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霧島の移住体験ツアーに参加して、改めて移住を考えてみた。

2023年4月、東京での仕事を手放し、身ひとつで桜島に移住した。

・・・なんて言ったらカッコいいけど、実際は荷物もりもりで引っ越しして、仕事も家も前年からしっかり決めていた。グラデーション移住と呼んでいる。これが安心!

移住についてのまとめたマガジンはコチラ!!

そんな私が、なぜ鹿児島県霧島市の移住体験をnoteに残そうとしているのか説明しよう。


移住体験ツアーに参加してみる

どんなツアー?

霧島市が地方への移住に興味がある方を対象に、そこに住む人々の、暮らしや文化にふれてみるというツアー。バス代や一部の体験代は、市のお金で賄われていたのだと思う。

なぜ体験ツアーを選んだ?

霧島にものすごーく移住を考えていたかと言われたらそうでもない。

移住者との交流タイムやプチ農業体験など、観光旅行では味わうことができない内容を盛り込んだとてもお得なツアーとなっています。

募集ページはコチラ

そう、この文章に惹かれたのだ。

自分で霧島を観光はしてきたけど、それじゃわからない何かを得られるんじゃないかと思って参加した。で、何かの縁で移住するかもしれない、と思ったのだ。

2014年 初めての霧島神宮

どうやってこのツアーを見つけたのか忘れたけど、『 移住 鹿児島 』とかってワードで検索して、たまたま目に入ったのがこれだったんじゃないかな。

↑ 霧島市のページにとぶ

移住した後の移住を考える。

私が今回のツアーに参加した理由は、移住を考えているからだ。

1年前に桜島に移住したけれど、今の場所がずっと住む場所と決まっていない。そんなの一生かけても決められない。そう思っている。

こういう機会があればどんどん参加したいし、今後もし続けると思う。だって、いつ何が起こるかわからないでしょ?
その土地の景色に惚れるかもしれない。
人や企業との運命的な出会いがあるかもしれない。
結婚を考えるような出会いがあるかもしれない。
これらは、時間や場所は決まってない。いつ起こるかわからない。つまり、いつでもチャンスなんだと思っている。

パタゴニアに惚れてここに住むかもしれない、とかね

霧島への移住の可能性は?

…ない。今回のツアーではそこまでココロが動かなかった。(今しかない、いけー!のような可能性はないって程度)

でも、もしも霧島市に住んだら何ができるかな?という視点で、考えてみることができた。ふつうに観光したらそうはならなかったと思う。

霧島ヴィレッジの永田さん

今回のツアーでは、とくにおもしろい取り組みをされてる方にお会いする機会が得られたと思う。そして、みんな霧島でチャレンジしている!ある意味、ココロ動かされるものがあった。(私にとっては)

有機農法に取り組む森山さん

その方たちの話しを聞いて移住したとする。が、実際はそうやってチャレンジする人ばかりでないと思う。たくさんのチャレンジャー見せられて、移住が億劫になる人もいるんじゃないかな?

どんな移住体験ツアーがあればいい?

ツアー中、そんな話しになった。私もずっと考えていた。
実際の霧島の暮らしに近いツアーが必要だと思った。

今回は、温泉宿に泊まったり、準備されていた食事処でごはんしたりした。が、実際住むとなると(温泉には入るかもしれないけど)毎日宿に泊まるわけじゃないし、自炊することになる。外食は毎日しない…と思う。

冒頭に書いたように、私は東京から鹿児島に移住をした。縁もゆかりもないこの地に難なく移住できたのは、地域に少しずつ溶けこむようにグラデーション移住をしたからだと思っている。

⬇︎ グラデーション移住のはじまりのnote

鹿児島での家が決まるまで約2年、ゲストハウスに暮らすように寝泊まりしていたので、外食はすることがあっても自炊もできる環境にあった。
また、ゲストハウスを通じて地域のかたと繋がりをもてたのがいちばん大きい。移住した時にひとりじゃないと思えたのはゲストハウスのおかげだ。

移住の前にすることは何か?

こういうツアーが用意されていれば、参加しないよりした方がいいと思う。役所の担当の方がしっかりアテンドしてくれるから安心だ。

何より、参加することによって役所の人とじっくり話せるし、少しでも顔を見知っておくと、その人を介してその土地をより身近に感じられる。次に移住相談するときに初めましてじゃないのもいいことの一つになる。

私は霧島に移住することは今のところないと思っている。が、まちがいなく霧島市が自分の中で近くなった。このツアーで出会えた人たちにまた会いにいく旅をきっとする。


最後になったけれど、今回のツアーについて写真と一緒に振り返る。霧島市は今後もこういう体験ツアーを考えているそうなので、誰かの参考になったら幸いです。

日  程   2024年3月23日(土) 〜 25日(月)
参  加  費   23,000円程度
集合場所   鹿児島空港  ※解散も同じ
移動手段   中型バス

きりしま暮らし大大大満喫ツアー

1日目

・空港に集合

・地域おこし協力隊の話し

霧島市に移住して活動している方の取り組みや、ここ「竹子バル」の運営について話をきいた。県外から、縁もゆかりもないこの地にきて、地域住民のためのふれあいサロンを作った経緯はとても興味深かった。

ここでは、後半に地域の不動産屋さんから不動産情報をレクチャー!だったのだけど、それについては収穫なく…。

・宿に到着

岩戸温泉の入り口

夕方、送迎してもらって「岩戸温泉」到着。
地元の方が日帰り入浴を楽しんでいる

せっかくだからと地域の方に話しを聞きたいと思い、露天風呂でお話を聞かせてくれたマダムがいた。キリシマダム♡ セッティングされた形式的な話しをきくのもいいけど、お風呂場での交流もいいでしょ?

・地元食豊かな店で交流会

夕飯は、市が手配してくれたごはん屋さんで"のんかた" ←鹿児島べんで"飲み会"のこと

今回、役所の方が3名で対応してくれていた。役所の方も、立派な霧島市民!移住者に話しを聞くのもいいけど、今回の参加者にとって

2日目

・日当山西郷どん村

・無垢食堂で朝ごはん

西郷どん村にある「日当山無垢食堂レストラン」にていただいた。お店の方から、この店のこだわりやこれから霧島で取り組もうとしている話をたくさん聞けた。
※ 通常は朝営業はしていない

・AZでお買い物

鹿児島県で3店舗展開するスーパー。ひと言で表すと『広すぎる!』コストコが鹿児島に入ってこない理由だと思っている。

醤油だけでもこれだけある

・嘉例川駅

木造の駅舎で有名なカレイガワ駅も、実は霧島にある。今もなお列車も走っていて、ちょっとした観光スポットだ。

その駅舎でお弁当が売られている。

九州駅弁グランプリもとっている「森の弁当やまだ屋」は、土日祝日限定でここで販売しているそう。

鹿児島の郷土料理、ガネ天も販売していた

・古民家でランチ

嘉例川の入り口にある古民家「もり蔵」、ここは2024年中に温泉宿としてオープンするらしい。彼の話しを聞きながらランチをいただいた。

霧島ヴィレッジの永田さんの歴史を聞く

2階の宿泊できるスペースも見せてもらった。温泉が入ったら絶対きたい。

「もり蔵」の宿泊部屋

・霧島神宮

この頃には、雨が強くなってきて傘をさしながら霧島神宮をまわった。

・年輪堂で移住者夫婦に会う

大阪から2016年に霧島に移住。

霧島の方の描いたカレンダーだと話していた

お茶とガトーショコラをいただき、さらにはおはぎまでいただいてお腹いっぱいになって帰りました!

・宿に到着

2日目の宿は「田島本館」 実は、ずっと来たかったところ。この機に泊まれるのは嬉しかった!

温泉は、言わずもがな。3つのお湯があって、そのうち2つは宿泊しないと入れない。どのお湯もよかったけど、キズ湯がいちばんよかった♨︎

夕飯後、お隣に座っていた方と少しお喋り。旅館でも温泉でも、隙あらば誰かと喋る私。

話してみるとひょんな出会いやつながりができるもんで、こちらの方もそんな方でした!(こういうことが移住に繋がったりもする)

・農業体験

霧島…というか、九州て農業州なわけで、鹿児島県はとくに肉・魚も含め、生産量が高い!霧島もお茶をはじめ、農が豊か。

有機農法に取り組むもりやま農園さん

トマトの植え付けをやらせてもらい、これについては今後Instagramで成長過程がみれるという。

私はここでひと足先に帰ることになり、ランチにいただくはずだったお弁当をいただいてみんなとお別れ。

「森のかぞく」という有機にこだわっているお店のお弁当。もちろん、さきほどの森山さんの野菜も入っている。地産地消を感じられるお弁当だった。

まとめ

3日もいっしょにいると仲良くなるもんで、この人たちとまた霧島で会えたらきりしま暮らしも楽しいんじゃ…?なんて思ったり。

移住体験ツアー、これにて終わり!!


ふだんはこんなnoteを書いています、カタオカマナミでした_φ(・_・
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