ジュラシック・ワールド新作視聴開始10分で泣いた男の話
珍しくVRとは関係ない話を書きます。
あとネタバレは無いように配慮しています。
先日いよいよ上映開始となりました、「ジュラシック・ワールド-新たなる支配者-」を4DXで観てきました。4DXは初めての体験だったのですが、すごいですね。こんなに気軽にダイナミックなアトラクションが楽しめるとは、いい時代になったものです。
ご存知かもしれませんが、私はジュラシック・パークシリーズの大ファンで、引っ越しの際もジュラシック・パーク(無印)の円盤は持って行ったし、ラジオで語ったり、愛車のジムニーシエラにアクセサリーを付けたりしてます。
そんなこんなで公開されたジュラシック・ワールド新作は、なんとジュラシック・パーク作品で活躍したグラント博士、サトラー博士、マルコム博士も活躍するとのことで、ずっと作品を追ってきたファンからすればめちゃくちゃ楽しみだったわけです。そして実際にスクリーンに懐かしい顔ぶれが並んだときは胸が躍りましたし、さらに過去作を追っているファンに嬉しい演出もありましたが、あんまり語るとネタバレになってしまうのでこの辺で。
それでは本題です。
視聴開始から10分くらいの出来事でした。
私はあふれ出る涙をこらえることができませんでした。
開始10分なんてまだ恐竜も流しで走っているくらいの時間です。
初っ端で感動の展開があったわけではなく、心苦しい凄惨なシーンがあったわけでもありません。
実際、パラサウロロフスが雪原を走っているシーンだったと思います。
じゃあなんで泣いたのか。
多分、恐竜が走っていたからです。
それだけで十分でした。
ジュラシック・パークは私の幼少期の全てです。
映画は何回も繰り返し観たし、ブ厚い図鑑に載っている恐竜の名前は全部覚えたし、毎週近所の博物館に遊びに行っては一日中恐竜の展示を眺めていました。親もファンだったので、USJにも連れて行ってもらったし、関東圏でイベントごとがあれば必ず行ってました。おかげで今でも映画に出てくる恐竜は大体名前が出てくるし、なんなら今作初登場の恐竜も大体名前がわかりました。
それで、まずワクワクしました。
これから始まる恐竜たちの物語にたまらなくワクワクしました。
そしてこのワクワクは、私の心の、一番奥深くから沸き上がった、本当に純粋なものでした。
もうしばらく忘れていた、子供のころに感じていたあのワクワクでした。
しかし、飽きるような毎日に慣れてしまった私には、楽しみを渇望することを忘れてしまった私には、この膨大な熱量をもった感情の扱いがわからなくなっていました。
そして、懐かしさを感じました。
恐竜のいるあの世界は、私にとっての故郷であり、楽園です。
またこの世界に戻ってこられたことが本当に嬉しかったし、心地よかった。
幼少期のころの記憶がガンガンにフラッシュバックしてました。
んで、その時は隣に座っていた小学生くらいの男の子が、お父さんに一生懸命恐竜の名前を教えていました。
多分私もこんなんだったんだろうな。
クレしん映画の「オトナ帝国の逆襲」でひろしが「ちくしょーっ!なんだってここはこんなに懐かしいんだ!」って泣いたシーンがありましたが、ちょっと気持ちわかったかもしれません。
そんなこんなで私は泣いてしまいましたとさ。
1人で観に行って本当によかった……
あーもう一回観に行こ。
(追記)これ書いてる時にもなんか泣きそうだったので、多分疲れているんだと思います。そういうことにしといてください。
あと、誰か感想を共有する企画を立ててください。
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