宿敵パウンドケーキとの苦闘と起死回生の一発💦
パウンドケーキ、それは18世紀後半イギリスで生まれたお菓子で、その名前はレシピに由来している。
パウンドはポンド(約454g)の材料(小麦粉、バター、砂糖)を主軸に作られたので、卵やベーキングパウダーなども合わせたら2Kgくらいあったのではと思える材料で作られていた。
たぶん、私が作ったものより、当時のパウンドケーキは6倍くらい大きかったのであろうと推定している。18人分くらいあるのかも・・・。
まあ、うんちくはそれくらいにして、昨日ホワイトデーの事前準備もし、試作の為に作ってみることにした。
作っている最中は、ほんと苦戦していたので、写真を取ることも出来ず、文字だけで想像して欲しい。
◤我が家のパウンドケーキのレシピ◢
途中から違うものが入ってきているが、料理は相手を笑顔にさせる為に作るものだ!
◤最初にバターをクリーム状に◢
まずはバターを湯煎して、かき混ぜてクリーム状にします。
しかし、このクリーム状というのがどれくらいを指しているのか、私には理解が足りて無かった。
最初の湯煎で完全に溶けるまで待ってから行うのか、それともまだ固い段階からするべきなのか、見誤ったのではと考えられる。
湯煎と言いつつ、ボールがプラスチック製だったことも有り、中々溶けない。
次回は金属製にするかと時間は待てども中々溶けない。
とりあえず、まだ固い状態で力任せに、思い切り混ぜた、クリームチーズくらいの感じか。
これで良いのか、そう思いながら、この段階で一旦手を止めた。
◤続いて溶き卵を少しずつ混ぜる◢
パウンドケーキミックス個の裏には卵1個と書いてあったので、1個で良いの?と思いつつ、100回くらい溶いて溶き卵を作る。
これを3回か4回くらいに分けて、バターと混ぜていくのである。
注意書きには、1回で混ぜてしまうと分離するかも知れないと書いてあった。
1回目、ほんの少し入れてかき混ぜてみた。
分離・・・💦
この時点で失敗していることに気が付く、もしかしたらバターは泡立つくらいにしておかなければならなかったのでは・・・と。
強引に混ぜまくるが、分離したものは分離したまま。
あの虚しさは何とも言えない。
2回目、3回目と入れてはかき混ぜるが、単に分離が増すだけの工程となってしまった💦
しかし、分離してても大丈夫、パウンドケーキミックス粉を入れた段階で混ざる筈。
◤パウンドケーキミックス個を入れて混ぜる◢
分離した材料を調和させるべくパウンドケーキミックス粉(面倒なので粉とする)を裏ごしして少しずつ入れてかき混ぜる。
少し分離が緩和され、粉を入れてはかき混ぜてを繰り返す。
途中面倒になって来て、床に座り足でボールを固定して、粉を入れてはかき混ぜた。
時に、ボールの外まで粉が飛び散り、黒いズボンのすそが白いズボンになったのは言うまでもない。
最後の粉を入れて混ぜようとした瞬間、違和感を覚えた。
固すぎ・・・💦
これ容器に入れても流れないくらい固い。粘土くらい固いよこれ。
ということで、レシピ修正、卵1個追加。
卵を1個追加することで、理想?と言われてもどれ位の柔らかさが理想かは分からないが、これなら大丈夫と折れかかった心を奮い立たせた。
◤容器に流し込む◢
容器の底にドライフルーツを敷き詰める。まあこんなもんだ。
そして、苦戦した材料を流し込む。
まんべんなく均等に流し込んだが、真ん中を中心に膨らむので、真ん中がへこむくらいの感覚で、端の方に多くを心がけた方が良いのかも知れない。
よし、後はオーブンで焼くだけ。
◤オーブンで焼く◢
オーブンにはパウンドケーキの自動加熱が有るので、量を中で自動加熱にし、スタート。
50分くらい掛かるみたいだ。
そんなに長時間なのか、まちがって黒焦げが出来るんじゃないか。
非常に心配になり、記事を書きながらも、頻繁に見に行った。
まるで出産間近の父親のように。
少しずつ膨らんでくる。匂いもしてくる。
途中の焼け具合や、時間の経過などから、問題なさそうだ、慌てる必要は無い。
そう判断し、医師の手腕に任せることにした。 いつの間にか出産の話に
◤パウンドケーキが出来上がった◢
出来立てほやほやのパウンドケーキ、中心部が盛り上がっているので、左右を多めにした方が良いとは思う。
中まできちんと火が通っているか、串とかで確認もしていないが、これで大丈夫と思いつつ、そのまんまで冷めるまで待った。
小一時間ほどし、冷めてから冷蔵庫に入れた。
後に、ここでも失敗していることに気が付く。
◤妻から迎えにきての電話◢
妻からエスパに迎えに来てとの電話が有り、迎えに行った。
丁度そこに行きたいと思っていたので、良いタイミングでもある。
妻に話をすると「えっ?そのままで冷やしてるの」と言われた。
「ラップしなきゃ、しっとり感が無くなるよ」
そんなものはしてません! 💦
サクサク感満載のパウンドケーキに変わっている💦
まるでフリーザの第二形態のように、別物になってる。
しかし、私にはそれさえも乗り切れるであろうアイデアがあった。
スーパーカップ レモンのレアチーズである。
元々こいつを隠し味? 隠すつもりはないのだけれど、生クリームかこいつのどちらかを入れれば、パウンドケーキのうまさを更に引き出すであろう。
そう考えて1個だけ買って自宅に戻った。
◤晩飯はマーボ茄子◢
パウンドケーキには関係ないが、クックドゥで作ってみた。
一瞬だけど、次。
◤じゃじゃーん、パウンドケーキだ◢
出来たパウンドケーキを9等分し、それにレアチーズアイスをトッピング、アイスはもう少し溶かして柔らかくなった奴の方が見栄えは良いかも知れないが、溶ける前に出したかったので固い状態で出してます。
これを小皿に3個ずつに取り分けて、いざ家族で試食。
◤さくっとした何とも言えない食感◢
正直しっとり感は殆ど有りません。
逆にさっくり感が満載、でもクリームチーズのほんのり酸味と相まって新しい味のハーモニー。
妻も娘も食べる前までは本当に!?と言っていたが、食べ始めてから何も言わなくなった。
というより、美味しいと言ってくれた。
さて、失敗して美味しいと言われると、次に作るホワイトデーの分はどうするべきか、今一度レシピと作り方の映像など見て正しく作るべきか。
この失敗作を成功と判断し、今一度黒いズボンを白にするか。 ←手順じゃない
悩みどころである。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
この記事が気に入って頂けたのであれば、スキやフォローをして頂けると嬉しくなります。
今後とも、笑わせるセールスマンをよろしくお願いします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?