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🌞私の人生で 最高に゚キサむティングだった『絶察にあきらめない綱匕き』の話。 【#創䜜倧賞2024】【 #゚ッセむ郚門】

 ðŸ³ïžâ€ðŸŒˆ 昔々の話です 。

私が䜏んでいる町内で孊校運動䌚が行われたした。

その時、保護者察抗の「綱匕き」が開催されたので参加したした。

玅組ず癜組に分かれお ãã£ã¡ã‚Šãšäººæ•°ã‚’合わせお 3本勝負で争う「綱匕き」でした。

最近は å±é™ºãªã®ã§äž­æ­¢ã•ã‚Œã‚‹ã“ずも倚い ã€Œç¶±åŒ•ãã€ã§ã™ãŒã€ã“れたでの長いオリンピック倧䌚の歎史では æ­£åŒãªã€Šäº”茪競技》ずしお ã‹ãªã‚Šã®äººæ°—があったそうです。

町内の孊校運動䌚での「綱匕き」の話。 

私は癜組 だったず思う。

孊校の運動堎に蚭眮された入堎門から é§†ã‘足で競技をするロヌプに向かっお走っおいくず、癜組チヌム列の先頭に町内䌚の䌚長さん ずいっおも ç§ã‚ˆã‚Šäž€ã€ã ã‘幎䞊の人です。がいたした。

そしお 

 ã€Œãã‚‹ãã‚‹ã•ã‚“、癜組の先頭に入っおくださいよ」

ず お願いされたした。

私 党く「力持ち」ではありたせんが、倧奜きな䌚長さんに匕っ匵られお çŽ…組ず察面する ç™œçµ„の䞀番前の堎所に入っお綱を握りたした。  

ロヌプの䞭倮には ã²ã‚‚に結ばれた旗が立おおあっお ãã‚Œã‚’自分のチヌム偎の陣地に匕き倒すず《勝利》です。

私たち癜組は äœ“育通偎のグラりンドに眮いおあるロヌプ暪に䞊んでスタンバむしたした。

そしお綱匕き「1本目」の開始です。  

力いっぱい匕き合いたすが ãŠäº’いに 力が拮抗しおいお ãªã‹ãªã‹å‹è² ãŒã€ã‹ãªã„ 。

そしお æ¿€ã—い戊いの末、私たちの癜組は敗れおしたいたした。

うん、残念

そしお çŽ…組ず癜組の堎所を入れ替えお「2本目の勝負」です。

「2本目」も ç™œç†±ã—た激戊になりたした。

しかし ã‚‚う埌がない ç§ãŸã¡ç™œçµ„は åŠ›ã‚’振り絞っお勝利したした

よし、やった

これで 1勝1敗になりたした。 

そしお再び å Žæ‰€ã‚’チェンゞをしお ã„よいよ決戊の「3本目」です。

さぁ、「3本目」がスタヌト。

䞡チヌムずもに疲れおいたしたが たたたた激戊になりたした。

ロヌプが ã©ã¡ã‚‰ã«ã‚‚動かない状態が続きたしたが ç§ã¯å…ˆé ­ã«ã„お 真ん䞭に立おおある旗が芋えおいるので、だんだんず玅組に匕かれおいるのが分かりたした。

癜組が匕っ匵るタむミングもズレおいお、ロヌプに効率よく力が䌝わっおいないこずを感じ出したした。

「こ、これは ãƒžã‚ºã‚€â€Š ã€

私 ずっさにロヌプから離れお振り返り、癜組の埌ろ偎の人たちに叫びたした。

「ロヌプを匕くタむミングがバラバラなので åŠ›ãŒäŒã‚ã£ãŠã„ないです」

「皆が äž€ç·’のタむミングで匕きたしょう」

私は倧声で ã€Œã‚ªãƒŒã‚šã‚¹ã€ã‚ªãƒŒã‚šã‚¹ã€‚」ず蚀いながら äž¡æ‰‹ã‚’振っおロヌプを匕っ匵るタむミングを皆に合わおもらいたした。

するず ã ã‚“だんずロヌプを匕く力が è˜‡ã£ãŠããŸã—た。

私、埌ろ偎の人たちに蚀いたした「良い感じです盛り返しおいたす」

しかし åŒ•ã£åŒµã‚Šè¿”しお逆転するこずは出来おいなくお、ガマンが続く こう着状態のたたでした。

そんな時、癜組の埌ろ偎の方から声が飛んできたした 

「こちらが匕き返しおいる手応えを感じないけど æœ¬åœ“に倧䞈倫なのか」

私、たた蚀いたした 

「こっちが匕いおいる、倧䞈倫ですあず ã‚‚う少しです」

そしお åŸŒã‚åŽã‹ã‚‰ ãŸãŸãŸãŸå£°ãŒæŽ›ã‹ã‚ŠãŸã—た。

「分かった分かったから ã‚んたも離れおばかりいないで ちゃんずロヌプを持っお匕っ匵れ」

私、「はい、分かりたした 。」
どうも ã™ã„たせんでした 💊

でも実際には ç™œçµ„は劣勢であり é™£åœ°ã‚’挜回しおいたせんでした。

私も必死でロヌプを匕っ匵りたしたが ã‚‚う力の限界に近づいおいるように感じおいたした。

そこで èŠšæ‚Ÿã‚’決めお 思い切り倧声で蚀いたした。

「今、少しず぀癜組が匕いおいるかなり匕いおいるもう ã¡ã‚‡ã£ãšã§å‹ãŠãŸã™ïŒïŒïŒã€

党くの『り゜』でしたが ã“の䞀蚀は ã‚‚のすごく効果がありたした。

すぐに埌ろ偎から å£°ãŒèžã“えたした 

「本圓か、よっしゃ。皆、もう少しやぞ頑匵ろうぜ」

癜組の皆さん 

「よっしゃぁあああぁあぁぁ」

「オヌ゚ス、オヌ゚ス。」

「オヌ゚ス、オヌ゚ス、オヌ゚ス。」

「「オヌ゚ス、オヌ゚ス、オヌ゚ス、オヌ゚ス。」

そこから åŸŒã‚åŽã‚ˆã‚Š 驚くような力で匕っ匵っお来たので äž­å¿ƒã®æ——は埐々にセンタヌラむンを越えお æœ¬åœ“に癜組が優勢になったのです。

たたたた 埌ろ偎から声が聞こえたした 

「ただなのか、本圓に倧䞈倫なのか」

私、ここでは絶叫したした。

「本圓です、あず10センチあず5センチ」

「今、真ん䞭の旗が ã“ちら偎に倧きく揺れおいたす ã€ã€€

「勝おる、絶察に勝おるから」

この時には 本圓に 勝利の確信があったのです。

するず 

急に盞手チヌムに 力の手応えが無くなっお ãã®ãŸãŸç™œçµ„が䞀気に匕き切りたした。

前方を芋るず玅組は ã‚‚うバラバラで厩れ萜ちおいたした。

や、やった

勝った、勝った、勝った、勝った

私 å®‰å µã—お、その堎で倧の字になっお寝ころびたした。

あぁ、勝った。

それず同時に ç§ã®èº«äœ“の䞊で「ドスン」ずいう音ずずもに重みを感じたした。

芋るず ç”ºå†…䌚の䌚長さんがダむビングしお飛び぀いおいたした。

そのたた人で抱き合っお å‹åˆ©ã®æ„Ÿæ¿€ã«æµžã‚ŠãŸã—た。

癜熱した町内の「綱匕き」は、癜組が 2察 ã§çŽ…組に逆転勝利したのです

たかが 孊校運動䌚での「綱匕き」でしたが ç§ã«ã¯ å€§ããªæ„Ÿå‹•ãŒ こみ䞊げおいたした。

手に汗を握った運動䌚の「綱匕き」競技が終了。  

それから é§†ã‘足で退堎門に向かいたしたが、その途䞭で癜組を支えた 埌ろ偎の方たちずも熱い握手を亀わしたした。

どの人も åˆã‚ãŠèŠ‹ãŸé¡”でしたが äž€ç·’に戊った倧切な仲間でした。 

退堎門を出るず çŽ…組の䞀員ずしお「綱匕き」に参加しおいた知り合いの人が話し掛けおきたした。 

玅組の知り合いの人。

「玅組が勝おるず思ったのに、最埌に癜組が急に匷くなっお ã“ちらの方が匕きずられお負けちゃいたした。癜組に䜕か ありたした」

私、「最埌に急に匷くなった。」ずいう衚珟は ãšãŠã‚‚理解できたした。

そしお çŽ…組の知り合いの人に蚀いたした。

「䜕も ãªã„ですよ、ただ ç™œçµ„は勝おるず信じ蟌んで最埌たで ã‚きらめなかったので勝利できたず思いたす。」  

これは çµ¶å¯Ÿã«é–“違のない事実だず思いたす。  

本圓に私にずっお、この町内の孊校運動䌚は歎史に残る名勝負でした🏁 

そしお 

私が退堎門を出お è‡ªåˆ†ã®åž­ã«å‘かっお歩いおいるず、芋知らぬ ãŠã˜ã„さんが声を掛けおきたした。

そしお é©šãã®è©±ã‚’しおくれたした。

「毎幎 æ¯Žå¹Žã€ã“の運動䌚の「綱匕き」を楜しみに芋おいるけど ãƒãƒŒãƒ åŠ›ãŒäº’角で 1本づ぀取り合った埌の3本目の勝負の時、䜓育通偎の堎所にいるチヌムこの時、3本目の䜓育通偎チヌムは癜組が勝ったのを初めお芋た」ず蚀うのです。 

䜕でも ã“の孊校の運動堎は高䜎差があっお å‚Ÿãã®ãªã„平らな æ°Žå¹³çŠ¶æ…‹ã«ãªã£ãŠã„ないそうです。

「ちょっず芋ただけでは分からないけど äœ“育通偎の地面が高くなっおいるので ã“こで「綱匕き」をしたら、盞手を匕き䞊げる力が必芁な䜓育通偎チヌムが䞍利になる。」のだそうです。

「えっ」

そう蚀われれば 

この日の綱匕きは「1本目」も「2本目」も、地面が高くなっおいる䜓育通偎のチヌムが負けおいた。

だから  

「『3本目』も䜓育通偎のチヌムこの時は癜組が負けるず思っお芋おいたら、䜕ず逆転しお ç™œçµ„が勝利しおしたった 。」

ず蚀うのです。 


な、なるほど  ðŸ‘€ã€€ã€€

もしかしたら ã“の ãŠã˜ã„さんの蚀う通りなのかも知れたせん。

スポヌツ競技では è‰¯ãã€Œãƒ›ãƒŒãƒ ãƒãƒŒãƒ ãŒæœ‰åˆ©ã ã€‚」ず蚀われたすが、このように自分たちのホヌムグラりンドの特城を知っおいお、郜合のよい陣地を遞べば é«˜ã„確率で盞手に勝おるチャンスが広がるのかも知れたせん。 

䜕だか èº«ã«æŸ“みお分かったように感じたした。

「勝負は ã‚きらめた瞬間に敗北する。」

「勝利するための ホヌムアドバンテヌゞ地の利は存圚する」 
 

この時の町内での孊校運動䌚「綱匕き」は、私に倧切な教蚓を教えおくれたした。

昔々の孊校運動䌚の話ですが 今でも絶察に忘れられない『人生で最高に ゚キサむティングだった 綱匕き』の思い出です。


 ※ 䜿甚した画像は党おむメヌゞです。


そしお 

こちらに続きたす。


🌝1幎埌  私の人生で 最高に゚キサむティングだった『絶察にあきらめない綱匕き』その翌幎の話。  【#創䜜倧賞2024】【#゚ッセむ郚門】 


🚩 胞が熱くなった「絶察にあきらめない綱匕き」から 1幎埌 

たたたた 町内で孊校運動䌚が行われる季節がやっお来たした。

私、この幎の「綱匕き」では どちら偎に䜍眮すれば有利なのかが 分かっおいるので、もし 遞ぶチャンスがあれば 地面が高くなっお䞍利な䜓育通偎を遞ばないようにしよう ず思っおいたした。

ある日、仕事が終わっお家に垰るずテヌブルの䞊にパンフレットが眮いおありたした。

それは「孊校運動䌚のプログラム」

この時は昚幎の「運動䌚での綱匕きの興奮」を ほずんど忘れおいたした。

でも 私、「今幎も綱匕きに参加しようかな。」ず思いながらプログラムにある競技皮目を順番に芋おいたした。 

ん

ん ん 

あれれっ、毎幎恒䟋の「綱匕き」がプログラムにない

家族に聞いおみたら 「昚幎の運動䌚の少し埌に 来幎からは 綱匕きを䞭止したす。」ずいう連絡が届いおいたそうなのです。 

どうしお

「去幎の 保護者察抗 綱匕きで 癜組私の入っおいたチヌムの人が 綱を匷く握り過ぎお手のひらを擊りむくケガをしたらしい。」

うん、癜熱しおいたからなぁ 。

さらに 

「3本目の勝負の時、絶察に勝぀ず思われおいた 玅組盞手のチヌムが逆転されお あきらめた態勢になったので バラバラに厩れ萜ちた。
その時、身䜓が前方に倒れかかっお 倧勢の人たちが転んだらしい。」

「ひざを擊りむいた人、地面に顔を匷く打った人、腰をひねった人など 。かなりの人数が病院ぞ行ったみたい。」

えヌっ、党然 知らなかった

「それから 実行委員䌚で協議しお 普段から事前の緎習ず安党ルヌルの培底を行っおいない「綱匕き」は危険だから 今埌は䞭止にしよう、ず決たったらしい。」

あっ、そういう理由だったんだ 。 

この勝利の瞬間の時、私は癜組の先頭にいたので 厩れおいく玅組が芋えおいたのですが 自分のチヌムが勝ったこずに感極たっお倧喜びしおいたした。

でも 盞手チヌムには倚数の けが人が出おいたのです 💧

過去に 「綱匕き」では 転倒、抌し぀ぶし、衝突などによっお 倧ケガや死亡事故たで発生しおいたす。

最近の運動䌚では 危険だからずいう理由で「綱匕き」の他に「階銬戊」、「棒倒し」そしお「組み䜓操」たでも䞭止になっおいるそうです。

保護者さんが 久しぶりに参加する運動䌚では 気持ちが高ぶっお、どうしおも 皆が 匵り切り過ぎおしたいたす。

少し寂しい気もしたすが 「安党」を優先するず、䞭止になる皮目があるのは仕方ないのかも知れたせんね。  


話は倉わりたすが   

昚幎の「綱匕き」の終了埌、退堎門を出るず 玅組の䞀員ずしお「綱匕き」に参加しおいた知り合いの人が 話し掛けおきた、ず曞きたした 。 

この玅組の知り合いの人が「玅組が勝おるず思ったのに、最埌に癜組が急に匷くなっお こちらの方が匕きずられお負けちゃいたした。癜組に䜕かありたした」

ず聞くので 私、玅組の知り合いの人に蚀いたした。

「䜕も ないですよ、ただ 癜組は勝おるず信じ蟌んで最埌たで あきらめなかったので勝利できたず思いたす。」  

これは 絶察に間違いのない事実だず思いたす。  

本圓にそう思っお このように答えたのですが 埌日、質問の意味が違っおいたこずを知りたした。

ある日、この玅組だった人ず たたたた近所で出䌚いたした。

そしお 町内の孊校運動䌚で行われた綱匕きの話になったのです。 

知り合いの人は「癜熱した 3本目の終盀、芳客垭から 2人の倧人の男性が走っお来お 癜組の䞀番埌ろに加勢しお入り、ロヌプを匕っ匵っおいたしたよね。」ず聞くのです。  

「えええぇっヌヌヌ」

運動䌚の日「最埌に癜組が急に匷くなっお こちらの方が匕きずられお負けちゃいたした。癜組に䜕か ありたした」ず蚀ったのは このような意味の質問だったのでした 💧

私 もうビックリしたした

先頭にいた私から 癜組の埌ろ偎は 党く芋えおいたせんでしたが、そのような事は絶察にないず思いたす。

運動堎に蚭けられた「実行委員䌚の本郚テント」から圹員さんたちがチェックしおいるし、䜕より運動䌚に参加しおいる子䟛たちが呚りの児童垭で芳戊しおいたす。

そんなルヌル違反をしたら その堎で倧きな問題になっおいたず思いたす。

実際に この玅組だった人が 加勢した人を芋たわけではなく、玅組チヌムにいた䜕人かの人たちが そのように話しおいたのを聞いたずいうのです。

私は その堎で実際に癜組の団結を䜓隓しおいるので「癜組の皆は 勝おるず信じお 最埌たで あきらめなかったこずで勝利できた。」ず確信しおいたす。

敗れた玅組の䞭には 自分たちの敗戊が玍埗できなくお、事実ず党く違った話をする人が存圚しおいたした。

私、盞手チヌムが負けた理由は「察戊するチヌムのチカラが 自分たちの予想を䞊回った時、それ以䞊にチカラを合わせお 皆で勝぀努力をしなかったのが敗因。」だず思っおいたす。

だっお 目の前にあった勝利を自分たちで 勝ち取れなかったのだから

敗戊の原因は 

「自分たちの頑匵りが 足りなかったのです。」

これは 絶察に間違いのない事実だず思いたす。  

私、たたたた 教蚓を埗たした。

「勝負で 疑いの心を持぀ず いるはずのない 2人の鬌の姿が芋えおくる。」
疑心暗鬌

「勝利するのためには 仲間を信じお力を合わせるこずが最も倧切である。」

あれから かなりの幎月が経っおいたす。

でも 私、「人生で 最高に゚キサむティングだった『絶察にあきらめない綱匕き』」からは たくさんの教蚓が埗られたず思っおいたす。

本圓に思い出深いのです 。

倚分、ずっヌず ずっヌず ずっヌず忘れたせんね。

そしお 

この時 ケガをされた玅組の方々、どうも すいたせんでした。

私 もう「必死のパッチ」だったもので 💊

 ※ 䜿甚した画像は党おむメヌゞです。



#創䜜倧賞2024

#゚ッセむ郚門 

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