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戦国武将に学ぶ!No.12~豊臣秀吉②~



”軍師” こと、株式会社GUNSHIコーポレーションの社本です。


このnoteでは経営者の軍師としての目線で、
これからの時代を生き抜く戦略を発信しています。


私は日ごろより周りの方々から
”軍師” というニックネームで、
お呼びいただいています!(笑)
社名であることもその理由ですが、
私は自他共に認める歴史好き!
とくに戦国時代が好きです。


今回は、私が好きで見習っている、
学んでいる武将や軍師を紹介するシリーズ。


歴史には諸説ありますが、
中でも私が好きなエピソードや、
『ビジネスや人生に役立つのでは?』
という目線でご紹介しています!


前回の豊臣秀吉①の記事
Facebookにもシェアしたところ、
たくさんのリアクションをいただきました!
とても嬉しかったです!
お読みくださった皆さん、
ありがとうございました!


秀吉のエピソードは、本当に勉強になる、
素晴らしい話がたくさんあります。
今回も調子に乗っ…いえ好評につき(笑)、
秀吉のエピソードをご紹介していきます。


最後まで楽しんでいただけたら幸いです。




■秀吉はイエスマン…?


豊臣秀吉の世間一般のイメージは
私が思うに、豊臣に名前を変える前…
“木下藤吉郎” や “羽柴秀吉” だった頃の
イメージが強く残っているように感じます。

豊臣を名乗る前の秀吉といえば、
織田信長にイエスマンのように
従っているイメージがあるかもしれません。


しかし実は、信長が間違った判断をしている
と思ったときには、命をかけてでも
止めに入ったり、意見することもありました。

つまり、竹中半兵衛の記事でもご紹介した、
“逆命利君” ができる武将でもあったといえます。


これを物語るエピソードがあります。
それは、信長が美濃を攻略しようと
していた時のことです。


『ここで美濃を攻略できれば天下一が
見えてくる!』という非常に重要な局面で、
避けては通れない戦いを仕掛けていました。


しかし、時の鵜沼城主、大沢次郎左衛門
(おおさわじろうざえもん)は、
『信長には絶対に負けん!』
と、徹底抗戦の構えだったために、
鵜沼城をなかなか落とせないでいました。


そこで信長は秀吉に、
『なんとかしろ!』と命じました。


秀吉は大沢次郎左衛門の元へ出向いて
調略(政治的工作、説得)を試み、
強い抵抗を見せられはしたものの、
なんとか降伏させ、信長のいる清須城まで
大沢次郎左衛門を連れて帰ります。

難しい調略を見事成功させ役目を果たし、
意気揚々と信長の元へ帰った秀吉でしたが、

『奴は信用できないから殺せ!』


と命じられます。


秀吉は、調略してきた自分の面目が
潰れてしまうことももちろん考えましたが、
それ以上に、
『ここで大沢次郎左衛門を斬ってしまったら、
世間の目にはひどい話として映る…
信長様は、信用できないひどい奴だと
思われてしまう…これは絶対にダメだ!』

と、咄嗟に判断します。


そこで秀吉は大沢次郎左衛門に謝罪し、
『信長様にあなたを殺せと言われたが、
私には殺せない。
無事に美濃まで帰ってもらいたいので、
私を人質に取って帰ってくれ!

と、とんでもない提案をしたのです!!


自ら人質を買って出るということは、
『私のこの命はどうなっても良い』
と言っているのと同じです。


大沢次郎左衛門は秀吉のこの行動に感動し、
秀吉の申し出を断って、美濃まで自力で
帰って行きました。




■命令に従うことだけが最高の貢献ではない



秀吉に生かされて、無事に美濃へ帰った
大沢次郎左衛門は、
『俺は信長方に嫌われてしまったが、
絶対に秀吉にはついたほうがいい。
だから秀吉の元へ行け!』と、
何人もの仲間を信長方に降伏させました。

結果的に秀吉は信長の命令に背きました。
しかし、降伏した美濃の人々が続々と
秀吉の元へやって来る様子を見た信長は、
秀吉を処分できませんでした。

秀吉は、
『大沢次郎左衛門を殺せ』という
直接的な命令には背いたものの、
他の多くの仲間を降伏させることに成功し、
信長の顔も立てる最高の貢献をしたのです。


信長という偉大な君主であっても、
間違っているときにはその間違いを正すべく
秀吉は命がけで行動で示し、結果的に
最高の貢献を果たしたのです。


このエピソードからは、秀吉の
“人たらし” や “イエスマン” という
イメージとはかけ離れた人物像を
知ることができると思います。

秀吉に限らずですが、戦国時代の武将たちは、
本当に皆、命をかけて戦っていたんだな…と、
つくづく感じます。


このエピソードのように、
『命をかけているか?』という問いかけは
現代においては重く聞こえるかもしれません。


しかしそれでも、本当に考え抜いて、
みんなが幸せになるような行動を
取ることができたら、
ビジネスであれ人生そのものであれ、
豊かなものになっていくのではないかと
思い知らされるエピソードです。


令和の軍師としても、
いつも心に留めておきたいエピソード…
そして毎回、『秀吉って…かっこいい…!!』
と思うエピソードでした(笑)

次回の秀吉エピソードもお楽しみに!!







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