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【読書メモ】人生を変えるモーニングメソッド:朝時間が自分に革命をおこす

タイトルの通り、「朝」を使って「人生を変える」方法を紹介した本である。何か新しいことを始めたい人、やりたいことがあるけど忙しくて時間がない人、「朝活」をしているけどうまくいっていない人などに向けた、朝時間を最大限活用するためのコツとアドバイスが詰まっている。自分の人生の質を向上させてくれると感じたノウハウをメモしておこう。


モーニングメソッド(miracle morning)

朝を有意義に過ごせば、その日は良い1日になり、良い1日が続けば、良い人生となっていく。これに異論のある人はほとんどいないだろう。しかし、多くの人がこれを実践できていない。毎朝目を覚ましては、昨日と同じような1日を過ごしてしまう。そして人生を変えることができず、一生を終えてしまう。

朝、自己啓発をすれば、1日を意欲的にスタートでき、その後もエネルギーに満ちた、集中力とやる気の高い状態が続き、生産性高く1日を過ごすことが出来る。「モーニングメソッド」で提唱されているのは下記の6つである。

サイレンス(沈黙、瞑想)、アファメーション(前向き思考)、イメージング(目標やなりたい自分など)、エクササイズ、リーディング(読書)、ライティング(日記やアウトプットなど)

一番の課題は、これを毎日実践するための時間の確保である。約60分が必要だが、自分の予定や好みでアレンジしてみると良いだろう。

私のモーニングメソッドのサンプルスケジュール

簡易ストレッチ・・・5分

ランニング・・・30分

瞑想・・・5分

アファメーション・・・5分

イメージング・・・5分

リーディング・・・5分

ライティング・・・5分

朝一番に体を動かすことで心身を起こし、瞑想で心を整え、アファメーション/イメージングでモチベーションをあげ、読書によるインプットと、そのアウトプットの時間を取っている。どうしても時間がない場合は、瞑想とアファメーションを合わせたり、リーディングやライティングをスキップしてしまうこともあるが、45〜60分は朝の時間を確保するようにしている。

朝にタスクを片付けることが精神的な報酬に繋がり、達成感を作り出し、一日の終わりまで高い生産性を持続させることができるというわけだ。さらに週末のモーニングメソッドで休日も充実するのである。

オプラ・ウィンフリー「土曜日に早起きすると、リラックスした精神状態で仕事を終わらせようと思えるの。平日の時間のプレッシャーが、週末にはないのよね。週末に誰よりも早起きができたら、その日1日や、やるべき仕事が、ゆったりした気分でできるのよ」

習慣(プロセス)を戦略的に身につける

新しい習慣を会得するには戦略が必要だ。情熱や目的を持ち、安定した日常から抜け出そう!そして良い習慣を継続させるための、自分なりのルーティーンワークをシステマチックに構築しよう。ちなみに、私は朝起きてすぐに体を動かせるように、ランニング用のシャツとパンツを履いて就寝している。笑

計画を立てたら、後は行動あるのみだ。自分を変えるためには、アレコレ考えているより行動することが一番大切なのだから。トライアンドエラーで行動を継続させ、習慣化しよう。やらないことが気持ち悪いくらいになると成功だ。

今変わらなければ、自分は決して変わらない。自分が進歩しなければ、人生は進歩しない。常に自分を成長させる時間を持たなければ、人生は良くならない。

所感

私は普段は夜型で、ダラダラと深酒や読書をして、翌朝寝ぼけながら仕事に取り掛かることが多かったのだが、この本を読んでモーニングメソッドを実践してみると、すこぶる体調がよく、心地よい。生産性も上がった。これはタイトルの通り「革命」的であった。ずっと継続していきたいし、そのために就寝を早くする必要がある。朝の時間を確保する戦いは、前日から始まっている。

色々とノウハウも乗っているが、モーニングメソッドの項を流し読みするだけでも充分に元が取れる本だろう。今年の上半期に読んだ本の中で指折りの本であった。


おまけ

G7 Summit期間中の日曜日早朝、Boris JohnsonがCornwallのビーチをランニングし、海で泳ぐ動画。なんとも心地よさそうだ。会見での彼のリラックスした表情にも納得である。最も忙しい一人である英国の首相がモーニングメソッドを実践しているのだから、忙しくて出来ない、という理由は通用しない。



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