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親は子供の感情を私物化する

私の感情には2種類ある。
共有したい感情と、独り占めしたい感情。

人生のあらゆる岐路を好んで自分一人で選択してきた私にとって、後者の占める割合は他人より大きいかもしれない。仕事が上手くいったとか、髪をバッサリ切ったみたいなポップで可愛らしいものは共有して、怒りとか大好きとかの生々しくてグロい感情は一人で噛み締めながら味わいたい。なるべく空気に触れさせず、生まれ出たままで観察したい。

母親は私の高校時代のママ友と今でも仲が良い。
大人の友情っていいですね〜。

いや、呑気ににこつくわけがない。
母達はそこで『うちの娘は彼氏ができない』『うちの娘と〇〇ちゃん、どっちが先に彼氏できるか』なんて最悪な話をしている。虫唾が走る。こっちが息を殺して細心の注意を払って扱ってる感情を、勝手にバカみたいに下品に雑に共有すんな。価値を下げんな。自分の感情が枯渇してるからって子供の感情を私物化しようとすんな。

美術館行ってコメダ珈琲で感想でも語らってたほうがよっぽど有意義に人を巻き込まずに感情の若さを保っていられると思いますけどね。恋愛のドキドキを楽しみたいなら不倫でもなんでもすればいいんじゃないですか?
もう親が1人の人間で、で、欲があることは吐きそうになりながらも20年かけて飲み込み終わったので、何してくださっても大丈夫ですよ。

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