心動いた瞬間を振り返る【牡羊座満月のワーク】

星たちのランデブーの新月・満月ワークを。
９月はあっという間に過ぎていったなぁ。

今回のテーマは『素直な自分になること』
そのために、自分の人生を振り返る、というワーク。

人生を振り返ると、いろんなことがあって書ききれないくらいなんだけど、
「素直な自分になる」というテーマを踏まえて、
「自分でやりたいと思ってやってきたこと」を振り返ってみようと思う。

ピアノ

記憶にある限り、私が自分の意思で初めてやりたいと言ったのは、ピアノを習うことだった。

きっかけは、父の転勤で栃木に住んでいた幼稚園の頃、隣の家のお姉さんがピアノが上手で、その音をずっと聞いていたこと。
私もこんな風になりたい、ピアノを弾けるようになりたいと思って、親にお願いしてピアノ教室に通えるようになって、とっても嬉しかった。
３歳のときに初めて、大学進学で実家を離れるまで続けたピアノ。
情緒不安定になったとき、イライラしたとき、勉強に煮詰まったときはすぐにピアノに向かっていた。そういう時の音色は決まって濁っていて、無心になって弾いているうちに音色が澄んでくる。そうやって、自分の感情をコントロールしていた気がする。

一人暮らしをしてからは、流石に部屋にピアノが置けないけれど、ピアノがあればなと思った夜は数知れない。

お菓子作り

情緒不安定になったとき、イライラしたとき、勉強に煮詰まったときは、ピアノも弾いたけど、お菓子もよく作った。
無心になって生地を捏ねたり、混ぜたりしている時間がとても好きで、しかも最終的に成果物ができて、さらに美味しい、というのが、達成感と満足感を得られてちょうど良かったのだと思う。
思えば、子供の頃からお菓子作りはいろんな人に褒められた。親も、友人も、同僚も。
そのおかげで、お店のスペースを間借りして喫茶をやってみる機会にまで恵まれた。来月第2回が決まったので、そろそろ宣伝や試作をしないとなぁ。

お酒

大学生になって入ったサークルが、留学生と一緒にレストランを経営しましょう！という、独特なテイストの国際交流サークル。
レストランでは料理はもちろんお酒も出していたので、一般的なカクテルの作り方を教わっていた。
お酒が飲めるようになったばかりだったので、お酒の世界の広さ、奥深さがとても魅力的で、いろんなレシピを覚えて自分で作ってみて、お店で定期的にイベントをするときは、100人以上のお客さんを捌いて。
若い頃から美味しいお酒を飲む習慣があったことは、今になって思うと良い経験だったなぁと思う。多分、今バーに1人で平気で行けちゃうのは、間違いなくこの大学の時の経験があったから。本当に世界が広がった。

メイク

就職して、仕事以外の時間を持て余して、せっかくだから真剣に勉強しようとメイクスクールに通っていた。
座学で理論を学び、モデルにメイクをして実技を学ぶ。モデルは自分で用意しなければいけないので、積極的にコミュニケーションを取るのが苦手だったけれど、背に腹は変えられず、友達や同僚や1度会っただけの知り合いなど、いろんな人に声をかけた時期でもあった。

メイクの技術は飛躍的に上がったし、礼儀作法に厳しいスクールだったので、メイクの技術はもちろんだけど、挨拶、掃除の仕方など、社会人になってなかなか学ぶ機会のない作法も学ぶことができた。
あと、会社と家の往復だけでは絶対に出会えなかったような仲間に出会えたのも財産。卒業した後も、定期的にみんなで集まって飲んでいた。不思議と、スクールの仲間といるときは自然体でいられた。

海外旅行

就職して、毎年夏休みに海外旅行に行くのが楽しみだった。
いろんな国に行って、その国の文化に触れて。遺跡や歴史的建築物を巡って、現地の料理を食べて。そんな非日常がとても楽しかった。
職場で海外語学研修プログラムにも申し込んだ。これは海外で”生活”してみたかったから。旅行の非日常ではなく、海外での日常を経験してみたかった。
アメリカのサンフランシスコでの生活は、想像していたより遥かに呼吸しやすかった。何をしたって「サンフランシスコだからさ！」で受け入れてもらえた。ずっとなくしていた自己肯定感を取り戻せた。できない自分を受け入れられた。失敗してもいい、バカやってもいい。変に気を遣うことなく、素直に、ありのままの自分でいられた。人生ってこんなに楽しくっていいんだ、と思えた。あの時の私は、まるでスティッチのようだった。

おそらく、私はスティッチになりたくて、海外に行くんだろう。
別に、日本でそうなったっていいのにね。

終わりに

音楽、食、メイク、旅行。
やっぱり、私が素直でいるために必要なものは、心が動いて行動したもの。
これからも心が動くことには素直に向かっていきたいし、
「海外に行かないとスティッチのように自由になれない」
という固定観念は、この満月で手放して。
どこでだって、自由に生きられるはず。