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順番を表現するデザイン

矢印や数字を使わずにイラストの図形表現のみで時間や順番を表したいと考えて、図形の相似とフラクタルの繰り返し表現によってそれを検討した。

始めに起点となる緑の三角形を描き、その周りを起点となる緑の三角形と相似の三角形で囲む。起点の緑の三角形に、その辺を一辺とするような別の三角形を書き足し、同時に周囲を囲む相似の三角形の辺にも、緑の三角形に書き足したのと同様に三角形を書き足す。新たに書き足された三角形の中に、改めて起点となる緑の三角形を描き、同様にその辺を一辺とする三角形を描き足していく。

そうして出来上がったイラストは、緑の三角形の辺の位置と、書き足された三角形の形状を見ることで、どの三角形がどの三角形から派生していったか(どの三角形がどの三角形より後に描かれていったか)という事が 、図形そのものから推察出来るようになっている。結果として図形そのものが、図形の描かれた順番を表す手段として機能するものになっている。

基準のMirrored Triangleは三角形を用いているが、同様のルールは、イラスト表現にも応用が可能である。

Gyazai Gyozo

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