見出し画像

故郷は待っていて暮れるか

目的地
適当に歩いたらたどり着ける気がして
知らない街を適当に歩く

右も左も同じ建物
変わらぬ風景に
迷子になって
結局頼るスマートフォン

都会を歩くのは難しい
自分の感覚が全く通用せずに
街の片隅
故郷が恋しくて

けど私の帰る場所はここで
故郷で私を待ってる人など
居るのだろうか

秋に帰る
誰に会いにとかじゃなく
ただ故郷の空気を吸いたくて
歩き慣れた街を歩きたくて
見慣れた風景に紛れたくて

本当は誰かが待っていてくれたら
帰りを喜んでくれたら
そんな風に思うけれど


この記事が参加している募集

スキしてみて

ふるさとを語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?