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戦国武将に学ぶ!No.39~豊臣秀長③~



”軍師” こと、株式会社GUNSHIコーポレーションの社本です。


このnoteでは経営者の軍師としての目線で、
これからの時代を生き抜く戦略を発信しています。


私は日ごろより周りの方々から
”軍師” というニックネームで、
お呼びいただいています!(笑)

社名であることもその理由ですが、
私は自他共に認める歴史好き!
とくに戦国時代が好きです。


今回は、私が好きで見習っている、
学んでいる武将や軍師を紹介するシリーズ。


ぜひ最後まで楽しんでいただけたら幸いです。





■理想のナンバー2



今回で3回目の登場となるのですが、
2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟」が
待ち切れなさ過ぎて(笑)、
またも豊臣秀長をピックアップ
したいと思います!


なぜこんなにも秀長に惹かれるのか?
を考えたときに、やはりその生き様に
あるのではないかと思います。


仕事柄、お客様の組織に深く関わらせて
いただくことが多いのですが、
ナンバー1、ナンバー2の関係性って
ものすごく大事だと常々感じているのです。


ナンバー1とナンバー2が
しっかりとタッグを組めていること。
それは、ナンバー2がナンバー1の
ご機嫌取りをして何でもイエスと
応えるのではなく、いざという時には
対等にナンバー1に物申せるような、
そんな関係が必要です。


ナンバー1である社長は
会社全体が良くなることを
常々考えているわけですが、
ナンバー2も同じ熱量で、
一般の社員さんと社長を繋いで
ギャップをできるだけ解消させ、
発展させていく役割も担っています。


いろいろな企業さんに
「秀長のようなナンバー2が
いたらいいな」と思いながら
書いていますが、私が理想とする
モデルになるような関係を、
兄であり君主であった秀吉と
築けていたのが、まさに秀長なのです。


■すべては豊臣家、そして日本のため



秀長①の記事にも書きましたが、
秀長は温厚で人の話をよく聞き
気遣いや気配りがよくできて
人望があったとされています。


そんな秀長は兄の期待に応え
さまざまな役割を担うのですが、
それだけではなく自国(秀長自身の領土)の
繁栄にも力を入れていました。


具体的な取り組みについては
今回の記事では割愛しますが、
天下統一を目指す兄をサポートしながら
きちんと自国も治めたことからも、
秀長が決して人物面だけで
重宝されたのではなく、
国を治めていく者として社会的にも
優秀であったことが窺えます。


秀長の死後、
城の中から大金が見つかりました。


それは自国を発展させたことで
得られたものだったのですが、
一説によると「金子56000枚、
銀子は八畳の部屋一杯に
積み上げられていた」とされ、
現代では想像しづらいですが
かなりの大金を貯蓄していたことが
わかります。


なぜこのような大金を持っていたのか。


諸説ありますが、
自らの私腹を肥やすことが目的ではなく、
自分の死後、豊臣家が困らないように、
言い換えるならば兄が率いていくであろう
日本のために、財力を貯えていたのです。


また、国のために必要な助言も
きちんとしていました。


秀吉は天下統一をしたあとは
日本のことは秀長に任せ、
自分は朝鮮出兵を考えていました。
それは、国が大きくなれば
家臣たちにたくさんの土地を
与えられると考えたからでした。


しかしその野望に
秀長は猛反対します。


「天下統一ができたら
内政を確実なものとし、
盤石を整えることに集中してほしい。
外国は攻めるのではなく交易を結び、
友好で国を豊かにすることが大切だ。
攻撃をしてはいけない。
もしも家臣たちに渡す土地がないなら、
私の土地を渡してくれればいい」


このように説得したのです。


結局、この説得は受け入れられず
秀吉は朝鮮出兵に踏み切るのですが、
結果はともあれこのようなことを
きちんと発言できることも
ナンバー2には必要なのであり、
それを成し得た秀長はやはり
素晴らしい人物だったといえます。


自分のことはさておき、
豊臣家、兄であるナンバー1を
サポートするために生きた、
主君のために一生を捧げた秀長は
本当にかっこいい…!!


2026年……
まだまだ先ですが、
大河ドラマを楽しみにしています!!





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