急に起き上がれなくなった日のこと、そこから回復した道順について。①
読む前に。私と同じく頭がぼーっとして体調の悪い方へ。
この時は文字も読むのも一苦労。
読まなくていいです。
簡潔に私の道順をまとめましたので下へ飛んでください。
あれは、忘れもしない、2021年8月16日のこと。
ストレスなく毎日を暮らしていたのに、急に起き上がれなくなり、仕事を半日休むと連絡をいれるが、午後も起き上がれず休みの連絡をした。次の日も何故か起き上がれず休みの連絡をいれた。理由も原因も見当たらない。
突然の体調不良。そこから1年半程療養生活に入ることとなる。
人間観察が好きな私は病院で患者さんを観察していると、病気になった年月日を明確に覚えていらっしゃる方が多く、健康な時は、そんなに良く記憶していられるものだわ、と他人事だったが、実際に経験すると、「あの日から私の人生が・・・。」と思い出すことが多く、覚えてしまうものなのだと今なら分かる。
体調不良とは具体的にどういうことなのか?というと、
という状況で、この10か月前にも腎盂腎炎に突然になり、血尿を垂れ流すことが2か月続いていたが、今回は血も涙も見当たらない。
自分の身体に目に見える原因が見当たらない。
読んで字のごとく、なぜこのような症状なのか”見当”がまったく付かなかった。
目に見える原因が無ければ、ストレスを考えたい。
しかし、ストレスも無かった。
仕事も、公務員なのに突発的な放浪癖があるという問題児であったが、上司にかなり恵まれた配属になっており、平穏だった。毎日定時に帰っており、過労という言葉も知らない。何もかもが整っている環境で、私はなぜ具合が悪いのか。
8月から9月までは、血尿の件もあったので内臓疾患を考え、内科に行き血液検査をした。貧血や甲状腺や調べてもらう中で、何一つ引っかかるものが無かった。結論、「夏バテ」である、となった。(自律神経失調症)
その後、1年半も寝込む「夏バテ」とは、どんなバテなのか問いたいが、それ程までに原因が無かった。
私の方針として、一つの観点から見るのではなく、色々な観点から見てもらうことで重なり合い浮き出てきたものが事実だと捉えることにしている。
8月~12月の間は、内臓疾患を探すべく、”(上記の)症状を同じ様に伝え続ける”ことを大切にして、近所の内科、救急内科、漢方系を専門とする内科を受診している。
医師も専門分野というものが存在する。
※医師を疑えと言う意味ではないです。
近所の内科は、腎臓が専門の先生、胃腸が専門の先生のお二人に、腎臓・胃腸系と基礎的な血液検査をしていただき異常なし。
救急内科(昨年まで救急救命医を大学病院でされていた先生で今年普通の病院を開院したばかり。なので、救急でなくても受診できた。)に受診したのは、救急救命医は運ばれてきた方を情報が少ない中で瞬時に包括的に判断することに長けていると考えたからだ。先生のお持ちである経験の中から、私のこの症状はどのような疾患に該当するのか?色々な可能性を伺いたかった。
また、漢方内科の先生には、漢方の観点から、この症状を見るとどのような症状として漢方の医学書に記載がされているのか伺いたかったからである。
結論、「夏バテ」となった訳だが、8月から12月まで続く夏バテに先生方も冬になれば眉を顰めることとなる。
以下、9月から始めた体温・血圧・食物と行動記録。
記録することで、何かヒントがあればとのアドバイスを友人から受けて始めた記録だった。アレルギーも多く、何かのアレルギー反応でこのようになっているのか?もしくは、10か月前の血尿から食欲がなくなり、食べれ無くなていたので、基本的に栄養が足りていない?など。
8月~12月までは、先ほど挙げた以下の症状は改善しなかったものの、社会人として仕事に行くべきだという思いの方が物凄く強く、12月下旬に1日5時間勤務×週5、にて職場復帰することとなる。
(復帰するも、昼ご飯は全く食べれず、昼休憩では休憩室でとにかく寝る。というか意識が飛ぶ。)
この状態で、仕事に来られても困るわけなのだが、社会人たるや出社せねばならぬの気持ちが異様に強く、年を超えて2022年2月まで出勤するものの、ある日、突然の吐き気が24時間止まらなくなるという珍事に今度は見舞われて、再度休職に入る。
その時に、「夏バテ」としてくれていた内科の先生方からは精神科受診を、社会福祉士の先輩、職場の産業医の方々からも精神科へ行くことと躁鬱病が該当するのでは?というアドバイスを初めていただくことになる。
自分の中では、
8月~12月の時点で、内科の先生方の結論が「夏バテ」=内臓や血液等に異常が見られないということから、内科では結論が出ないのであろうこと、
そして本が好きなのに文字の把握が遅く、コミュ力の塊なのに話の内容が頭に入ってこないことから、脳の処理速度が落ちていることが明確だった。
加えて、精神科に該当する要件としては、死にたいという思いより休みたい、1人になりたいという思いの方が強く感じていたので、脳や身体が休息を求めているのであろうと考えていた。
問題は、何故「脳や身体が休息を求めている」のか?ということである。
ストレスフリーな環境下で何が不満があるのか?
この根幹を突き止めなければ、私は復帰できないであろうことも感じていた。と、同時に、この体調の悪さは、これほどではないにしても、それぞれ6ヶ月ずつ、高校卒業時・大学卒業時と同様に経験していたものだった。
向き合わねばならないものがある。
進路選択のタイミングで毎回毎回毎回避けてきたものに、向き合わねばならない。
私は私の道を生きていない、という大いなる違和感。
逃げ続けてきたのは、己との対話である。
続く②へ
同じく、こんなつらい感じなのに、公務員をなぜやめれなかったのか?について考察した記事があるので、こちらもご参考までに!
私と同じく頭がぼーっとして体調の悪い方へ。
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