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【北欧一人暮らし】2024年18週の夕食と買い出し。

北極圏の田舎町で一人暮らしをしています。日々の料理記録と買い出しの記録。

X(https://twitter.com/wsGKQ6y1tzdRJ8s)で投稿している料理のまとめ(ただし夕食分のみ)です。

一人暮らしの男性が仕事帰りに作れるシンプルながら丁寧な夕食。

曜日ごとに作る料理のジャンルを決めており、無駄な時間を省いて日々気持ちよく料理しています。一人暮らしで 仕事からの帰宅後にに自炊をしているので 週日に夕食にかける調理時間は基本的に30分ほど(煮込み などの時間は除きます)。


2024年第18週の夕食

月曜日 : ペスト・アッラ・ジェノベーゼのスパゲッティ

バジルを使ったリグーリア地方のソース"pesto"を使ったスパゲッティ。日本では"ジェノベーゼ"の愛称で人気のパスタ。我が家の窓辺で元気に育ったバジルと、自家製のバジルオイルを使って使ったおかげか、色鮮やかかつ美しく仕上が理になってくれました。

ちなみに、”pesto genovese(ジェノバのペスト)”はDOPで保護されているため、決められた製造法に則らないものは"pesto all genovese(ジェノバ風のペスト)"と呼ばないといけない。

火曜日:ザワークラウトのスープ

キャベツを乳酸発酵させたザワークラウトを使ったドイツ風のスープ。今回は脂の多い牛イチボ肉を使用してスープのベースに。
昔は酸味のあるスープは苦手でしたが、色々な国の料理を知る中で酸味のあるものも美味しいものだと認識を改めました。今では、好物の一つ。

中華料理の酸辣湯やロシア料理のcолянкаなども美味しいですね。

水曜日:牛肉のオイスターソース炒め

こちらで売られている"薄切り肉"を使ったのですが、思った以上に分厚く、しっかりと食べ応えのある仕上がりになってしまいました(いいことだけれど)。高温の油で一気に火を入れた野菜というのはとても美味しい。

それにしても、やはり日本人の思う"薄切り肉"とスウェーデン人の思う"薄切り肉"との間には、埋めようもない隔たりがあるのです。そもそも、スウェーデン料理では薄切り肉を使わなくてはならないような料理はないので、"何でそんなに薄くしたいの?"という感覚なのでしょうねぇ。日本人には、鍋料理をはじめとして薄切り肉を使いたいタイミングは多くありますが…。

木曜日:あんず茸のクリームスープ

日本でも手に入りやすくなってきたあんず茸。スウェーデン語では"kantarekker"と呼ばれるオレンジ色のきのこですが、こちらでは非常に人気が高い食材です。

シンプルにバターで炒めてトーストに乗せるもよし、こんな感じでスープにするのもよし。とても美味しいきのこです。

金曜日:ホットドッグ

最近、定番のシンプルなホットドッグをいかに作ればおいしくなるのか、と試行錯誤しているのですが、これがなかなか難しいのです。ホットドッグにちょうど良いパンもあまり手に入らないのが大きな問題。

ソーセージもスーパーで購入できる種類は多いものの、肉の含有率やら風味やら、
その中から美味しいソーセージを見つけるのも一苦労なのです。見てくれだけはそれらしく仕上がってきましたが、まだまだ研究しないとなぁ…と。

土曜日:トナカイ肉と行者ニンニクの鍋

こちらに移住して3年目にして初めて行者ニンニク(厳密には近縁種)が売られていることに気がつきまして、購入してみることにしました。

以前から漫画作品『ゴールデンカムイ』に描かれているアイヌ料理の"ユクオハウ"が食べてみたかったので、挑戦してみました。これがまたなかなかにおいしくて…。

『ゴールデンカムイ』の"ユクオハウ"の再現はこちらの記事でどうぞ。

ちなみに今週投稿したVlogはこちら。こちらもよろしくお願いします。


2024年第18週の買い出し

18週目の買い出し。今週は生鮮食品は少なめ。

コーヒー豆の買い足し

コーヒー豆の在庫が切れてしまったので、買い足し。
流石にコーヒー文化の根付いた国なだけあり、コーヒー豆ひとつとっても多種多様で選ぶのが大変なほどです。

今回は4種類異なるものを購入。

サーモンの半身

そして、今回の目玉はサーモンの半身。近所の一番大きなスーパーで、不定期で売り出されるもので、見つけた時は必ずといっていいほど購入しています。

魚類は皮を剥がれた状態で売られているのが標準的なこちらでは、非常に希少な皮付きの状態のもの。一度、2ヶ月ほど購入できなかったことがあってから、一気に2枚購入するようになりました。ちなみに、この2枚で重量は3kg以上、なかなか立派です。

使いやすいように切り分けてから冷凍保存しています。半身に裁かれているにも関わらず、鱗が除かれていないというのが唯一の難点。骨も除かれてしまっているので、鱗を除去する際に身が潰れてしまいかねないのです。

2024年第18週の余談

この季節、日一日と陽の注ぐ昼の時間が長くなります。まだ太陽が沈みはするものの、すでに天気が良ければ ほぼ24時間 明るい日もあります。

24時間、窓辺で陽光を浴び続ける我が家の植物たちは成長が著しく、今年初挑戦した きゅうりの苗も順調に花を咲かせ始めました。苗の成長をみているだけでも癒されますが、実ってくれるとなおのこと良いなぁ。


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