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高校部活動の外部コーチは何を考えているのか。

はじまして、ぐっさんです。

今回初めてブログを書いてみようと思います。

読みづらい部分もあるかと思いますが、最後まで読んでくれるとよろこびます笑

ブログを書こうと思ったきっかけはまた次回ということで、今回は

「高校部活動の外部コーチは何を考えているのか」

とても身近にある世界をテーマにしてみようと思います。

この記事を書こうと思ったのは、私自身が現在外部コーチをしているからです。​

この記事は私の主観が多く含まれるので、決して全ての人がこうだとは思わないでください。

外部コーチを始めたのは6年前です。

特に私が選手時代に優秀な成績を残したわけでもなく、現在指導している高校が強豪校というワケでもありません。

外部コーチになったきっかけは、

外部コーチをしていた知人が転勤で県外に出るということで、代わりに私が指導するという流れです。

ただ「人に教えることが好き」と「その競技が好き」という2点だけ始めたコーチですが、もともと人に何かを教えるということは高校時代に経験していたのでそこまで外部コーチになるというハードルは高くなかったです。

こんな私が外部コーチとして何を考えながら指導しているのかというと、

「自分で考え、行動する力を身につける。」

この1点。

当たり前のようですが、社会にでてこれができていない人が多い。

私もまだまだですが、え?大人ってこんなもんなん?って思ってしまうこともあります。


普通の高校の学生がどのように部活を選ぶと思いますか?

あ、この部活面白い先輩おる。

同じ中学の先輩おる。

なんとなく友だちが入ってるから。

友だちにさそわれて。

実際聞くとこんな感じの答えほとんどです。


強豪校にいく人ならその競技をするために自分からその道を選択していきます。

強豪校へ進んだ選手は「自分が選択した人生で結果をだす必要がある」という大事なことがあり、

普通の高校に進んだ学生は「この3年間で何を学ぶのか」という大事なことがあります。

ここで難しいのは後者は「自分で目的を持って入ってきたワケではない」というところです。

そしてさらに難しいのは「目的を持っていないことについてなんとも思っていない」ところです。

スタート地点すら探そうとしていないんです。

まだ高校生だし何すればいいかわかんないし、とりあえず大学行ってかんがえればいいんじゃね?

全ての高校生がこうではないですが、少なからず日本の学校教育において自分で考えさせて、行動(失敗)させることはよく思わないという傾向があるかと思っています。


高校時代がどれだけ大事か、大人になれば分かりますが、本人たちは中々分からないんです。

私もそうでした。

なんとなく高校生活を過ごしてた1人です。

自分みたいな人間を増やしたくないという思いもあり自分で考えることを目的に指導しています。


競技の指導において例えば、

ボールの投げ方は、腕の位置はここ。体の向きはこう。全身を使って、ポイントはこの瞬間に・・・

とかではなく、

好きに投げていいよ。ただし、体の構造上怪我しないようにここは統一しよう。あとは自分で色んな投げたかを調べて試行錯誤してみて。

と最低限のことしか教えません。

少しずつ一人一人の様子を見ながらヒントを与え、3ヶ月もすれば、考える子とそうでない子は全く体の使い方が変わってきます。

そして見えない部分も大きく変わっていきます。

考える子は、積極性が増します。

初めて会った上手な大人に自らわからない事を聞きに行ったり、LINEで質問がきたり、行動し始めます。

こうなればこちらがずっと見てなくても自分から挑戦し、経験を積んでいきます。


問題は変化のない、考えない子です。ここが一番難しい。

これは憶測ですが、これまで育ってきた環境にすごく影響されていると思っています。

そしてそういった子は同じような考えない子と群れて、考えている子と確実に対立します。

そんな時はこのご時世よくは思われないと思いますが、私はいわゆる「ケンカ」をさせます。

学年によってこの「ケンカ」の種類は様々です。

取っ組み合いになる場合もあれば、口ゲンカもありました。

もちろん大人のいる状況でやらせますし、取っ組み合いも止めます。

ケンカさせておきながらですが笑

この状況で何を求めているかというと、考えない子に対して、無理矢理「考えないといけない状況」を作りださせています。

ケンカしてなにも思わないロボットみたいな人間はそういません。

本気で意見をぶつける事で何か考えるきっかけを作ってあげます。

このやり方で一番効果的なのは同級生とぶつかることです。

同級生は3年間で一番長く付き合いのある仲間です。

部活が終わっても学校に行けば会えますし、なんなら大学や社会人になっても付き合いがある人もいます。

若い時に本気でぶつかりあった者どうしは意見が会えばそれまで以上に絆が深くなります。

意見が合えばの話ですが、そこは大人である私の出番です。

とくに難しい事ではなく、もともと考えてない子がその場でつくろった意見なんてすぐ変わります。

考えている子にはまだ浅いですが「信念」があり、

考えていない子には信念はなく自分の欲で考えた「いいワケ」しかありません。

言いくるめるのは簡単です。


長くなりましたが、まとめると

平凡な外部コーチが高校部活動生のために教えれることは

「自分で考え、行動できる人間になれ」

ということでした。

高校生でこれに気づいたら、その後の人生はとてつもなく広く、楽しそうでしょう。

私が高校生の時に誰かに教えて欲しかったことを今、自分ができる限り教えていきたいと思います。

最後まで読んでくれた方が少しでもいてくだされば、これを書いた甲斐があったかな。

ありがとうございました。

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