デジタルの限界


先日読んだ「デジタルマーケティングの定石」が、とても有益な情報で満載でしたので、簡単に紹介させていただきます。


▶︎目次
・本書で学べること
・デジタルの定石とは
・営業に繋げる

◆本書で学べること
本書では、本のタイトル通り「デジタルマーケティングの定石」について、超具体的に学ぶことができます。

デジタルマーケティングが本職の人はもちろん、普段デジタルに触れないデジタル初心者の人とっても、勉強になる内容となっています。

著者いわく、デジタルマーケティングを本職としているほとんどの人は、デジタルの本質を理解しておらず、成果の出ない施策ばかり繰り返しているそうです。

そのため、自分のようにデジタルマーケティングとは無縁な人であっても、そもそもデジタルに「できること」「できないこと」など本質的な部分を理解させてくれます。

私自身も、本書を読む前は「デジタルには無限の可能性があり、魔法の道具」だと思っていました。しかし、それは誤認であり、デジタルにも限界があることが分かりました。

もちろん正しくデジタルを活用できれば、それこそ魔法のような成果をあげることができるでしょう。


◆デジタルの定石とは
そもそも本書で語られているデジタルの定石とは、「従来の顧客接点をデジタルに置換することで、大幅なコスト削減を実現する施策」とされています。

例えば、実店舗を構えているお店には土地代や建物代などの費用がかかるのに対し、ECサイトはそういった費用は一切かかりません。

または、営業が商談する際には、直接面談が主な手段でしたが、ここ一年で急速にオンライン面談が普及しました。オンライン化したことで、出先までの交通費や移動時間などのコストが大幅に削減されました。

このようにデジタルは、コスト削減を目的とした活用でこそ真価を発揮するとされています。真価を発揮するためにも「デジタルの特性」「顧客の行動」両方の深い理解が求められます。

たとえばデジタルでは、ユーザは自分の好きなもの以外、一切見てくれません。また、人間の営業担当のような説明はできないため、サイト訪問直後の一瞬が勝負になります。

分解すると、
【デジタルの特性▶︎人間の営業担当のような説明はできない】
【顧客理解▶︎ユーザは自分の好きなもの以外、一切見ない】
となります。

例のような「デジタルの特性」「顧客の行動」についての理解ができていないと、全く意味のない施策として終わってしまいます。


◆営業に繋げる
※営業に役立つ情報をピックアップ

新規開拓をしている営業の中には、定期訪問を行うことで顧客のニーズを検知している人もいるかと思います。ただ、闇雲に定期訪問を繰り返しているだけでは思考停止している状態だといいます。

定期訪問などはデジタルに置換できることができ、効率的にニーズの検知を行うことができるということです。ここでいう具体的な方法は、顧客リスト作成後のメルマガ配信です。

多くの場合、顧客のニーズは企業の力が及ばない外的要因によって発生します。いつ発生するかわからない顧客のニーズを直接訪問し、確認するのはかなりの労力とコストが発生します。

プロダクトによっては、飛び込み営業やテレアポ、定期訪問などの手法が主な営業手段となっている企業も多くあると思いますが、新たな営業戦略を考える意味でも本書はとても役に立つと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
誰かの参考になれば幸いです。

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