見出し画像

戦国武将に学ぶ!No.13~島左近~



”軍師” こと、株式会社GUNSHIコーポレーションの社本です。


このnoteでは経営者の軍師としての目線で、
これからの時代を生き抜く戦略を発信しています。


私は日ごろより周りの方々から
”軍師” というニックネームで、
お呼びいただいています!(笑)

社名であることもその理由ですが、
私は自他共に認める歴史好き!
とくに戦国時代が好きです。


今回は、私が好きで見習っている、
学んでいる武将や軍師を紹介するシリーズ。


歴史には諸説ありますが、
中でも私が好きなエピソードや、
『ビジネスや人生に役立つのでは?』
という目線でご紹介しています!



最後まで楽しんでいただけたら幸いです。




■”鬼” と恐れられた武将


今日は、軍師の軍師!である、
島左近しまさこんについて書いていきます。


私は「軍師の軍師」の中でも、
とりわけこの武将が好きなのですが、
最終的には石田三成に仕えていた軍師です。

(ちなみに三成は豊臣秀吉の軍師なので、
島左近は「軍師の軍師」と言えるわけです)

この島左近、武勇に恵まれた人物で、
戦に抜きん出て強く、『鬼の左近』
恐れられたほどでした。

そんな左近をなぜ、三成は自分の家臣として
迎えたかったのか。


それは、三成自身が頭脳派で、行政の中でも
事務方のような仕事が得意だった反面、
武術や戦は苦手な一面があったからです。

三成は、自分で武力をつけるというよりも、
武力に秀でた家臣をつけることで、
自分の弱点を補っていこうとしたのです。


このような考え方は、
組織をつくるという観点において
とても素晴らしいと思います。

これは想像ですが、三成もきっと、
『どうせだったら最強の家臣を雇いたい!』
と思ったはず(笑)

そんなとき、浪人のようになっていた
島左近を見つけます。

左近はというと、さまざまな武将の元を
渡り歩き、なかなかどの武将にも
定着できずにいました。


あっちへ行ったりこっちへ行ったり
フラフラしているところを、
三成からヘッドハンティングされた…
そんなイメージです。


『鬼の左近』と呼ばれるほど強かった
左近ですが、特定の誰かに仕えるのは
御免だったようで…


三成が何度訪ねても、追い返しました。


それでも三成は三顧の礼を尽くし、
何度追い返されても、
左近を訪ね続けました。


やがて三成の情熱に負けたのか、
左近は三成の家臣として雇われるのですが、
そのとき三成が出した条件は、
石高こくだかの半分を左近に与える』
というものでした。

石高というのはつまりお金と同じですから、
石高=自国の国力、ということになります。
その半分を左近に差し出すということは、
自国の国力の半分を譲るということです。


こんなこと、普通に考えたら
言いませんよね(笑)


『そこまで言われたら…』と
根負けして、三成の家臣になった左近。


ここで注目すべきは、
左近は決して、
お金に目がくらんだのではない
ということです。


■”過ぎたるもの” と言われても、一生を捧げる覚悟


三成は、『石高がこの先増えても、
ずっと石高の半分を、左近に与える』
と言いました。
それだけ左近を家臣として
置いておきたかった証拠だと思いますが、
外から見れば愚かにみえるもので、
秀吉にも笑われたといいます。

しかし後に左近は、
『半分をくれるという約束だったが、
いらない。
今の石高で十分だから、
功績をあげ、石高が増えたときには、
自分以外の人に分けてくれ』
と言ったのです。

この言葉の背景には、
『それだけ三成は、
熱意で自分を雇ってくれた。
だったらこの人ために、
一生尽くそう』
という、左近の覚悟が窺えます。


そして左近は、関ケ原の戦いで
最期を迎えるまで、三成に尽くしました。


当時、世間では

三成に過ぎたるものが二つあり
島の左近と佐和山の城

などと謳われていました。

『鬼の左近』と世間に言わしめた
島左近という家臣、
立派な居城である佐和山城は、
石田三成にはもったいない
という意味です。

三成を揶揄するような言われ方ですが、
裏を返せば、
『あれだけすごい人物なのに、
左近はなぜ三成についたんだ!?』
と思われていたことが、
容易に想像できます。


それだけ優れた武将でしたから、
左近は当然、君主たる三成の欠点、
弱点を理解していました。


左近のすごいところは、
世間からどんなに揶揄されようとも、
決断が遅いことや、戦に弱いこと、
人望がないこと…といった、
三成の欠点諸々を理解しながらも、
終生尽くし続けたところ
です。


人にはそれぞれ弱点も欠点もあります。
上司と部下という関係であっても、
きちんとその弱点や欠点を把握して、
お互いを補い合うような主従関係になれたら、
大きな力になる
んだな…ということを、
この二人の主従関係から学ぶことができます。


この左近の強さ、忠誠心に
心打たれる人は多く、
あまり逸話が残っていない
武将ではありますが、
人気の高い武将の一人です。




そんな島左近のことが、好きすぎて…


なんとご本人と
写真を撮ってきました…!(笑)



画像1


いやあ…かっこいい!!!

逸話が少ないので…
大河ドラマとまでは言いませんが…


特番くらいは作ってほしい!!(笑)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?