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「冒険の書 AI時代のアンラーニング」を読んだ

就職してから半年。
ぼちぼち自分のキャリアについて悩むことが増えたので参考になりそうな本を探すことにした。

書店で見かけて気になったので、この本を読んでみることにした。

 「冒険の書 AI時代のアンラーニング」は、自分が今まで受けてきた教育とはなんだったのか、その歴史や現状について概説し、今後の教育の在り方について提言する本。

基本的に学生を読者として想定しており、行き過ぎたメリトクラシー(能力主義)に気づかせ、またそもそも時代に合ってないよね?と啓発する本だったように思う。(ざっと読んだ感想)

 この本では、学校や予備校でいわれたことを学び、受験競争を突破→いい企業に入る→… を目標とするような社会の風潮を批判している。また、そのような競争を勝ち抜いた人にとっても、"できない奴は自己責任"という論を強めてしまうとしてメリトクラシーの危険性を指摘する。

 この本全体の主張は正しいと思うのだが、どうしても"そうは言っても…。"感はぬぐい切れなかった。今まで既にメリトクラシー教育の中で生きてきて、その価値基準を採用してそれなりにやってきた人間にとって、いきなりそれを捨てよ、といっても難しい…。

いきなり全部切り替えるのは無理そうなので、できそうなところを見つけて徐々に切り替えていくことにしよう…

この本を通して一番ハッとさせられたのはこの図


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