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北欧在住雑記#2 大晦日の夜 ストックホルムのホテル滞在

さて、身辺で色々とゴタゴタが起きてしまい、雑記#1からすっかり間があいてしまった。この間のゴタゴタについてはまた改めて書くことにして、今更ながら雑記#1の続き、大晦日の話を書いていこう。

雑記#1でも書いたが、大晦日はストックホルムの中心街に宿泊した。

大晦日のホテル探し ストックホルムのホテル事情

いつもなら翌日のフライトの事も考えて、空港近辺のホテルを取るのだが、どうせ
大晦日にストックホルムで一泊しなくてはならないなら、王立オペラ劇場でNew Year's Eve コンサートでも聴こうかと思って中心街の宿を取ったのである。
*諸事情あってフライト変更を余儀なくされ、コンサート鑑賞は実現しなかったが…。

https://www.operan.se

年末年始というだけあり、ストックホルムの中心街のホテルは普段に比べて全体に値上がりしている感があり、普段は1000kr代のホテルも軒並み一泊朝食なしで2000kr以上といった感じだった。
ちなみにスウェーデンには日本のビジネスホテルのような格安ホテルはあまり見かけない。ストックホルムの中心街なら だいたい1泊1500〜2000kr (約21000〜28000円)が相場で、3000 kr まで出せばある程度良い所(老舗ホテルブランドや高級志向ホテルなど)にも泊まれる。
*但しノーベル賞受賞者が泊まるGrand hotel Stockholmをはじめとする数軒のホテルの宿泊費は頭一つ抜けて高額である。

ちなみに、例えばストックホルムの空港付近であれば中心街より多少安くなる。ストックホルム乗り換え時の私の定宿であるComfort Hotel Arlanda Airportならだいたい1000〜1200krほどで朝食付きダブルがとれる。

ホテル選びの条件は二つ

さて、話はそれたが、今回のホテル選びにおいて最も重きを置いたのはホテルの場所。

選定の条件は2つ。一つは王立オペラ劇場に程近く、Stockholm Cからオペラ劇場までの途中にあること。当初ストックホルム到着時間は16時30分、コンサートの開始は18時とあまり時間の余裕がなかったのである(上記の通りコンサートにはいけなくなったので杞憂となったが。)

もう一つは、ストックホルムの冬の風物詩である大晦日の花火が見やすい、あるいは見やすい場所に行きやすいということ。

大晦日のStockholmでは数え切れないほどの花火が打ち上げられ、それはそれは見事な夜景であるという。せっかく大晦日をストックホルムで過ごすならばこれを逃す手はないというわけ。聞くところによるとストックホルムの湖沿いが最もよく花火を鑑賞できる場所という事だったので、少なくとも湖まで徒歩圏内の距離のホテルを探した。

ホテルはSheraton Stockholm Hotelに決定

数あるホテルの中から今回選んだのはSheraton Stockholm Hotel。王立オペラ劇場までは徒歩5分ほどで、かつ道を一つ隔てて湖に面したホテル。文句なしの立地である。

https://www.marriott.com/en-us/hotels/stosi-sheraton-stockholm-hotel/overview/

さすがにある程度格式の高いホテルなだけあり、またNew year's eveの宿泊ともあり、予約後にコンシェルジュからNew year's eveのスペシャルディナーに関する連絡が届いた。まあ、こちらも到着が遅れたことで残念ながらキャンセルすることになってしまったのだが。

とはいえ、23時頃にホテルに到着した際、チェックインをしながら横目でレストランのバーコーナーでドレスアップした人々が歓喜と熱狂に包まれてお酒を飲みながら新年の訪れを祝っていた様子を見た際には、あの中で一人で食事を摂らなくてよかったことに心の中でこっそり安堵していたのであるが…。

湖を臨む部屋にアップグレードするか否か…

実は予約した時点ではSheraton Stockholm Hotelから花火がどの程度見れる物なのか全く把握していなかった。最悪、見える場所まで歩いていけばいいや、くらいの気持ちでいたのだが、予約後数日して予約サイトから部屋をアップグレードしいないかというメールが届いた。

まあ、こういうのはよくあることで"もう少しお金を出せばちょっといい部屋に泊まれますよ"という、いわば予約サイト側の"あわよくばメール"である。さっと目を通して、いつものように無視しようとしたのだが、その時"Lake view"の文字が目に飛び込んできた。

そのオファーは600SEKほどを追加すれば"Lake view"、つまり湖を臨める部屋を取れるというものだったのである。"Lake view"とは謳っていても、実際のところどの程度まで見通しがきくのかは泊まったこともないので確信を持てない。多少迷いはしたのだが、最終的にはそのオファーをどうしたのかは#1で書いたとおりである。

ちなみにチェックアウトの際に、レセプションの人と話をしたのだが、Sheraton Stockholm Hotelは毎年大晦日には花火鑑賞のために泊まる人も多くいるホテルらしい。

日本には、なかなか大晦日から元旦にかけて海外旅行なんてする人もいないだろうが、万が一大晦日にストックホルムに滞在しなくてはならないことになってしまった場合は、Sheraton Stockholm Hotelに泊まって花火鑑賞を楽しんでみるのも悪くないかもしれない。


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