バイトに行くまでの短い道のり、必ず音楽を聴いている。テキトーにシャッフルボタンを押すと、My Hair is Bad (以下マイヘア) の『いつか結婚しても』が流れ出した。最近はこの曲を全く聴いていなかったので、新鮮さを感じながらも、複雑な気持ちだった。 高校2年生の頃、私は当時の彼氏と初めてカラオケに行った。彼は服や音楽のセンスが良くてお洒落で、運動神経も良く、皆に優しい素敵な人だった。私の知らない世界を一緒に居ることで魅せてくれる、そう思って私から猛アタックをした末に、
この間、友人の結婚式に出席した。綺麗なドレスと素敵な演出、ご両家の挨拶に感動し、結婚って良いなあと素直に思った。 寄り添う相手がいない私は周りからすれば寂しい人間に見えるのだろうか。恋人のいる友達たちは皆口を揃えて「運命の人は必ずいる」と言う。その言葉は信用していいものなのか。私に友人のような幸せな結婚式を挙げられる日は来るのだろうか。 最近は風呂に入ることができない。バイトも遊びも楽しく活発に動いているが、夜家に帰ると突然眠気に襲われ、すぐに床で寝てしまう日が増えた。そんな
本日、本屋大賞のノミネート作が発表された。ハマりにハマっている『成瀬は天下を取りにいく』が選ばれて、私は非常に嬉しかった。そりゃ選ばれるだろう。当然の結果だ。だってあんなにおもしろいんだから。 成瀬は21時に寝て、朝走るために5時に起きる。健康第一の生活を送る。私も中学生までは21時に就寝していた。今となっては、24時に寝られれば良い方だ。 今日、講習が10時から始まるというのに、私は9時半に起きてしまった。アラームが聞こえなかった。髪も顔も寝起きのまま、服だけ着て原付をかっ
人生で初めて、小説を書いて賞に応募しようとしている。書き始めたのは4ヶ月程前で、読み返しては書き直しを繰り返した。ようやく今日完成まで辿り着いた。今、清書の途中でこのnoteを書いている。完成したのはいいものの、なんかこれ面白いのかな…と不安になってくる。言葉を初めて知った者が書いた乱雑な文章にすぎないのではないか？これは本当に書きたいものだったっけ、と応募直前で悩む。 そういえば、昔私が持っていた筆箱を盗んだ子の名前を主人公に付けたんだった。ますます嫌になってきた。なんでそ
『オール・ノット』読了。前半の真央と四葉が徐々に仲良くなっていくところ。宝石を渡す前。そこが1番読んでて楽しかった。もっと2人の時間を見てみたかった。『BUTTER』からの大ファン。柚木麻子先生。
『銃とチョコレート』読了。乙一さんの他の小説が読みたくて本屋に行ったときにたまたま目に付いたやつ。裏に書いてあるあらすじを見たら「リンツ」「ゴディバ」「ロイズ」の文字。わ、チョコの名前じゃん、おもしろ。その理由だけで購入した。伏線全回収して、綺麗に終わった。とても読みやすかった。
『いい子のあくび』読了。 結婚式で私たちは幸せな主人公です♡感は見ててキツいし、結婚する側になれても別に主人公にはなりたくないと思いつつ、白くて綺麗なドレスを着て友達も親も祝ってくれるあの空間には憧れもある。どっちが本当の気持ちなのか、自分でもわからない。苦しいしもどかしい。
カラオケオールって、大学生の特権だと思う。 大学2〜3年の頃は毎週のようにしていた気がするが、もう体力がないのか、最近は1時2時には眠くなるので行けていない。 でも先日、久しぶりにカラオケでお酒を飲みながら、朝まで歌った。 その飲み会で、かっこいい音楽を聴いて歌う彼に、また会うことができた。(下記のnoteに書いた彼です、是非) 1年以上ぶりに会った彼は、ちゃんと私の好きな彼のままだった。 場を盛り上げようとしてくれる。 私にも、私の友達にも、分け隔てなく話しかけてく
私はお笑いが大好きだ。 アメトーク、ゴッドタン、お笑い向上委員会、座王、あちこちオードリー、テレビ千鳥。ほぼ毎週欠かさず観ている。さらば、ラランド、霜降り、大喜る人たち、バキ童のYouTubeは特に面白くて好きだ。芸人さんがパーソナリティーのオールナイトニッポンも聴いている。お笑いウィークの時のヨネダ2000は最高だった。愛ちゃんは逐一ルイージとのエピソードを報告してほしい。霜降り、佐久間さんのラジオも毎週必ず聴いている。 もちろん、ライブ行ったり配信見たりもする。 賞レース
小さな町の小さな居酒屋でアルバイトをしている滝中には、心の内に留めていることがある。 平日ど真ん中、19:00。滝中のことをかなり気に入っている客が来店。「こんばんは」と笑顔で挨拶をする。この人は決まってレモンサワーを呑む。注文も聞かずにレモンサワーを作り始め、座ったと同時に出す。 「たきちゃん、わかってるね」 嬉しそうに呑んでいる。滝中は安心する。 店の中では『たきちゃん』と呼ばれている。 常連客が来る少し前に、滝中と同じくらいの歳の見た目をした女性が1人で呑みに来てい
小説と漫画が大好きで、いつか私も創作する側になりたいと幼い頃から思ってた。決して口には出さなかったけど、心の中では物書きになれるという謎の自信があった。 でも社会人まであと1年、というところまで生きてきて気づいてしまった。私はコンテンツを受け取る側の人間だということに。 自慢に聞こえるかと思われるが、これは自慢でもなんでもない。私は両親のおかげでお金には全く困らず、中学の頃は受験をさせてもらい、失敗したけど毒親でもないため「小学校の友達とまた一緒の学校で良かったね」と言って
タイトル通り、私の本棚を紹介したい。 私の本棚の中身のほとんどが小説と漫画だ。幼い頃から本を読むことが好きだったのと親の職業の影響で、絵本も数冊ある。 本棚、とはいっても実際にはIKEAで購入したオープンラック(以下ラック)と呼ばれるものを本の置き場にしている。 もう縦に綺麗に並べることができないくらいの量で、最近買った本は横置きに積み上げる形になっている。いつ重さでラックが死んでしまうかわからない。 新しい大容量の本棚を購入しようか、そう思うのだけれど、なかなか実行でき
この間、カタツムリを見つけた。 私は絶賛就活中で、結構な雨の中でもスーツを着て颯爽と家を出たところだった。 道路のちょうど真ん中にアイツは居た。ウワー！久々に見た！とわくわくして、スーツを着た女(私)が道路の真ん中でしゃがんで写真を撮った。触ろうか迷ったが、電車の時間に間に合わなくなりそうだったのでやめておいた。心の中でじゃあねー！と手を振り、その場を後にした。 面接を終え、意気揚々と帰宅する。すると、さっきのアイツは同じ場所で潰れていた。それを見た私は、車か何かに轢かれたの
最近買う本が、全部誰かに影響されているものだと気づいた。好きな芸人のツイートに面白かった！という言葉と一緒に載せられていた本、ラジオでおもしろかったと言われていた本、〇〇賞を受賞した本、ドラマ化・映画化が決定している本… どれも「既に人気のある本」だ。レビューを見ないとネットショッピングができなくなってしまったからか、絶対に面白いという確約がないと読もうと思わなくなってしまったのか…。そんなのつまんないよな、と考えていたところで読んでいた『下北沢バックヤードストーリー』の(た
