見出し画像

SCP011〜013

アイテム番号: SCP-011

オブジェクトクラス: Safe

説明: SCP-011はバーモント州ウッドストックに設置されている南北戦争の記念像です。その像はマスケット銃を彼の傍に立てかけた若い兵士をイメージしており、その地域から採石された花崗岩から彫り出されています。しばしば、SCP-011は自身に着地もしくは排便を試みる鳥に向けて発砲せんとマスケット銃を持ち上げている姿が観察されています。報告書によればその動きは柔らかな研削音を出しますが、どのような構造破損も引き起こしません。奇妙なことに、そのマスケット銃(こちらもまた、発砲による傷を受けません)は花崗岩の弾と花崗岩の火薬しか装填されていないという報告にも関わらず、その発砲は一般の銃器の発砲と極めて酷似していました。しかしながらこのような像の努力にも関わらず、いくらかの糞便がSCP-011に降りかかるのをどうすることもできませんでした。そして伝えられるところによると、大量の糞便を浴びた時はSCP-011は苦しみ、いくつかの稀なケースでは人間すら発砲します。

清潔好きな石像だそうです。IQは133らしいです。人間と酷似した喋り方をすることができ、過去に財団職員と会話もできています。

出典:

http://scp-jp.wikidot.com/scp-011


アイテム番号: SCP-012

オブジェクトクラス: Euclid

説明: SCP-012は考古学者K.M.サンドバルによってイタリアの北部にある嵐で荒らされたばかりの墓から発掘されました。それは"ゴルゴタの丘で"と題された手書きの楽譜でした。未完のようであり、ある楽譜の一部分であると考えられます。赤い/黒いインクは当初ベリーか天然の染料かと考えられていましたが、後に複数の人間の血液であると判明しました。初めに楽譜を発見した職員(サイト19特別復旧班)の内、2名の職員は気が触れ、自らの血で楽譜を完成させようとし、ついには大量の失血と内出血を負いました。

最初の調査後、複数の被験者を楽譜へ接触させました。すべての実験において被験者は自らを切り裂いて血で楽譜の一部を完成させようとし、結果精神病および重症を負いました。楽譜の一節を書き終えることのできた被験者は、その後すぐに「完成できない」と言い自殺しました。音楽を演奏してみると、各楽器のパートは他の楽器と全く関連なくハーモニーが生まれず、耳障りな不協和音が流れるだけでした。

ただの「不吉な歌」です。血液で楽譜を作ろうとする現象、その楽譜(物品)に異常性があるとされています。

出典:

アイテム番号: SCP-013

オブジェクトクラス: Safe

説明: SCP-013は、類似した特徴を持った242本の煙草の集合体です。一般的な煙草との違いは、1本1本に青インクの手書きで記された"Blue Lady"という単語です。

SCP-013を消費し、吸入することによって影響を受けた被験者は自分自身を不特定な女性として認識し始めます。被験者は自分が身長およそ1.6m、体重およそ50~55kgで25~35歳の女性になったと説明しています。目立った特徴として、黒髪、碧眼、明るい青い口紅という情報が得られています。

SCP-013を使用した直後から、被験者は彼ら自身を女性として認識します。次の週の間、被験者は自分自身の体が徐々に女性の特徴を持つ物に変化している事に気づきます。この変化は全て精神的なものです、被験者の体は表面的には変化しません、彼らの自分自身に対する認識の中に限定された物です。これらの変更は永久的なもので、不可逆です。

SCP-013はイアン・マイルスの自殺の後、彼のアパートで大きめのボール紙箱に詰められている所を発見されました。アパートを調査した結果、013の影響下にある人物像と酷似した数百枚のスケッチを発見しました。マイルスの死体は机の上に伏せており、オーバードーズで死亡したと推定されます。落ちていた手書きのメモの写しは下記参照。

マイルスのアパートの調査の間、1人の一般人の調査者が013の影響を受けました。潜入していたエージェントは、すぐに最も近い保管サイトに連絡をとり、その一般人、対象物、関連する証拠品はすべて収容されました。

現在、SCP-013の煙草の内217本がバイオサイト-66に収容されています。25本は研究セクタ-09に収容されており、同様の異常効果に関する研究を行なうことが審議中です。

このタバコを吸うと、自身を「女性」と思い込ませると言う異常性があります。
出典:





よろしければサポートをお願いいたします!クリエイターとしての活動費に使わせていただきます!