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プロフィール

長々と自分語りをします。ご容赦ください。
私がどんな書き手であるかをお知りになりたければ、名刺代わりに掲載してある『ハートレス』『ユースレス』を読んでいただく方がいいかもしれません。どちらも完結済みです。

基本情報

九条寓碩(くじょう・ぐうせき)
大阪市生まれ。自由業。猫2匹と暮らしています。

けっこう長年にわたって小説を書いています。
ジャンルは、ファンタジー、SF、サスペンス、ミステリーなどです。主人公が何らかの意味で「最強」であることと、必ず「戦い」の要素を含むことが特徴です。

小説投稿サイトに投稿したり、公募用の原稿をもそもそ書いたりして過ごしています。九条寓碩名義、あるいは別の名義で電子書籍も出しています。

夢は「出版社から紙の本を出してもらうこと」「小説を映像化(アニメ化or実写化)してもらうこと」です。そんなの無理やろ!?というツッコミは受け付けません。


経歴

【小学校】
「本の虫」という言葉がぴったりな子供でした。小三になったとき、母が「毎月本を1冊ずつ買ってあげる」と言い出し、4月には『小公女』、5月には『小公子』、6月には『若草物語』を買ってもらいました。しかし7月に『ルパン対ホームズ』、8月に『まだらのひも』を選んだあたりから母の顔が曇りはじめ、いつしか「月1冊」の約束は自然消滅しました。

小学校の図書館にあったルパン全集は全巻読破しました。授業中も、机の下に隠しながら読んでいました。

次にハマったのが007シリーズと87分署シリーズでした。007シリーズもほぼ全冊読破しました。
当時、わからない語があれば辞書で調べながら読んでいたのですが、『ロシアから愛をこめて』の中に辞書に出ていない語が出てきたので、「母さーん。『淫売』って何?」と尋ねたところ――翌日学校から帰ったら007の本がなくなっていました
今でもその時の悔しさを覚えていますので相当ショックだったのでしょう。
お子様をお持ちの皆さん、子供が自分の小遣いで買った本を取り上げないであげてください、たとえ教育に悪そうなものでも。
それ以来、007シリーズだけは母に見つからないよう隠して集めるようになりました。

ハヤカワ文庫の愛好家となったのでSFなども読むようになりました。古典SFが好きでした。
五年生の頃、音楽の授業中に『2001年宇宙の旅』を読み終わろうとしていて、いきなり背中をどんと突き飛ばされて底知れぬ深淵の手前で踏みとどまったような、とてつもない深みをのぞき込んだような戦慄を覚えました。その感覚を「センス・オブ・ワンダー」というのだと後で知りました。

当時はマンガと小説の両方を書いていました。記憶にある限りで最初に書いた小説は、海外を舞台にしたギャングの抗争ものでした。ストーリーはあまりなく、とにかく撃ち合ったり殴り合ったりしていた小説だったと思います。
キャラの外見描写の際、いちいち体重と身長をヤード・ポンド法で入れるというこだわりがありました。当時読んでいたものの影響でしょう。「身長六フィート二インチ」とか書きたかったのです。

【中学校】
活字中毒はますます悪化し、暇さえあれば小説を読んでいました。母の望みに反して、文学にはまったく手が伸びませんでした。サスペンス、ミステリー、SFを中心に読みまくりました。当時なぜか「マンガを自分で買うのは恥ずかしいこと」という思い込みがあり、マンガは友達や叔母が貸してくれたものしか読みませんでした(20歳近くまでその思い込みを克服できませんでした)。

中二のとき、大阪文学学校に参加させていただきました。子供が参加するようなところではありませんので、せっかくの内容も十分に活用できなかったのですが。年に数回の締め切りが設けられており、提出した作品に先生が講評をつけてくださる、というすばらしい体験をすることができました。なんだかんだ言って、私はこのとき初めて小説を完結させたのです。
「ライバル同士だったアウトロー二人の間に友情が芽生える話」と「はぐれ者たちが探偵団を結成して事件を解決する話」を書きました。読書体験は豊富でも、生活体験は14年分しかありませんので、どうしても舞台は小学校になるし、登場人物も小学生になります。サスペンス&ミステリーを書いたつもりだったのに、児童文学にカテゴライズされ、先生に絶賛されました。14歳の感性がすばらしいとベタ褒めされ、作品集にも掲載していただきました。
最後に、思いっきり背伸びして、20歳前後の青年が主人公の、山奥の村を舞台にした原稿用紙100枚超のミステリーを書いたのですが……先生からの評価はイマイチでした。

【その後】
高校、大学と進んでも活字中毒は治らず、小説だけでなくありとあらゆるジャンルの本を読みあさるようになりました。食わず嫌いだった文学小説にチャレンジしはじめたのも、この頃です。哲学、歴史、社会学、物理学、地政学、心理学……ちょっとでも興味をひかれたら何でも読みました。
読んでいてイライラし、壁に向かって全力で投げつけたくなるような本にも出会いました(キェルケゴール『死に至る病』)。
2ページ読むだけで必ず寝落ちしてしまうので、とうとう第一章から先に進めずに終わった本にも出会いました(ギュンター・グラス『ブリキの太鼓』)。不眠に悩む方にお勧めです。
この頃も、何か小説を書いていたとは思うのですが、思い出せません。

社会人になると、人生を探求するのに忙しくなり、本もあまり読まなくなりました。小説も書けなくなりました。文章が一行も出てこないのです。

たまたま塾の教え子が高校の文芸部で部長を務めていましたので、その部誌にゲストとして載せてもらうため、ノリと勢いで『勇者の出立』というファンタジー小説を書き上げました。それが、私が大人になって初めて書いた小説です。
続いて、勢いに乗って、『百年の孤独』という作品も書き上げました。
十代の頃から「いつか書いてみたいな」とぼんやり胸であたためていた作品に、『名誉市長』というタイトルを与え、プロットもないまま、ただ漠然とした断片的なイメージに導かれて、書き始めました。私が九条寓碩になったのは、その頃です。

これまでの活動

別名義でも電子書籍を出したり受賞したりしていますが、ここでは九条寓碩名義での活動のみを挙げます。

2022年
-『USELESS』第10回ネット小説大賞 一次選考通過
-『バッドロマンス』第29回電撃大賞 二次選考通過

2021年
- POD&電子書籍『百年の孤独(チャットノベル)』刊行
-『マズルフラッシュ』第2回ノベラボ小説アワード 最終候補作品
- 電子書籍『マズルフラッシュ』刊行

2020年
- 『雨の中のアリス』第1回レジェンド賞 最終選考作品
- 電子書籍『百年の孤独』刊行

2019年
-『名誉市長』第7回ネット小説大賞 一次選考通過
- 電子書籍『勇者の出立』刊行

2018年
- 電子書籍『さよなら、勇者』刊行
-『ハイリスク、ノーリターン』スニーカー文庫《俺のラノベ》コンテスト 特別賞
-『遊び人王子』第3回ツギクル小説大賞(オールジャンル)中間選考通過

2017年
- 電子書籍『ショータイム、ショーダウン』刊行(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

2016年
-『USELESS』第4回ネット小説大賞 一次選考通過
-『死が二人を分かつまで』第23回電撃大賞 二次選考通過
-『セピアメモリー(旧題)』第16回ノベラボグランプリ(ミステリー)最優秀賞

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