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IRR計算してみた

IRRについて勉強してました。

IRRってなんやねんってなると思います。
ぼくもそんな感じでしたw

・IRR

内部収益率:Internal Rate of Return
読み方:ないぶしゅうえきりつ(あいあーるあーる)
別名:IRR

投資に対する将来のキャッシュフローの現在価値と、投資額の現在価値とが等しくなる割引率(内部収益率)を求めることによって投資の有利・不利を見極める手法です。

参照サイト

将来のお金の価値を今のお金の価値に直すと有利か不利か、を調べるために使われるようです。

・IRR関数

一連の定期的なキャッシュ フローに対する内部利益率を返します。個人年金などの投資では、キャッシュ フローの差し引きが 0 である必要はありません。ただし、キャッシュ フローとは、月や年などのような一定期間をおいて、必ず発生するものでなければなりません。内部利益率とは、一定の期間ごとに発生する支払い (負の数) と収益 (正の数) からなる投資効率を表す利率のことです。

参照サイト

なるほど、わからん…

とりあえず実際に関数を使ってみよう!

ということで…
IRRを計算してみました。

計算

条件①(一括払いの年金保険)
・500万円を一括で拠出
・40年後(41年目から)に80万円を10年間受け取る(800万円受取)

結果
IRR=1.063%
払戻率=1.6

払戻率でみると1.6倍になっていますが、IRR(利回り)でみると1.063%でした。

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ちなみに右側は2%の利率で運用できたときの参考結果です。
51年目になっても461万円も残ってました。

条件②
・毎年12.5万円を40年拠出(500万円拠出)
・41年目から80万円を10年間受け取る(800万円受取)

結果
IRR=1.816%
払戻率=1.6

払戻率でみると1.6倍になっていますが、IRR(利回り)でみると1.816%でした。

画像3

画像4

右側は2%のときです。

結論

受取年数や受取額、受取開始年度を変更しても、「拠出額」と「受取合計額」の値を変えなければ払戻率は同じです。(当然ですが汗

保険会社は、年金保険や貯蓄型の保険の勧誘をする際、払戻率を強調してきます。
僕も貯蓄保険を販売する際は払戻率しか伝えてませんでしたorz
当時は利回りという概念を考えもしていませんでした。

↓利回りを考えなかった理由

利回り1.063%の貯蓄保険です!
よりも
払戻率1.6倍の保険です!!
と宣伝した方が魅力的な商品に見えます。
(嘘はついてないwww
さらに「預金利率は0.02%ですよ!比べてみてください!」と伝えると…みんなそれに食いついてくるんですよね…
だから払戻率のみを伝えて販売していました。

払戻率に騙されず、利回りで判断しましょう!

以上、払戻率のマジック(?)(?)でした。

Gyopi

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