見出し画像

チームの意思を1つにするために…


何を変えたのか。

前回の更新では、「選手の意思を考えていなかった」と吐露させていただいた。
しかし、その内容には触れなかったが今回は、その内容について書いていこうと思う。


「選手の意思」と監督である「私の意思」に差異があることに気がついたのは、春の天下一品杯(企業主催の京都・滋賀・大阪の大きな大会)での敗戦後の練習試合である。

それまでの私は「育成」という面を考えたりし、フィールド上の選手を70点のメンバーにしていた。理由は、大会では何があるかわからないなか経験の少ない選手を急に出場させたくなかった。だからわざと、スタメンの中にわざと準レギュラークラスの選手を数名入れていた。



しかし、練習試合後に選手と会話するなかで「ベストメンバーで戦いたい」との旨の話をされた。その話をされたあとは、「こっちの事情を考えず何を!」と考えていた。
人はそれぞれ考え方も違うし、捉え方も違う。その違いを受け止め考え、舵をきるのが監督である。

そこでチームの舵をきった。


「スタメンは選手たちで決める」


小学生にしたら難しいのではないか。そんな声はいくらでも聞いた。でも、監督やコーチが考えているように選手も選手ながら考えながら野球に取り組んでいる。英知を結集することで、チームの「ベストメンバー」で試合に取り組む。そうすることで、指導者が考えていることは選手が分かりやすくなる。選手たちが見えて感じていることを指導者が感じやすくなる。
浅はかかもしれないが、そう考えた。



でも、まだ小学生。
好き嫌いでメンバーを決めてしまってはいけない。

そこで指導陣と選手たちの意見を踏まえて「試合に出る選手の基準」を決めた。

みんなで決めた基準。
同じ方向を向いてこそ獲りにいける試合がある。
そう信じている。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?