【心霊体験-002】交通事故に至るまでの心霊体験
①モノクロの人と車
その昔、車で走って遊んでいた頃の話です。
西岡霊廟と滝野霊園の間の道を友人と走り込んで帰るとき、
西岡霊廟の前に車が3台と若い人が数人はいました。
運転していた友人が何を思ったのか、車を停めて窓を開け、エンジンを空ぶかし。
しかし、誰もこっちを見向きもしない。
気づいていない感じだった。友人はイライラしながら車を出しました。
そのときに見た人たち、みんなモノクロだった。カラーではなかった。
そして、みんな笑顔。笑顔なら笑い声が聞こえてもいいはずだけど、一切、聞こえなかった。
何を見たのか、幻だったのかな。
②コンビニの店員
西岡霊廟からの帰り道、友人が弁当ゴミを捨てたいというので、帰り道にコンビニがあるからそこに寄って行こうということになりました。
そのコンビニは左カーブの外側にあるので、右折で駐車場に入りました。
駐車場に入るやいなや、レジにいた店員さんがものすごい形相でこっちに向かって走ってくる。
そして、ドアを開けた瞬間、「あれ?」といった顔をしてレジに戻っていきました。
なんだったんだろうね?と友人と話しながら帰っていきました。
その後、友人の車の左前輪がパンクしていたそうです。
私はコンビニの店員さんの行動が気になり、ネットで怖い話を読みながら何かないかなと探していました。
すると、見つけたんです。
コンビニの店員さんが深夜勤務をしていると、駐車場に入ってくる車のボンネットに人が載っていて、それを注意しようと店のドアを開けると、誰も載っていないんだそうです。
その人はそれが毎晩続くものだから嫌になって辞めたそうです。
おそらく同じコンビニでの話だろうと思いました。
ということは、私と友人には見えていなかったけど、コンビニの店員さんには友人の車のボンネットに載っている幽霊が見えていたんだろうな。
③支笏湖で黒い影
何年か前の初夏くらいの話。
当時、車を買ってまだ5ヶ月くらいでした。冬に買った車だったのでやっと雪が溶けてアスファルトの上を走れる状態になり、気持ちよく走っていたころでした。
後輩が乗ったことがないから乗せてほしいとのことで支笏湖にドライブに行きました。霧雨という生憎の天気で路面が濡れてたものだからスピードは出さずにゆっくりと走っていました。
支笏湖に着いてトイレに行ってから自販機でジュースを買って飲みながら外で話していたんです。
すると、車の後方の林の方に黒い人影が見えたんです。
あー、見ちゃったなー、嫌だなー、見なかったことにしようと後輩と車を見ながら話をしていたんですけど、次の瞬間、私の左隣にその黒い影がいました・・・。
何事もなかったかのように振る舞って喋りながら家に帰りました。
④交通事故
前日の夜に支笏湖で黒い影を見た次の日の話なんです。
昼に友人とドライブに行っていました。
夜にまた西岡霊廟と滝野霊園の間の道を走りに行こうということになりました。
昼は友人の車だったから夜は私の車でということになりました。
いつものように西岡霊廟のところから入っていって滝野霊園まで軽やかに走っていきました。
そして、滝野霊園の辺りでUターンして戻りました。
すると、友人が運転させて欲しいって言い出しました。
私は嫌だったんですけど、昼に友人が車を運転させてやったんだから運転させろやというのが暗に伝わって、しぶしぶ運転させました。
人の車でいきなり急加速を始めて、ただほどなくして、前に車が走っていて、その車が安全運転をしていました。
そのおかげでスピードを出さずに、ゆっくりと走ってくれました。
友人はそれでイライラしてしまいました。
ただ、不思議なのはその車、ワインレッドのレビンって車だったんですけどね、妙に明るいんです。白いもやに包まれた感じでね。
ぜんぜん音が聞こえないんだ。私はだんだんと体が重くなって動かなくなっていった。
変な汗をかいてるけど、拭くこともできない。そのまま金縛りに遇ってしまったんだと思う。
友人が片道走り終えたときその車はUターンしていた。
また運転していい?って聞いてきて、ダメって言いたいんだけど、断りの言葉を言おうとすればするほど、口だけ動いて声が出ない。
ダメと言えず、なぜか声に出たたのは「いいよ」だった。
そしたら、友人はUターンしてその車を追いかけ始めた。
しかし、さっきと打って変わってどんどんスピードを出して行って引き離されていきました。
それに追いつこうと友人は必死。片や私は気を失う手前でときどき意識がなかったです。
そして、急カーブに差し掛かった時、友人は運転操作を誤り、車が横に滑って流れてしまいました。
逆ハンドルを切るもまた逆に流されてしまい、横転して宙を舞いました。
そして、木に激突して跳ね返されて、車の屋根から地面に落ち、地面を横にザザーっと滑り、割れていなかったガラスがパーンって割れて木に激突して止まりました。
車から降りてなんとか路肩までまで上がって行きました。
互いに若かったんでね、親に連絡を取って、来るまで待っていました。
すると、一台の車が停まってくれて、乗っていたカップルが心配してくれてね、お礼を言ってました。
暗い中、車のメーター類の灯りで照らされると顔が青白く見えちゃうんだななんて思いました。
その車が走り出してから、急に涼しくなり始めて、霧がかかりはじめました。
道路は黒く濡れ始めてね、うわー、なーんか嫌な雰囲気だなと思ってたら、
遠くから聞こえてくるんです、車が飛ばしている音が。
だんだん近づいてくるぞと思ったら目の前をヒューンって走っていきました。
運転していた人は路肩に人がいることに気づいたんだろうなー、Uターンしている音が聞こえました。
そして、もう一度、目の前を過ぎていって、人がいることを確認したのか、Uターンして戻ってきて自分たちの前で停まりました。
パワーウインドーを開けた、運転していた女の子が「だいじょうぶ?」と声をかけてきました。
「だいじょうぶですよ」って話をしたら友人がその女の子とわぁーっと喋り始めて、のけ者になってしまった私はふっと視線を下ろしたんだ。
そしたらね、右前の白い服を着ているんだ。女の子の洋服って右前だったかなーなんて思いながら目線を下ろしていく。
するとね、白くて綺麗な絹の帯が目に入りました。
もうこの時点でわかったんだけど、まぁ足も見ておこうと見たらやっぱり白装束だったんですよね。
そして、友人がその子と話し終えて帰っていったんですよ。
あのとき、「だいじょうぶじゃない」って言ったら、一緒にあの世に逝っていたのかもしれない。
JAFの人に来てもらって車を引き上げて修理工場に車を持って行ってから、言われたのですが、、
その昔、同じような事故があって、車を引き上げに行ったことがあったそうです。
ただ今回と違ったのは、そのとき運転手が車にいなかったということでした。
警察も来てみんなで探すんだけど見つからない。そのうちの誰かが車の下じゃないか?って言ったんです。
警察が「JAFさん、クレーンで車を持ち上げてみて」と言われて車を上げてみたんだ。
すると、ひっくり返った車の屋根の下から死体が出てきたんです。
その人はシートベルトをしないで運転していたために、横転した際に車から投げ出されて地面に落ちたところへ、上から車が落ちてきたそうです。
そんなことがあった場所だから「引っ張られたんじゃないかい?」と言われたんだなー。
「(ぐっさんは)車が木に当たったから生きてるけど、電柱だったら確実に死んでたよ」とも言われたんですよね。
もしかしたら、あの女の子はそのときの事故で亡くなった方だったのかなと思ったんです。
そんなことを思ったのはもう日にちが過ぎてからでした。
しかし、あの女の子が幽霊だったとしたら、車がリアルすぎでした。
あそこまではっきりとした車として見れるものだったのかって思いました。
しかし、幽霊が見えるときはリアルにはっきり見えて生きている人との区別はつきづらいです。
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