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はじめまして、書くひとデビューの本読みカメラマンです

大阪でフリーカメラマンをやっています。
写真館で10年ほど働いたあと、独立しました。

本読みなんで書く事も好きなんです。
これから、いろいろnoteに綴っていくつもりです。

プロフィール代わりに話すのは、
本の凄さと、写真の素晴らしさを混ぜ合わせると、
何故か私がまともな人間になれたよって話です。

もともと私は、本ばっかり読んでる頭でっかち君でした。

幼い頃から本と共に育った子供でした。
難しい本ばかり読んで、その冊数を誇るようなことをしてました。
そうすると頭でっかちな大人に育ち、
色々こじらせてしまい、やっかいな人間になってしまいます。

そして人生の上で、完全に迷子になってしまいました。

ここで写真に出会います。

ある日、ふと、ほんの思いつきでカメラマンになろうとしました。
びっくりするくらい、軽い気持ちでのスタートです。

紆余曲折あったもの、一発逆転を狙いカメラマンとして就職します。

人物を撮るのが仕事なんですが、全然ダメでした。
頭でっかちなんです、人が見えていない。

私の写真には、撮る人と、撮られる人の人間関係が無いのです。
自分本位で、他人に興味がない。
見知らぬ人から、好かれたり、信頼されたりする訳がなかった。

でも、自分の人柄なんて簡単に変えられない。
あるものを使って戦っていくしかありません。
唯一の持ち物は、これまで読み、溜めこんできた読書のエッセンスです。

本は、作者の思考の結晶です。
知識だけでなく、人の考え方や感じ方、生き方などが一緒に織り込まれています。
それまでは、活かすことができませんでしたが、
読書で得た知識をもとに、
目の前の人が、「どんな人で」「何を感じ」「何を考え」「何を欲している」のだろうかと、考えを巡らせるようになりました。

こんなことは、人として当たり前のことです。
おそらく、人として大事な何かが欠落していて、
そんなことすら出来ていなかったようです。
そして、当たり前のことをするのにも、本の力を借りないと出来なかったのです。

初めて、目の前の人と、真剣に向き合うことができました。
全神経を張りつめて、その人の心の動きをうかがう。
「ありがとう」と喜んでもらうために、自分の力を尽くす。
まともなカメラマンになれそうな気がしました。

今では、人と接することが大好きになってしまい、
目の前の人をどうやって喜ばせようかと、それだけで頭が一杯です。
写真で人を幸せにできるなんて、とても素晴らしいことです。

ましてや私も幸せになれるんですから。

そして読書に助けてもらって写真を撮っていたのですが、
読むだけではなく、書く事に踏み出してみました。
今度は写真から学んだことを、自分の言葉で紡いでいくつもりです。

頭でっかちで、最初に間違った道を選択しがちな私です。

noteの方向性、文体、作風、全てが未確定のまま、
始めることを優先しました。

皆さまには、これからもどうぞお付き合いください。

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