい時代だものね。

(でもそれってやらなきゃいけないこと?)
(やってみて満足度や結果は納得できたこと?)

髪は特に、意外と自分のものなのに
単純に

良い、悪い
早い、遅い
安い、高い
少ない、多い
かたい、やわらかい
などなど 

事実そうであっても 

決定や結論を急がず 

誰かと比較して優劣を決めるのでもなく

多角的視点で今のお悩み、問題点と向き合ってみてはいかがだろうか?

深呼吸して、
視点を変えて。


誰かが決めた、
自分がそう思い込んだ、 

その価値基準の中で無意味に留まり、

あがいてすり減ってしまっているだけでは本末転倒。 


この混沌の時代に生きるからこそ。


立ち止まり 向き合うこと、
結果のでないことや
おかしいと思う慣習や馴れ合いを
声にする、
やめる勇気を持つこと。

その選択をした人を否定ではなく
認め、聞く余裕を持ちたい。



自分に合ったものを探す勇気を。

自分に与えられた素材を
信じる力を。


選び、決める覚悟を。



それらを持つ心境こそが
全て髪の状態にも出てくるなぁと、

数多くの髪を眺めて触って感じること。



答えは一つなはずがない。



『できない』が 
『出来る』になるまでの

途中には必ず 

『やってみる』や『失敗』が入ってくる。

失敗は悪いことじゃない。

だってそれは、途中なんだもん。

悪くはないが、
ただこう思ってしまうよ

何も挑戦もせずに、
失敗という経験もないまま


安全だと思い込んだその場所から
好きなこと言うのは 

1番簡単で、
1番、かっこ悪いことだと。


うまく出来なくても
結果を決めつけずに


やりたかったら
なりたかったら

出来るとこまでやってみればいい。


効率ばかりに目を向けたまま生きてると

大切なものを失うのかもしれない。





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