さくっと村上春樹みを感じたい。

 私は村上春樹の文章大好き人間だから、どっぷり感じていてもいいが、中には別にそこまでじゃないけど、場のノリで「村上春樹み」を知っていなければいけない人もいるかもしれない。

 流行とか人気とかそんなもの関係ない! 別に読みたかないけど周りが「村上、村上」うるせぇ! 手っ取り早く話を合わせたい! 「その言い回し、村上春樹っぽいね」とか言いたい!

 そんなニッチなニーズに応えるべく、私が提案するのは

『ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界』

 の読了だ。

 長いタイトルとは裏腹に、分量は多くない。それこそ「さくっと」読める。

 おそらく、特にポイントを提示しなくても、読めば「村上春樹み」が分かる。というか何も言いたくない。

 私の文章を読んだ後に、この作品を読んだとする。知っている人は想像がつくだろう。地獄である。長く書けば書くほど地獄である。だから、

 見て、読んで、知れ。

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